「ルパン三世」シリーズのNFT発売へ、1BLOCKの3DNFTプロジェクトとコラボ
ルパン三世がNFTをリリース
アニメ「ルパン三世」PART6の公式ツイッターアカウントは23日、NFT(非代替性トークン)アイテムを販売することを発表した。
トムスエンターテインメントが運営する情報サイト「ルパン三世NETWORK」によると、ルパン三世のNFTは日本初の3DCGを軸にしたデジタルファッションレーベル「1BLOCK」とのコラボレーションより実現。以下2つのラインナップがリリースされる。
『LUPIN THE ⅢRD』×「MetaSamurai」3,333体の3DアバターNFTコレクション「MetaSamurai」とのコラボアイテム。 ルパン三世(LUPIN THE ⅢRD)シリーズの主要3キャラクター、ルパン三世、次元大介、石川五ェ門の3Dアバターを各40体、計120体限定で販売。 「MetaSamurai」のNFT所有者に優先購入権が付与される予定。
『LUPIN THE ⅢRD』×「AIR SMOKE ZERO」バーチャルスニーカーNFTコレクション「AIR SMOKE ZERO」とのコラボアイテム。360度眺めることができ、デジタルアイテムならではの演出が施されている。 『LUPIN THE ⅢRD 次元大介の墓標』、『LUPIN THE ⅢRD 血煙の石川五ェ門』、『LUPIN THE ⅢRD 峰不二子の嘘』の3作品をモチーフにした唯一無二のデザインを計20足限定で販売。 「Air Smoke Zero」「MetaSamurai」のNFT所有者に優先購入権が付与される予定。
NFTとは
「Non-Fungible Token」の略称で、代替不可能で固有の価値を持つデジタルトークンのこと。ブロックチェーンゲームの「デジタルアイテム」交換などに用いられるのみならず、高額アート作品の所有権証明や、中古販売では実現の難しかった「二次流通市場」における権利者(クリエイター)への画期的な還元手段としても注目を集める。
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1BLOCKとのコラボレーション
TVアニメ『ルパン三世 PART6』は、アニメ化50周年を迎えた2021年にスタートした最新シリーズで、毎週土曜日24時55分から日本テレビ系で放送されている。
1BLOCKは、ロサンゼルスと東京に本拠を持つWeb3(分散型ウェブ)クリエイティブスタジオ。3DCG(3次元コンピュータグラフィックス)やブロックチェーンなど最新テクノロジーを用いたデジタルコンテンツ開発の統合プロデュースを行う。
同社が手がけた日本初のコレクタブルバーチャルスニーカー(NFT)「AIR SMOKE 1」は、1点物という希少価値もあり4月のセール開始時にわずか9分で約140万円(5ETH)で完売した実績を誇る。同社がBABYMETALとコラボレーションした際には、バーチャルワールド「METALVERSE(メタルバース)」で着用可能なシューズや、フィジカルのスニーカーも保有者に付与される特別なNFTとして販売された。
ルパン三世の3DNFTに追加のユーティリティが設けられるかどうかは定かではないが、詳細は「1BLOCK」のdiscord内で発表される。
ブロックチェーン分析企業チェイナリシス社によると、NFT市場の取引量は2022年の最初の4ヶ月間で4兆8,373億円(370億ドル)に上り、昨年1年間の総計5兆2,340億円(400億ドル)に迫る勢いで成長し続けている。NFT市場参加者数も継続して増加しており、22年第1四半期には前期比32万3,000増となる95万アドレスがNFTを売買している。
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世界的にNFTマーケットが拡大する中、日本のIP(知的財産)がNFT化される事例も増加。21日には、「週刊少年ジャンプ」で連載された人気サッカー漫画『キャプテン翼』が、ブロックチェーンベースのメタバース(仮想空間)『The Sandbox』上で『キャプテン翼Land』を構築する計画が発表されたばかりだ。
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します