はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

LINEのNFTマーケットプレイスが新登場、おすすめポイントを解説

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

LINE株式会社は、NFT(非代替性トークン)マーケットプレイスやウォレットなどのトークンエコノミーの展開をしています。

NFTマーケットプレイスは、簡単登録・ネットワーク手数料ゼロ・秘密鍵の保管不要という特徴があるため、初めての方でも気軽に利用できます。

本記事では、LINEのNFTマーケットプレイスの特徴やおすすめポイント、出品・販売方法を紹介します。

関連:非代替性トークンNFTとは|主な特徴と将来性を解説

目次
  1. LINE BITMAX WalletのNFTマーケットプレイスとは
  2. LINE NFTマーケットβをおすすめする3つのポイント
  3. LINE NFTマーケットβの取り扱い商品
  4. LINE NFTマーケットβでNFTを購入するには
  5. LINE NFTマーケットβでNFTを販売するには
  6. LINE NFTマーケットβにおける注意点
  7. まとめ:LINE NFTマーケットβで気軽にNFTを楽しんでみよう

1.LINE BITMAX WalletのNFTマーケットプレイスとは

LINEの子会社LVC株式会社が提供するデジタル資産管理ウォレット「LINE BITMAX Wallet」内で、「NFTマーケットβ」が提供されています。

関連:仮想通貨取引サービスLINE BITMAXとは |初心者向けに特徴を解説

LINE独自のブロックチェーン「LINE Blockchain」を活用しており、決済には独自通貨LINK(LN)が用いられます。

関連:LINE Blockchainとは|独自トークンLINK(LN)の付与やユースケースについて解説

LINEのNFTマーケットβの主な特徴は下記の通りです。

LINEアカウントのみでデジタル資産の管理ができる(秘密鍵不要)
LINEの友だちとデジタル資産の送受信ができる
様々なブロックチェーンサービスへのアクセスができる

上記の特徴に加えて、2021年9月17日よりコンテンツ料金の設定が実装されました。

出品者はLINEのNFTマーケットプレイス内で作品が購入されるたびに、収益を得られる基盤が整いました。

また、LINEはZホールディングスとの経営統合を終えています。

Zホールディングスはヤフーを傘下に収めており、今後はLINEのNFTマーケットプレイスで取得したアイテムを、ヤフオクに出品できるよう連携を進めていくそうです。

LINEの国内ユーザー数は8,900万人であり、今後もエコシステムの拡大が期待されます。

なお、現在はβ版での提供ですが、より機能を充実させた「正式版」が年内にリリースされる予定となっています。

関連:LINE、NFTマーケットプレイスの提供開始 決済は仮想通貨LINK

2.LINE NFTマーケットβをおすすめする3つのポイント

NFTの売買は複雑で難しいとイメージされる方は多いでしょう。

しかし、LINE NFTマーケットβを利用することで、簡単・お手軽にNFTの売買を行えます。

さらに、出品者は永続的に報酬を受け取ることも可能です。

以下では、LINE NFTマーケットβをおすすめする3つのポイントをご紹介します。

2-1 LINE BITMAX Walletの口座保有者はお手軽

LINE NFTマーケットβの利用に必要なものは、「LINE BITMAX Wallet」です。

LINE BITMAX Walletは、LINEアカウントのみで、本人確認をすることなく登録ができます。

ただ、LINE NFTマーケットβでNFTの出品と購入をする際は、仮想通貨取引サービス「LINE BITMAX」への登録が必要です。

関連:LINEがNFTマーケットプレイスを提供へ、BITMAXウォレット内で売買可能に

そして、取引通貨として使用されている通貨が、LINEの独自通貨LINK(LN)です。

例えば、LINE NFTマーケットβでNFTを3LNで販売した場合、LINE BITMAX Walletに3LNが入金されます。

LINKはビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)などの仮想通貨もしくは日本円との換金が可能です。

上記の説明を簡単にまとめると、以下の通りになります。

NFTマーケットβを見るだけ→LINE BITMAX Walletに登録
NFTマーケットβで出品・購入する→LINE BITMAX Wallet+LINE BITMAXに登録

2-1-1 LINKリワードプログラムとは

LINKリワードプログラムとは、対象となるサービスを使うことで、LINKリワードが付与されるプログラムです。

貯まったLINKリワードは、LINKや日本円などと交換できます。

LINEのNFTマーケットプレイスの利用を考えている場合、まずはプログラムに参加して、LINKを貯めるようにしましょう。

2-2 コンテンツの二次流通で手数料を受け取れる

LINE NFTマーケットβでは、出品者はコンテンツ料(ロイヤルティ)の設定を行えます。

コンテンツ料を設定すると、出品したNFTがNFTマーケットβ内で売買されるたびに、永続的に手数料として収益を得られます。

販売後も収益を得られる可能性があるため、クリエイターは重宝するでしょう。

2-3 ネットワーク手数料(Gas)がかからない

一般的なNFTマーケットプレイスでは、イーサリアムチェーンでの取引となり、ガス代と呼ばれるネットワーク手数料がかかります。

イーサリアムチェーンでは、ガス代の高騰とトランザクションの遅延が問題となっているため、NFTに興味があるものの、購入できていない人は多いでしょう。

LINE NFTマーケットβでは、ガス代は無料で処理速度も申し分ないため、気軽にNFTを楽しめます。

3.LINE NFTマーケットβの取り扱い商品

NFTマーケットβでは、実際にどのようなNFTが取引できるのでしょうか?

3-1 LINE Blockchain限定NFT

6月にNFTマーケットβがローンチされたことを記念して発行された、LINE Blockchain限定NFTを売買することができます。

これは、LINE Blockchainのロゴにある緑・水色・青の三種類のブロックをNFT化したもの。執筆時点で10,000個以上が出品されており、安価で購入可能です。

3-2 BROWN&FRIENDSデジタルトレカ

LINEが主催したキャンペーンに応募した人がもらえるNFTが売買できます。

LINEの様々な公式キャラクターのコミカルな画像データがNFTされており、こちらも安価で購入可能。今後も同様のキャンペーンが行われる可能性はあるので、興味のある人はLINE BITMAX Walletの公式アカウントからの通知をチェックするようにしましょう。

3-3 ももクロメモリアル

アイドルグループ「ももいろクローバーZ」結成10周年を記念して東京ドームで開催されたライブの画像を使用したトランプ型デジタルカード「ももクロメモリアルNFTトレーディングカード」も、2021年10月より取り扱われています。

2,288パック限定で販売されている中の一部がNFTマーケットβでも流通しています。全52種類あり、1パックにNFTトレカが10枚入っています。

3-4 取り扱い予定

2021年10月に発売開始された、大手ゲーム企業スクウェア・エニックスとブロックチェーン企業doublejump.tokyoが共同開発したNFTデジタルシール「資産性ミリオンアーサー」を、NFTマーケットβで二次流通させることができるようになる予定となっています。

資産性ミリオンアーサーは「集めて貼って楽しめるNFTデジタルシール」。スクエニの提供するスマートフォン向けゲーム「拡散性ミリオンアーサー」(現在はサービス終了)より始まった人気シリーズで、同シリーズはこれまでWEBアニメ化もされています。

4.LINE NFTマーケットβでNFTを購入するには

LINE NFTマーケットβでNFTを購入する手順を紹介します。

1購入したいNFTを選択

NFTマーケットβのトップ画面から、購入したいアイテムを探し、「購入」をタップします。

2LINE Payのパスワードを入力

LINE BITMAXの画面が表示されます。LINE Payのパスワードを入力した後に、NFTの購入が完了します。

5.LINE NFTマーケットβでNFTを販売するには

LINE NFTマーケットβでNFTを販売する手順を紹介します。

1LINE BITMAX Walletに登録

まずはLINE BITMAX Walletに登録します。登録に必要なものは、LINEアカウントです。

規約などに同意をして、パスワードを設定したら登録完了です。

2NFTを出品

NFTマーケットβのトップ画面から、「出品」をタップし、出品したいNFTアイテムを選択します。

3販売価格の設定

販売価格(LNの単位)とコンテンツ料を設定します。

4出品完了

LINE BITMAX Walletのパスワードを入力して出品完了です。

6.LINE NFTマーケットβにおける注意点

ガス代が無料で、コンテンツ料の設定もできるLINE NFTマーケットβは魅力的ですが、利用前に知っておくべき注意点もあります。

取引に対応している通貨は、独自通貨LINKのみで、他の仮想通貨では売買不可能です。

また、LINKリワードには交換期限があるため、期限を迎える前にLINKに転換する必要があります。

以下では、LINE NFTマーケットβを利用する際の注意点を紹介します。

6-1 「LINE Blockchain」上のNFTのみ取引可能

LINE NFTマーケットβで取引できることは、LINE Blockchain上のNFTのみです。

例えば、OpenSeaで購入したNFTを、LINE NFTマーケットβで販売することはできません。

また、売買で使用できる通貨は独自通貨LINKのみであり、ビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨は利用できない点にも留意しましょう。

6-2 LINKは受取期限がある

LINKリワードを受け取った後は、期限までにLINKに転換する必要があります。

期限が過ぎたLINKリワードは、LINKに転換できません。LINKリワードの期限の確認手順は以下の通りです。

  1. LINE BITMAX Walletを開く
  2. メインメニュー「トークン」、「LINK/LN」の順にタップ
  3. 「受け取り可能なLINK」をタップ

7.まとめ:LINE NFTマーケットβで気軽にNFTを楽しんでみよう

LINE NFTマーケットβでは、秘密鍵の管理の必要がなく、ネットワーク手数料がかかりません。

LINEアカウントのみで、すぐに登録できるため、初めてNFTの売買をする方でも気軽に利用できるでしょう。

LINEのトークンエコノミーには、独自通貨LINKやウォレット、仮想通貨取引サービス、dApps(分散型アプリケーション)、NFTマーケットが揃っています。

今後は様々なサービスとの拡大、および更なる盛り上がりに期待されるため、興味ある方はぜひ利用してみてください。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/01 火曜日
16:00
UXLINKが実現目指すWeb3の大衆化、CEOが語る成長戦略|WebXスポンサーインタビュー
5500万人のユーザーを擁するWeb3成長支援プラットフォーム「UXLINK」。WebX 2025への参加を控え、同社CEOが日本市場への期待を述べた。
14:49
日本初の仮想通貨建てクレジットカード「Slash Card」が登場 β版の事前登録開始へ
日本初の暗号資産建てクレジットカード「Slash Card」がβ版の事前登録を開始する。米ドル連動型ステーブルコインUSDC担保サービスで物理・バーチャル両対応。ソラナやイーサリアムなどマルチチェーン互換性とトークン還元リワードを特徴とし、Web3技術を現実世界の決済に橋渡しする。
13:30
ビットコイン需要減少で市場脆弱性指摘、イーサリアム大口投資家は巨額含み損で売却継続=アナリスト
Cryptoquant分析によると、ビットコインのオンチェーン需要指標がマイナス転換し短期調整リスクが高まる。一方でETH大口投資家は3週間で9万5313ETHを償還、4260万ドルの含み損を抱える状況。
13:05
トランプ家支援のAmerican Bitcoin、約320億円調達でビットコイン購入とマイニング機器導入へ
エリックとトランプ・ジュニア氏が支援するビットコインマイニング企業American Bitcoinが2億2000万ドルを調達。ビットコイン購入とマイニング機器導入に充当予定。
12:00
金融庁、ステーブルコイン健全発展のための報告書を公表 不正リスクや今後の課題を分析
金融庁が仮想通貨ステーブルコインの健全な発展に向けた報告書を公表した。不正利用の実態と今後の規制課題を分析調査する内容だ。
11:05
取引所BybitとKraken、ソラナ基盤トークン化株式「xStocks」を190カ国で提供開始
世界第2位の仮想通貨取引所BybitがBacked社のトークン化株式サービス「xStocks」を取り扱う。Apple、Amazon、Microsoft等60銘柄超をソラナブロックチェーン上で24時間365日取引可能に。
10:40
トランプ氏関連のミームコイン「TRUMP」、口座開設キャンペーンで配布へ
ドナルド・トランプ氏が公認とされるミームコイン「TRUMP」がもらえるキャンペーンがBITPOINTで7月末まで開催中。特典内容や条件を詳しく解説します。
10:20
国内Web3関連企業BACKSEAT、組み込み型Web3体験でブロックチェーン社会実装目指す
BACKSEAT株式会社が第三者割当増資により累計14億円の資金調達を完了。Spiral CapitalとHeadline Asiaが共同リード投資家として参画し、組み込み型Web3体験の実現に向けサービスローンチを本格化。
10:02
ロビンフッド、トークン化した米国株やETFの取引サービスを欧州で提供
仮想通貨などの投資アプリを提供するロビンフッドは、トークン化した米国の株やETFの取引サービスをEUユーザー向けにローンチしたと発表。独自ブロックチェーンを開発していることも明かした。
09:55
テキサス州、戦略的ビットコイン準備金設立に続き「金・銀」を法定通貨として認可
テキサス州のアボット知事が金・銀を日常取引の法定通貨として認可する法案に署名。戦略的ビットコイン準備金設立法案も成立し、米国初の大規模な貴金属・仮想通貨政策を実現。
09:40
ビットコインマイニング難易度が7.5%低下 米テキサス州猛暑が影響か
仮想通貨ビットコインのマイニング難易度が約7.5%低下した。米テキサス州の猛暑による電力制限が主要因と指摘されている。6月中旬にハッシュレートも下落していたところだ。
09:15
ナスダック上場企業SRM、140億円のトロン財務戦略完了でTRXをステーキング
フロリダのテーマパーク向け記念品製造企業SRM Entertainmentが、1億ドルのTRON財務戦略の一環として3.65億TRXをJustLendにステーキングした。年率最大10%のリターンを目指す。
08:55
ドイツ最大手銀行グループ『シュパーカッセ』、2026年夏に個人向け仮想通貨取引開始へ=報道
ドイツ最大の銀行グループSparkassenが方針転換し、個人顧客向けビットコインなど仮想通貨取引サービスを2026年夏に開始予定。EU規制整備を背景に3年ぶりの決定となる。
08:10
SEC、ビットワイズ・イーサリアムETFのステーキング承認判断を延期
米証券取引委員会がビットワイズ社申請のイーサリアムETFのステーキング機能追加提案の承認判断を延期。投資家保護と公正な市場慣行への適合性について追加審査を実施中。
07:45
サークル、米国でナショナル・デジタル通貨銀行設立を申請
米ステーブルコイン発行企業サークルが米通貨監督庁にナショナル・トラスト銀行設立を申請。承認されればUSDC準備金の自己管理と機関投資家向け仮想通貨カストディサービス提供が可能に。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧