はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン最高値更新でシルバーの時価総額に急接近、個別銘柄はBATが高騰

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨相場の動向

9日の暗号資産(仮想通貨)市場。 ビットコイン価格は、前日比+5.2%の761万円(67,500ドル)と大幅続伸。19日ぶりに過去最高値を更新した。

BTC/USD日足

仮想通貨市場の時価総額2位に位置するイーサリアム(ETH)も過去最高値を更新し、一時4800ドルを超えた。米SEC(証券取引委員会)によるビットコイン先物ETF(上場投資信託)の歴史的な承認をはじめ、米国を中心に相次ぐ大手企業の参入、商業・金融の世界的中心地の1つである米ニューヨーク次期市長による後押しなど、追い風が吹いている。

関連:次期ニューヨーク市長、給与のビットコイン受け取りを宣言 マイアミ市長に続く

仮想通貨市場の全体時価総額が、CoinGecko基準で初の3兆ドル水準に達した。(Coinmarketcap基準=$2.92T)その内、ビットコインの時価総額1.27兆ドルは43.6%を占める。

出典:CoinGecko

株式市場と単純比較はできないが、Asset Dashのデータを目安にした場合、ビットコイン(BTC)の時価総額1.27兆ドル(143兆円)は、フェイスブック(Meta)やテスラを上回る世界6位。BTC価格が今の2倍以上(約1500万円)水準まで上昇した場合、株式会社の時価総額1〜2位のマイクロソフトやアップルを上回る可能性がある。

Asset Dash

一方、他資産クラスを含めたcompaniesmarketcapのデータで比較すると、銀(シルバー)市場の推定時価総額1.37兆ドルは、早ければ今月中にも超える可能性がありそうだ。代替資産性を有する「デジタル・ゴールド」として比較対象とされやすい金(ゴールド)市場の時価総額は、推定11.5兆ドル規模とされる。

出典:companiesmarketcap

米ニューヨークの大手投資会社SkyBridgeキャピタルは今年1月、将来的に金市場と同水準まで市場規模拡大に至る可能性もあり得ると仮定して、1BTC=535,000ドルを理論値に置いた。

昨今では、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大の影響を受け、大規模金融緩和フェーズが長期化したことにより、大量増刷された米ドルなど法定通貨の価値が希釈された上、インフレーションによる物価高の影響で相対的に目減りした。そのため、代替資産性の観点から、デジタル・ゴールドとしての性質を有するビットコインをインフレヘッジ目的で購入する上場企業が相次いでいる。

米連邦準備制度理事会(FRB)のジェローム・パウエル議長らは先週、ワクチンの普及と経済活動再開に伴い、高止まりする消費者物価指数などのインフレ率を念頭に、テーパリング(量的緩和縮小)の実施予定を確認している。

NFT市場の巨人、躍進止まらず

話題性に事欠かないNFT市場では、最大手NFTマーケットプレイスOpenSeaの月間取引量が100億ドル(1兆円)を超えたことがわかった。 8月中旬時点で月間取引量が初めて10億ドルに達し、急成長ぶりが反響を呼んだが、そこから3ヶ月間でさらに10倍まで膨れ上がった。

このことは、NFT(非代替性トークン)市場の盛り上がりが、少なくとも現時点では「一時的なブームで終わらなかった」ことを示している。

OpenSeaは先日、ベンチャーキャピタル大手のアンドリーセンホロウィッツ(a16z)が主導するシリーズBの資金調達ラウンドで1億ドルを調達。同社の市場価値は、すでに15億ドル(1700億円)に達したとされる。

関連:大手NFTマーケットOpenSea、シリーズBで100億円調達

個別銘柄

国内に上場する個別銘柄では、ベーシックアテンショントークン(BAT)が前日比+32%の約150円まで急騰した。

出典:CoinPost TOPページ

インターネットブラウザBraveは8日、暗号資産(仮想通貨)ソラナ(SOL)のネットワークを機能として統合することを発表。Braveのデスクトップとモバイルのブラウザに、ソラナ・ブロックチェーンのウォレット機能を搭載するとした。

時流の最先端に乗るソラナチェーン上で、互換性を持つようラップされたBraveの独自トークン「BAT」の利用促進が見込まれるほか、顧客基盤の拡大に寄与するものと見られる。

関連:Solana Labs唯一の日本人エンジニアが語る、ソラナの魅力

BATは、国内最大手取引所で初心者向けのコインチェックや手数料の安いアルトコイン取引所に強みを持つbitbankをはじめ、bitFlyer、GMOコインに上場している。

過去に掲載したマーケットレポート一覧はこちら

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/23 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、ヴィタリック紹介のイーサリアム新ツールやXRPのステーキング導入案など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン売られ過ぎでも反転せず、12月FOMCの据え置きが現実味を増す|bitbankアナリスト寄稿
今週のBTC対円相場は1400万円割れまで下落。ヌビディア好決算後も1400万円割れが続き、米雇用統計の強弱まちまちな内容が見通し悪化を助長。12月FOMCでの金利据え置き観測が強まる。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|金融庁の暗号資産規制方針に高い関心
今週は、金融庁の仮想通貨規制方針、ビットコイン採掘割合の95%到達、ビットコインとイーサリアムの市況分析に関する記事が関心を集めた。
11/22 土曜日
13:45
ANAPホールディングス、企業向けビットコイン戦略支援「ビットコイン道場」を開始
ANAPホールディングスが企業のビットコイン活用を支援する継続型プログラム「ANAPビットコイン道場」の提供を開始した。会計や税務などの実務を専門家が包括的にサポートし、参加企業がコミュニティ形式で課題解決に取り組む仕組みを提供する。
13:02
コンヴァノがビットコイン戦略から本業回帰、AI・ヘルスケア事業に注力へ
コンヴァノが仮想通貨ビットコインを最大約2万BTC取得する計画を取り下げ、成長中の事業へ軸足を移す。業績予想を上方修正しており本業成長を重視する戦略転換となる。
10:55
米当局がビットメイン製品を国家安全保障リスクで調査、トランプ関連企業も1万6000台使用
米国土安全保障省が中国メーカーのビットメインを調査し、機器がスパイ活動や電力網破壊に使用される可能性を指摘。トランプ大統領の息子たちの会社アメリカン・ビットコインも1万6000台を購入した。
10:05
コインベース、ソラナのミームコイン取引所「ベクター」を買収
コインベースがソラナ基盤SocialFiプラットフォーム「ベクター・ファン」を買収すると発表した。年内に取引完了予定で、ソラナエコシステムへの参入を拡大し、すべてを取引できる取引所の構築を目指す。
09:35
ベセント米財務長官、ビットコインバーにサプライズ訪問 仮想通貨業界への影響は
スコット・ベセント米財務長官がビットコインバー「Pubkey DC」を訪問し、仮想通貨コミュニティで話題になっている。業界関係者の反応と今後の影響を解説する。
08:25
NYSEがグレースケールのXRPとドージコインETF承認、25日上場予定
NYSEがグレースケールのドージコインとXRP ETFの上場を承認し、11月25日に取引を開始する。今週はビットワイズのXRP ETFやフィデリティのソラナETFも上場し、アルトコインETF市場が急拡大している。
07:45
「仮想通貨財務企業などの上場後の事業の大幅変更について対応を考える必要」JPXのCEO
日本取引所グループの山道CEOは、ビットコインなどを保有する仮想通貨財務企業への規制強化は現時点では検討していないと説明。一方で、事業の大幅変更については対応を考える必要があるとも述べている。
07:05
個人マイナーがビットコイン採掘に成功、1億8000万分の1の確率を克服
極めて小規模な個人マイナーがわずか6TH/sのパワーでビットコインブロックの採掘に成功し、約26万5000ドル相当を獲得した。確率は1億8000万分の1で、近年最も幸運なソロ採掘となった。
06:25
トム・リー率いるビットマイン、初の配当実施もイーサリアム保有の含み損は6250億円超 
イーサリアム最大の企業保有者ビットマイン・イマージョン・テクノロジーズが11月21日、2025年8月期通期で純利益3億2816万ドルを計上し、大手仮想通貨企業として初めて配当を実施すると発表した。しかしイーサリアム価格下落で含み損は40億ドル超に達している。
06:02
金持ち父さん著者キヨサキ、3.5億円分ビットコインを売却し広告事業投資へ 以前の姿勢から一転
『金持ち父さん貧乏父さん』の著者ロバート・キヨサキ氏が11月22日、約225万ドル相当のビットコインを売却し、外科センターと看板広告事業に投資すると発表した。以前の「売らずに買い続ける」発言から一転した。
05:45
マイケル・セイラー、指数除外懸念に反論「ストラテジーはファンドではない」
ストラテジー社のマイケル・セイラー会長は主要株価指数からの除外懸念に対し「我々はファンドではなく上場事業会社だ」と反論した。
11/21 金曜日
17:25
米ビットコインETF、1週間で大規模な資金流出が2回
11月20日、米ビットコイン現物ETFは9億300万ドル(約1,395億円)の純流出を記録し、史上2番目の規模となった。1週間前の記録を更新。ブラックロック、グレースケール、フィデリティの主要3ファンドで流出の大部分を占め、全ETFで純流入ゼロという異例の事態に。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧