米PayPal、新アプリで仮想通貨決済を開始
新アプリでも対応
米大手決済企業PayPalは19日、米ユーザーに向けて、新アプリで仮想通貨によるオンライン決済を開始したことを発表した。
PayPalは今年3月に、プラットフォーム上で仮想通貨によるオンライン決済を開始しグローバルで数百万以上のオンライン店舗で消費できるようにした背景がある。今回は、新たにローンチされた新アプリでも仮想通貨の決済を可能にしたものだ。
同社によると、利用者はまず「W-9」という個人の納税申告書を完成する必要があり、利用する際は、PayPalが利用者の保有する仮想通貨銘柄を米ドルに変換し、決済を実施するという。
現在、PayPalは仮想通貨の売買サービスでビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ライトコイン(LTC)、ビットコインキャッシュ(BCH)の4銘柄に対応。これらの銘柄は全部決済で利用できる。
PayPalは9月に、「スーパーアプリ」と言われる新アプリをローンチし、決済だけでなく、仮想通貨の売買や利回り商品、デジタルウォレットの新規機能を一元化した。
また、8月にはPayPal傘下の送金アプリVenmoが仮想通貨の購入に関する新たな機能を導入し、利用者がクレジットカードによる現金還元を利用し上述4銘柄の仮想通貨を購入するサービスも提供開始した。
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します