米NFL、Polygon基盤のNFT電子市場をローンチ
アメフトのNFTチケット
アメフトの米プロリーグ「NFL」は19日、NFT(非代替性トークン)チケットのマーケットプレイスをローンチしたことがわかった。
NFTはイーサリアム(ETH)のスケーラビリティソリューションを提供する仮想通貨ポリゴン(MATIC)のブロックチェーン上で発行されるもので、NFL公式は、チケット販売会社「Ticketmaster」で発売される特定の試合のチケットを購入したファンに、NFT版のチケットである「バーチャル記念チケット」を付与すると説明。
また、NFLは32チーム、計125種の限定NFTコレクタブルもリリースし、マーケットプレイスで販売している。下図がその一例だ。
NFT事業について、NFLリーグは9月に、NBA Top ShotやCryptoKittiesのNFTで知られるDapper Labsと提携し、FLOWブロックチェーン基盤のNFTトレーディングカードゲームを計画していることも報じられた。
また、ポリゴンブロックチェーンの利用については、NFLを代表するタンパベイ・バッカニアーズのQB、トム・ブレイディ選手が独自で創設したNFTプラットフォーム「Autograph」もポリゴンでNFTを発行している。
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NFTとは
「Non-Fungible Token」の略称で、代替不可能で固有の価値を持つデジタルトークンのこと。
ゲームのアイテムなどで利用が大きく広がっているが、ブロックチェーンによってはNFT発行の際にマイニングが必要になり、大量の電力消費を伴うことがあるため、環境への影響が問題視されている。
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