国内ブロックチェーン企業フィナンシェ、7億円超の資金調達を完了

累計資金調達額は約13億円に

株式会社フィナンシェは5日、約7億7,000万円を資金調達したことを発表した。今回の調達で、同社の累計資金調達額は13億円以上に達した。

今回の資金調達は、既存株主であるB Dash Venturesが運営するファンドに加わる形で、MTG Ventures、Headline Asia、Infinity Ventures Crypto (IVC)、Dawn Capital、アミューズ、W ventures、THE SEED、そして投資家の松本浩介氏が新規で参加した。

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なお、フィナンシェ社は調達した資金の使用用途を公開していないが、2022年は「FiNANCiE」で取り扱うジャンルを拡大し、「“コミュニティ主導”のクリエイターエコノミーをグローバルエコシステムへ拡張していくことを目指す」と説明した。

フィナンシェ社の國光 宏尚代表取締役は、資金調達について以下のようにコメントした。

2019年3月のローンチから、多くの方の協力もあり「フィナンシェ」は大きく成長をしてきました。現在、個人やスポーツチーム、エンタメ系プロジェクトを中心に170以上のトークン (FT&NFT) 発行をサポートするところまできました。

Web3 × クリエイターエコノミーは間違いなく「Next Big Thing!」心強い仲間や株主・アドバイザーの皆さんと共に、”10億人の挑戦を応援するクリエイターエコノミーの実現” に向けて全力で挑戦し続けたいと思います。 Web3 is Now!

國光氏は、国内のブロックチェーン領域で様々な活動を行ってきた人物。過去には上場企業gumiを創業(現在は退任済)しており、これまでクリプト系ファンドで出資を進めてきた。

21年9月には、連結子会社のgumi America, Inc.において、暗号資産(仮想通貨)・ブロックチェーン事業に投資する1億ドル(約110億円)規模のファンドの組成を決議している。

関連:コインチェック、フィナンシェと提携で第二弾「IEO」の実現目指す

フィナンシェとは

フィナンシェ社は、ブロックチェーンを活用したクラウドファンディングプラットフォーム「FiNANCiE」を提供する企業。同プラットフォームでは、スポーツチームやクリエイターがファントークンやNFT(非代替性トークン)を発行し販売することで資金を獲得できる。

国内暗号資産(仮想通貨)取引所のコインチェックと協業する形で「フィナンシェトークン」の発行とIEO実施の準備も進めており、また最近では、他企業をサポート対象とする、Initial Exchange Offering(IEO)支援事業を開始することを発表した。

IEOとは

IEO(Initial Exchange Offering) の略称、プロジェクトが開発・発行するトークンの資金調達を仮想通貨取引所が支援する仕組み。多くの場合で上場までサポートする。

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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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