バイナンスラボ、新ブロックチェーン「Aptos」に2回目の出資
前回の出資は3月
大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスのベンチャーキャピタル部門バイナンスラボは15日、新レイヤー1ブロックチェーンプロジェクト「Aptos Labs(アプトス ラボ)」に2回目の出資を行ったことを発表した。前回同様、出資金額は開示していない。
Aptos Labsは3月、7月に計2回の資金調達を発表。1回目は2億ドルで2回目は1.5億ドル。バイナンスが参加したのは3月のほうで、そのほかにもAndreessen HorowitzやTiger Global、Multicoin Capital、FTX Ventures、Coinbase Ventures、Franklin Templetonが投資家勢に名を連ねた。ブルームバーグによると、Aptos Labsの企業価値は3月から4倍となり、5,700億円(40億ドル)に達しているという。
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Aptosは新たなスマートコントラクトプラットフォームとして、イーサリアム(ETH)やソラナ(SOL)のようなレイヤー1ブロックチェーンと競合。フェイスブックが開発した新たなプログラミング言語である「Move」を採用することによって、既存のネットワークからより多くの開発者を集める狙いがある。AIT3テストネットを先週終了し、メインネットのローンチは今年の第3四半期内に控えている。
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今回バイナンスから新たに調達された資金について、「安全でスケーラブルなブロックチェーンの構築を継続するため、Aptosは新たな資金でチームを拡大し、革新的なレイヤー1インフラの開発をサポートする予定。また、エコシステムの取り組みとツーリングも構築していく」と説明された。
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