ビットコイン6万ドル台キープ出来ず再転落、アバランチ時価総額トップ10に浮上
仮想通貨市況
週明け22日の暗号資産(仮想通貨)市場。 ビットコイン価格は、前日比-2.37%の659万円(57,744ドル)と軟調な値動き。
現時点で過去最高値からの調整幅は約15%。52,000〜53,000ドルのサポートライン(下値支持線)付近まで下落した場合、2021年以降の強気相場におけるプルバックの底値水準-20%台に達する。
週足では典型的な天井シグナルを示唆しており、4時間足で高値を切り下げる中、上値抵抗線の6万ドル(青ライン)をブレイクして下値支持線にロールリバーサルできるかどうかは目下の焦点と言えそうだ。
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先週まで「楽観」を示していたFear&Greed Indexは、50の中立まで落ち着いた。
直近の市況について、ブロックチェーンデータ提供企業のSantimentは、大量のステーブルコイン(USDT)が取引所に入金されたことは、投資家の潜在的な「押し目買い(buy the dip)」圧力を示唆しているとの見解を示した。およそ4ヶ月前のトレンド転換時における(底値からの反転前)水準に匹敵するという。
オンチェーンアナリストの_Checkmate.btc氏は、BTCホルダーの利益率を表す「SOPR(Spent Output Profit Ratio)」が、損失域を示すマイナス圏に転じたことを指摘した。
過去の相場において、高値圏で買ったホルダーの降伏(損切り)は、底打ち反転シグナルの一つとして概ね機能している。ホルダーの入れ替わりは、上値の軽さにつながりやすい。
アルト市場と個別銘柄
スマートコントラクトプラットフォームAvalancheのネイティブトークン「アバランチ(AVAX)」が、時価総額トップ10まで浮上した。
アバランチは、相互運用可能で拡張性の高いエコシステムとして知られ、分散型アプリケーションとエンタープライズブロックチェーン展開を開始するためのオープンソースプラットフォームだ。
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16日には、世界4大監査法人であるデロイト・トーマツの災害復旧用のプラットフォーム開発に、アバランチチェーンが利用されることが材料視された。
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シンガポールの大手ヘッジファンドThree Arrows CapitalのZhu Su CEOは、保有していたイーサリアム(ETH)のポジションをアバランチ(AVEX)に持ち替えたことを明かした。
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イーサリアム経済圏を中心にDeFi(分散型金融)やNFT(非代替性トークン)の市場規模が急拡大する中、高止まりするネットワークのトランザクション手数料(Gas代)がボトルネックとなっており、ソラナやアバランチなど安価かつ高性能チェーンへの代替需要が大幅上昇している。
Avalanche財団は今年8月、1億8000万ドル規模の流動性マイニング・インセンティブプログラム「Avalanche Rush」を発表した。AaveおよびCurveの提供者(投資家)向けの流動性マイニングインセンティブとして、Avalancheのネイティブトークン「AVAX」を獲得できることにより、中・長期保有の動機を強めている。
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