Dapper LabsがNFLと提携か
NBA Top ShotやCryptoKittiesなどで知られるDapper Labsは、新たな事業として世界最高峰の米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)と提携したNFTマーケットプレイスを計画している。Sports Business Journal紙が報じた。
Dapper Labsとは
Dapper Labsは、独自ブロックチェーンFLOWと共に、キャラクター育成ゲームの「CryptoKitties」やトレーディングカードゲーム「NBA Top Shot」などを展開。
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The Blockの情報によれば、NationalFootball League(NFL)とNFL Players Association(NFLPA)が、第三者割当増資などを通じてDapper Labsの株式を取得する可能性がある。NFTゲーム黎明期のCryptoKitties(クリプトキティーズ)で大きな成功を収め、NFT特化型のFlowブロックチェーンを開発するDapperLabsは、今年初めに3億500万ドルを資金調達している。
また、Dapper Labsは先月、米投資企業Coatue Venturesの主導する資金調達ラウンドで、270億円の資金調達を発表した。そのほか、シリコンバレー大手VCのa16zやGV(旧:グーグルベンチャーズ)、GIC(シンガポールの政府系ファンド)などが投資家として参加している。
今回、匿名の情報源として報じられた内容によると、NFLと提携した新たなNFT事業は、NBA Top Shotと同様に、選手やそのプレーシーンなどをカードとして取引することが可能になる模様だ。NFLの優勝決定戦となるスーパーボウルは毎年2月に開催されるが、今季のフットボールシーズンが終わる22年1月までにローンチされる見込み。
最高峰のプロバスケットボールリーグであるNBAのスター選手のNFT化して大きな反響を呼んだ「NBA Top Shot」では、試合中の選手の写真やプレイ動画がカード化されており、ユーザーはカードパックを購入することでカードを収集することができ、カードによってレアリティに違いがある。
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