ブロックチェーンゲーム企業Murasaki、約2億円を資金調達

22年末までにラウンドを完了予定

ブロックチェーンゲーム開発会社のMurasaki B.V.は15日、シードラウンドで約2億円(150万ユーロ)を資金調達し、ファーストクローズしたことを発表した。

Murasaki社は、オランダを拠点とするゲームスタジオ。GameFiやNFTを活用したゲームを制作しており、現在は、日本人開発者が中心となり、ブロックチェーンゲーム「Cyberstella」の開発を進めている。

「クローズ」とは、同一ラウンドにおいて、複数回投資を締結(クローズ)するときに使用される言葉。「ファーストクローズ」の場合、第一回の投資締結を指す。

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今回のファーストクローズは、第三者割当増資形式で実施され、国内ベンチャーキャピタル(VC)のスカイランドベンチャーズ株式会社のほか、インキュベイトファンド株式会社やプレシード特化のVC、mintが引受先となった。

調達資金は「Cyberstella」及びセカンドタイトル開発と、2023年1月に発行予定のガバナンストークン「STL」の価値創出に向けた組織作りに使用される。今後は国内外のベンチャーキャピタルや機関投資家からトークンによる追加調達を行い、2022年末にシードラウンドを完了する見込みだ。

GameFiとは

DeFiの分野の一つで、ゲームをプレイすることでお金を稼ぐことが出来る「Play-to-Earn」を特徴とするプロジェクト・ゲームなどを指す。ブロックチェーン技術などを基盤にする。

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10月にNFTセール実施を計画

今回の出資について、スカイランドベンチャーズ社の木下慶彦パートナー・CEO(最高経営責任者)は、以下のようにコメントした。

投資した背景は、一つ目は経営陣がそれぞれユニークな経営経験を積んで集結していること。二つ目は日本の優秀なゲーム開発者を集めてグローバルに挑戦することにあります。日本のゲーム産業が世界で成功してきたことは歴史が証明しており、あとは成功するまでやり切るだけです、応援しています。

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また資金調達の実施に伴い、インキュベイトファンド社の和田圭祐氏と佐々木俊介共同創業者が、Murasaki社の社外取締役に就任する形となる。

なお「Cyberstella」については、10月にNFTのプレセールが実施される予定。これに先駆けて短編漫画がリリースされる。

漫画にはオーナーによって設定されたキャラクター毎の世界観やストーリーが反映される予定で、それ以外の参加型企画の実施も構想中。ゲーム本編は23年1Q(1月~3月)中のリリースを計画している。

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
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