CoinPostで今最も読まれています

Mastercard、アジア太平洋地域で仮想通貨カード発行へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨のカード発行へ

決済大手のマスターカードは8日、アジア太平洋地域の暗号資産(仮想通貨)関連企業3社とパートナーシップを締結したことを発表した。

これから協業して、仮想通貨を使用することができるカードの提供を計画。同地域の個人や企業がカードを通して、容易に仮想通貨決済を行えるようにすることが目的だ。このカードは即座に仮想通貨を法定通貨に両替できる機能を備えており、マスターカードが提携する世界中の加盟店における仮想通貨に関する負担もない。一般的なカードと同様に支払いに使用できるという。

マスターカードは最近、仮想通貨業界への参入を加速している。先月には同社の決済ネットワークを利用する銀行や加盟店が、仮想通貨サービスを導入できる仕組みを準備していることが分かった。Bakktと連携し、デジタル資産の売買や保有、仮想通貨を活用したポイント機能、クレジットカードやデビットカードの作成などに関するサービスを提供する。

Bakktとは

米インターコンチネンタル取引所傘下のデジタル資産関連企業。ビットコイン(BTC)の先物などを提供する仮想通貨プラットフォームや、ビットコインや現金、ギフトカードなどのデジタル資産を利用・管理できるアプリ「Bakkt App」の開発など、幅広く事業を展開している。

▶️仮想通貨用語集

関連マスターカード、銀行等の仮想通貨サービス導入を可能にする新サービス提供へ

今回マスターカードが提携する企業は、香港拠点のAmber GroupとタイのBitkub、豪州のCoinJarの3社。仮想通貨の取引やブロックチェーン技術の開発など、それぞれがデジタル資産に関するサービスを提供している。

関連機関投資家向け仮想通貨企業Amber Group、2年以内に株式の直接上場目指す

これからローンチ予定のカードはクレジットカード、デビットカード、プリペイドカードの3種類。支払い時に仮想通貨を小売店に送金するのではなく、マスターカードのネットワークに送金される時には法定通貨に両替される仕組みだという。

今回の発表では「ビットコインやイーサリアム(ETH)のようなデジタル通貨のまま小売店に支払いが行われる方法は普及していない」と、仮想通貨決済の利便性の低さを課題として指摘した。

マスターカードは今回、他の地域に比べてアジア太平洋地域が仮想通貨への関心が比較的高いという調査結果を引用。5月に発表した最新のアンケート結果では、同地域で調査に応じた人のうち45%が「2022年は仮想通貨を支払いに使用することを検討する可能性が高い」と回答したという。仮想通貨に対する関心は最も高い水準になっており、世界平均は40%だったと説明した。

関連マスターカードの世界18カ国調査:コロナ禍で仮想通貨や電子マネーへの関心急増

マスターカードでパートナーシップや決済を担当する幹部は、今回の発表に以下のようにコメントを寄せている。

 

仮想通貨は投資資産だったり、また最新技術や決済ツールだったりと多くの側面を持ち、あらゆる場所で関心が高まっている。

 

当社は決済において選択肢と柔軟性を提供するために、仮想通貨の可能性を広げていきたい。

Crypto Card Programについて

マスターカードはデジタル資産戦略の一環として「Crypto Card Program」を用意している。このプログラムの目的の1つは、仮想通貨企業が、安全で規制に準拠したカードをより速く、より簡単に提供できるように支援することだ。

今回パートナーシップを締結した3社は、アジア太平洋地域で初めてCrypto Card Programに参加する企業となった。

注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
04/01 土曜日
17:20
米アマゾン、NFTサービスの開発は最終段階か
eコマース大手米アマゾンが密かに準備していると噂されるNFTマーケットプレイスについて、開発が最終段階に入ったと報じられている。アマゾンはBeepleやPudgy Penguinsといった人気NFTコレクションと提携しているという。
13:00
アービトラム財団の設立投票で反対の声
アービトラムの仮想通貨ARBのエアドロップを経て、分散型自律組織を管理する組織「アービトラム財団」設立に向けた提案の投票が開始された。予算配分や管理体制に不透明な点があると反対の声も上がる中、87%の賛成票を集めている。
12:00
ロシア下院副議長「露中印が新たな共通通貨システムを開発すべき」
ロシアのアレクサンドル・ババコフ下院副議長は、インド、ロシア、中国は、新しい共通通貨の下に新たな金融関係を構築すべきだと述べた。米ドルやユーロの覇権に対抗する格好だ。
12:00
アニモカ傘下のゲーム制作企業Darewiseとは|Life Beyondのエコシステムも紹介
Darewiseはアニモカブランズ傘下のゲーム制作会社です。「Life Beyond」はDarewiseが開発中のMMOであり、ユーザーは「Dolos」と呼ばれる惑星でエイリアンと戦い、社会生活を営むことができます。遊びながら稼ぐP2Eも可能となる予定です。
11:00
イタリア当局がChatGPTをブロック
イタリアのデータ保護当局がAI言語モデル「ChatGPT」に対し、EUの一般データ保護規則違反の疑いがあるとして一時的に制限を課したことがわかった。開発企業米OpenAI社は一部有料ユーザーのクレジットカード番号(下4桁)や住所などの個人情報が漏洩したことを認めていた。
10:15
仮想通貨取引所Bittrex、米国での事業を閉鎖へ
仮想通貨取引所Bittrexは、米国の事業を4月30日に閉鎖すると発表した。規制の不透明さを主な理由として挙げている。なお、グローバル版の事業は通常通り続ける。
09:30
米政府、計1,560億円相当のBTCを23年中に売却予定
米政府は、ダークウェブ「シルクロード」に関連する捜査で押収した仮想通貨ビットコインについて、2023年に4回に分けて合計1,560億円相当を売却する予定であることがわかった。
09:00
「GM Radio」 次回は仮想通貨送金の効率化を目指す「Superfluid」らが参加
グローバル版CoinPostによる第18回GM Radioは、4月3日の21:00からツイッタースペースで配信予定。ゲストに仮想通貨プロトコルを開発するConnextとSuperfluidを招待する。
08:20
ナスダック・AI関連株大幅上昇 米インフレ鈍化を好感
本日のNYダウは続伸し+415ドルで取引を終えた。ナスダックやS&P500もインフレ鈍化の継続を示す指標を受けて続伸した。AI関連株は大幅上昇を見せた。
03/31 金曜日
17:01
ETHGlobal Tokyo、世界的ハッカソンイベントを東京で開催へ
ETHGlobal Tokyoという世界的ハッカソンイベントが、東京で開催されます。ハッカソンとは、エンジニアやプログラマーが集結し、短期間でプロダクトを開発するイベントのこと。ETHGlobal TokyoではWeb3市場の知識を持たない開発者でも楽しめるような取り組みも充実しています。
16:34
DEA、国内電力大手の合弁会社とMOU締結
NFTゲーム開発・運用を展開するDEAは、「電力アセットNFT」を活用した社会貢献ゲームを検討する目的でGGG社とMoUを締結したことを発表した。GGGは東京電力パワーグリッドや中部電力等の合弁会社。電力アセットNFTは4月3日に発売予定。
16:32
ネクソン、「Oasys」バリデータに参画 
国内発のゲーム特化型ブロックチェーン「Oasys」のバリデータとして、大手ゲーム開発企業のネクソンが参加することが明らかになった。Oasysは第二群バリデーターとして計4社を追加予定。KDDI、ソフトバンクの参画がこれまでに発表されており、残り1社の公開が期待される。
15:04
加納裕三氏、仮想通貨取引所bitFlyerの社長復帰へ
国内有数の暗号資産(仮想通貨)取引所bitFlyer創業者の加納裕三氏が代表取締役CEOに復帰することが発表された。今後は経営改革を加速し、株式市場での新規株式公開(IPO)を目指す。
13:40
NFTゲーム「アクシーインフィニティ」開発会社、5つのゲームスタジオと提携
人気NFTゲーム「アクシーインフィニティ」を開発するSky Mavisは、「Ronin」ブロックチェーンを大幅にアップグレードし、5つのゲームスタジオと提携して、Roninエコシステムを拡大すると発表した。
12:43
AI画像生成ツールMidjourney、無料版を一時停止
AI画像生成ツールMidjourneyは、新規ユーザーの急増や無料トライアルの乱用を受け、無料トライアル版へのアクセスを一時停止した。当初、この決定は拡散されたディープフェイク画像との関連が疑われたが、新規ユーザーの流入によりサービスに支障が出たことが原因だという。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア