ミクシィ、NFT領域で先行するDapper Labsと業務提携 スポーツ・エンタメ関連のNFTサービスを示唆
ミクシィとDapper Labsが業務提携
東証1部上場企業の株式会社ミクシィは5日、NFT(非代替性トークン)・ブロックチェーン企業Dapper Labs社と業務提携に関する基本合意書を今週1日に締結したことを発表した。
今回の提携では、ミクシィ社が「Flow」ブロックチェーンを活用した新規事業の企画・開発を担当。Dapper Labs社がブロックチェーン技術や運営ノウハウ、開発支援等を提供する形で、日本国内でのサービス提供を目指す。
また、既存サービスなどでNFTの活用を検討する上でDapper Labsがノウハウを共有する方向だという。
ミクシィ社はソーシャル・ネットワーキングサービス「mixi」や人気ソーシャルゲーム「モンスターストライク」などのコンテンツを輩出してきた国内有数のIT大手。2020年からはエンターテインメントとスポーツなどの領域にも力を入れており、共遊型スポーツベッティングサービス「TIPSTAR」を開始している。
ミクシィ社は今年9月、国内大手暗号資産(仮想通貨)取引所bitbankを運営するビットバンク株式会社との資本業務提携を発表。仮想通貨やブロックチェーン、NFT領域への参入を示唆していた。
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NFT事業への展望
株式会社ミクシィの木村弘毅 代表取締役社長は、「日本での新たなスポーツの楽しみ方や財源として、また様々なエンタメコンテンツのデジタルアセット化を通して日本のNFT市場を大きく賑わせたい」とコメント。スポーツNFTの代表格であるNBA Top Shotを引き合いに、国内のスポーツ・エンターテインメント領域でのNFTサービス提供を示唆した。
Dapper LabsのRoham Gharegozlou CEOは以下のようにコメントした。
ミクシィは、日本において新しいテクノロジープラットフォーム市場で優れた実績があり、多くのユーザーを魅了するデジタルエンターテインメントとスポーツ体験を提供する最も革新的な企業です。
ミクシィが業界に変革をもたらすパイオニアとして、NFT戦略を日本で推進するにあたり、Flowを選んでいただいたことを非常に嬉しく思います。
NFTは大きな可能性を持つ市場であり、ミクシィとともに新たな挑戦ができることを楽しみにしています。
Dapper Labsとは
Dapper Labsは昨秋人気を集めたNFTシリーズ「NBA Top Shot」などの注目コンテンツを手がけてきたブロックチェーン企業。エンターテインメント特化型のブロックチェーン「Flow」も開発しており、ユーザー数10万を誇る「CryptoKitties」シリーズなどはFlowブロックチェーン上で提供されている。
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します