米アップルCEO、ビットコインを財務資産として保有しない方針

仮想通貨決済も計画なしか

暗号資産(仮想通貨)ビットコインを財務資産として購入し保有する米国の上場企業は増えつつあるが、アップル社は追随しないようだ。

アップルのTim Cook CEOは10日、NYタイムズ主催のカンファレンスで取材を受け、「投資家がアップルの株式を通して仮想通貨へのエクスポージャーを得たいとは思わない」と、会社として仮想通貨に投資する計画はないと言及。また、アップルが仮想通貨決済を導入する計画も現時点ではないとした。

一方、Cook CEOは個人としてはビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)を保有しており、「ポートフォリオ分散化としては理にかなっていると思う」、と話した。

米上場企業として最多のビットコインを保有しているマイクロストラテジーのSaylor CEOはCook CEOの発言を受け、「仮にアップルがビットコインを購入しiPhoneでビットコインに対応することにすれば、時価総額は112兆円(10兆ドル)は下らないのではないか」とコメントしている。過去には、企業の財務準備資産としてテスラやマイクロストラテジーがビットコイン購入したことについて、アップルが追随する可能性があるとの憶測も散見された。

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アップル社は、これまで仮想通貨に関連する事業計画は発表していないが、今年5月には、仮想通貨決済に関する職歴を持つ人材募集を実施するなどして思惑を集めていた。

関連米アップル、仮想通貨決済の職歴を持つ人材を募集へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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