LINE NFT、JR西日本のNFTコレクションを販売へ
寝台特急のNFTなどを販売
LINE Xenesis株式会社は6日、NFTマーケットプレイス「LINE NFT」で「JR西日本 懐鉄NFTコレクション」をリリースすることを発表した。
「LINE NFT」は、4月に正式ローンチされたマーケットプレイスで、吉本興業ホールディングスなど10種類以上のコンテンツと提携し、関連するNFTなどを展開している。
購入したNFTは、「LINE BITMAX Wallet」に保管でき、またLINEに登録した友人と交換することも可能。22年7月には、「LINE」のプロフィールアイコンおよび「LINE NFT」のマイページにNFTを設定できる「プロフィールNFT」が試験実装された。
「JR西日本 懐鉄NFTコレクション」は、JR西日本グループの鉄道開業150年を記念したNFT(非代替性トークン)で、32種類の優等列車ごとに、それぞれ以下の3種類のNFT(合計96種類)が展開される。
- トレーディングカードNFT
- 3DフィギュアNFT
- トレインマークNFT
NFTはそれぞれの商品につき100個が展開され、10月14日から11月14日までの32日間、連続で発売される計画。各NFTには、固有のシリアルナンバーが刻印される。期間後、NFTの公式販売は終了するが、二次流通(個人売買)は行える仕組み。
3DフィギュアNFTは、ミニチュアになった各列車が回転する動画で、車内チャイム「鉄道唱歌」・「ハイケンスのセレナーデ」・「アルプスの牧場」のいずれかの音声が流れるとLINE Xenesis社は説明。購入したNFTについては、LINEのプロフィールアイコンおよびLINE NFTのプロフィールに設定できる。
10月14日には第1弾として、過去に寝台特急として運行されていた「トワイライトエクスプレス」のNFTが販売される。以降、それぞれの日に発売される列車NFTの詳細については、後日公表される予定だ。
なお、8日に日比谷公園で行われる「第29回鉄道フェスティバル」では、「JR西日本 懐鉄NFTコレクション」のリリースを記念して、500系新幹線NFTの先行販売を実施。販売数は500個限定で、価格は1,500円(税込)だ。
NFTとは
NFTとは、「Non-Fungible Token」の略称で、代替不可能で固有の価値を持つデジタルトークンのこと。ゲームや音楽、アート作品、各種証明書など幅広く技術が活用されている。
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なお、NFT領域に参入したJR西日本とは別に、JR東日本は22年春にメタバース(仮想現実)領域に展開。日本を代表するアニメ業界の集積地である秋葉原駅近辺をメタバース上で再現した。
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続くNFT市場への参入
日本国内では、企業にや著名人によるNFT市場への参入が続いており、22年9月末には、有名ホラー漫画家伊藤潤二氏の作品「富江」を題材にしたNFTコレクション「TOMIE by Junji Ito」が発表された。
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過去にNFTプロジェクトに参画してきたテレビ東京も9月、NFT領域での活動を拡張すると公表。NFTマーケットプレイス「fancity」を10月中に開設する計画と明かした。アニメ系のNFTを取り扱い、静止写真や人物やメカの設定が書かれた設定画のNFTが販売される予定だ。
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