techtec、新たな「Learn to Earn」プロダクト開発で資金調達
大手ファンドから資金調達
教育分野などでブロックチェーンの活用を進める株式会社techtecは29日、新たな「Learn to Earn(勉強して稼ぐ)」プロダクトの開発に向けて、複数の大手ファンドから資金調達をしたことを発表した。
今回資金調達は「グラントを交えたハイブリッドなスキーム」となっており、資金提供をしたのは、DFINITY Foundation、dYdX、The Graph、cLabs、NEAR Foundationの計5つのファンド。業界内でも名の通った複数のファンド・グラントが参加した格好だ。
techtec側は、今回調達した資金を「新たに開発するLearn to Earnプロジェクトの開発資金として使用」することを計画していると説明。なお、今回調達した資金は全てトークンで受け取っており、「価格が大きく変動していることから、正しい情報をお届けできない」として具体的な調達額は非公開とした。
また、「Learn to Earnというサービスの性質上、今回は資金調達に加えてパートナーシップの締結も兼ねたもの」と説明しており、今後はファンドの関連チェーンに対応、あるいはそれらを題材として扱う教育系プロダクトがリリースされるという見方ができる。
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techtecについて
株式会社techtecは、一般社団法人DeFi協会(JDA)の創設者として知られる田上智裕氏によって設立されたブロックチェーン関連企業で、ブロックチェーンを活用した教育系プロダクト「PoL(ポル)」と「クリプトカレッジ」を運営している。
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PoLは、学習すると報酬としてトークンが貰えるL2E(Learn to Earn)という仕組みを早くから導入した教育サービス。主に暗号資産(仮想通貨)・ブロックチェーンの学習サービスとして機能しており、現在では報酬のPoLトークンの保有者数が1万人を超えている。
クリプトカレッジは、Web3.0について学習するための教育サービスとなっており、入会権をNFTとして発行し、外部のマーケットプレイスで販売するといったことにも挑戦をしている。
新たに開発している「Learn to Earn」プロダクトは、ブロックチェーン関連以外の幅広い題材を扱ったサービスを予定しており、「すでにサービス構想やトークン設計は仕上がりつつあり、あとはプロダクトに落とし込むだけの状態」だという。
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します