アスター基盤DEXのArthSwap、OKX含む大手VCから資金を調達
大手VCから資金調達
アスターネットワーク(ASTR)基盤DEX(分散型取引所)のArthSwapは28日、シードラウンドの資金調達で大手仮想通貨VCファンドのOKX Blockdream Venturesなどから資金調達をしたことを発表した。OKX Blockdream Venturesは取引所OKX(旧:OKEx)によるファンドだ。
ArthSwap側は、今回の資金調達で「Astarエコシステムの有力ファンドであるNext Web Capitalと、ポルカドット(DOT)エコシステムの有力投資家2社から資金提供を受けた」と報告した。なお、詳しい金額は明かしていない。
調達した資金は、「Astar NetworkおよびAstarコミュニティとエコシステムへのコミットメントを高め、開発を加速させるために使用」すると説明している。
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今回の資金調達にあたって、Next Web Capitalとアスターネットワークの創設者である渡辺創太氏は、以下のようにコメントした。
ArthswapはAstarネイティブで、非常にアジャイルかつ急速に成長しているチームだ。
Astar上のマルチチェーン・プロジェクトを支援することは、我々にとって大きなチャンスだ。Arthswapは、Astar Networkとともに成長し、Web3世界の基本的なインフラになるだろう。
また、OKX Blockdream Venturesの創業者であるDora氏は、ArthSwapのTVL(ロックされた資金の総額)引き合いに出してその実績を評価し、将来性に期待感を示した。
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AtrhSwapとは
AtrhSwapは、ポルカドット(DOT)上のdApps(分散型アプリケーション)ハブとして機能するL1ブロックチェーンのアスター基盤のDEX。あらゆる機能が搭載されたワンストップDeFiプロトコルを目指しており、アスターを代表するdAppsとなっている。
現時点では、ポルカドット・アスターの両チェーン上でTVL(Total-Value-Locked)第1位を記録しており、今月8日にはロックされた資金の総額が1億ドル(約120億円)にまで達した。
また、同アプリケーションの基盤となっているアスターネットワークは、TVLを10億ドル(約1200億円)まで伸ばしており、最近ではNFT(非代替性トークン)領域に進出するなど、数々の提携を発表している。
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します