ロシア初、デジタル資産発行会社がトークン化のライセンスを取得

Atomyzeが承認を受けた

ロシア中央銀行は3日、Atomyze社がデジタル資産の発行企業として承認されたことを発表した。同国初の事例となる。

Atomyze社はロシアの鉱業および製錬大手Nornickel社が採掘した金属をトークン化する企業で、ロシア中央銀行によるライセンスのもとでトークン化事業が合法化となり、今後投資家にトークンの発行及びウォレットの提供を行っていく。また、トークン化についてはHyperledger Fabricというブロックチェーンが利用されるという。

Atomyze社は昨年1月にライセンスを申請。 他には、ロシア最大手銀Sberbankも同類のライセンスを申請しており、独自のステーブルコイン発行を計画している。

関連ロシア大手銀Sberbank、独自ステーブルコインを21年春に提供開始か

ロシアでは2020年、中央銀行のライセンスが付与された企業がデジタル資産を発行できるという法律が施行された経緯がある。また、先週、ロシア政府は仮想通貨の規制に関するロードマップ(計画表)を作成したことが報じられた。

関連ロシア、仮想通貨規制のロードマップを作成

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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