
ビットバンクが2025年のオリコン顧客満足度®調査で2年連続総合1位を獲得。創業10年を超え、日本の暗号資産市場を牽引する同社が、次に目指す展開とは。WebX 2025を前に、新たな挑戦を続ける姿勢が鮮明になってきた。
今回、WebXのタイトルスポンサーとしてブース出展するビットバンク株式会社の代表取締役社長・廣末紀之氏を独占取材。3年連続でWebXのタイトルスポンサーを務める同社の戦略と、日本のWeb3産業に対する展望について詳しく話を伺った。
インタビュイー紹介

ビットバンク株式会社 代表取締役社長 廣末紀之氏
野村證券にてキャリアをスタートし、その後インターネットに魅了されIT系スタートアップの立上げ、経営に長年携わる。
GMOインターネット株式会社常務取締役、株式会社ガーラ代表取締役社長、コミューカ株式会社代表取締役社長などを歴任。2012年暗号資産技術はマネーのインターネットになると確信し、2014年ビットバンク株式会社を創業。2022年機関投資家や事業会社を対象としたデジタルアセット信託事業への参入に向けて、日本デジタルアセットトラスト設立準備株式会社(JADAT)を設立し、同社代表取締役を兼任。
ビットコインとの出会い、そしてWeb3への参入

「Web3事業」に進出した理由は?
新たな事業の柱を模索していた中で出会ったのが、「ビットコイン」でした。
ビットコインの仕組みに触れたとき、革新性に衝撃を受けたのを今でも鮮明に覚えています。ビットコインは単なるデジタル通貨ではなく、「インターネット上で価値をやり取りするためのプロトコル」であり、社会にうまく適応すれば、従来の仕組みそのものを大きく変える可能性を秘めていると確信しました。特に、中央管理者を介さずに価値の移転が可能となる点は、金融や情報流通の在り方を根本から見直す契機になり得ると感じました。
インターネットとマネーが融合することで新たな経済圏が形成され、これまでにない形で人々の暮らしやビジネスに影響を与えるという確信のもと、2014年にビットバンク株式会社を創業し、Web3領域への参入をいたしました。現在では、暗号資産の普及と市場の健全な発展を目指し、さまざまな取り組みを展開しています。
「オンチェーン・デジタルアセット」を見据えた事業展開

Web3関連事業の今後の展望は?
今後のWeb3事業の展開において、あらゆるアセットがデジタル化し、オンチェーン化してくると考えており、「オンチェーン・デジタルアセット」を取り扱える会社が必要になることを見据えています。その中核を担うのが、日本デジタルアセットトラスト設立準備株式会社(JADAT)です。
JADATは、ビットバンクが有する国内最高水準の暗号資産管理技術と、三井住友トラストグループの信託業務に関する知見を融合させた、デジタルアセットカストディに特化した事業体です。今後、トークン化された現実資産(RWA)やデジタル証券、ビットコインETFなど、より広範なオンチェーン資産の取り扱いが求められる中で、JADATは信頼性と実効性を兼ね備えたインフラとして、その役割を拡大していきたいと考えています。
また、2024年にはCVC(コーポレート・ベンチャーキャピタル)として「Bitbank Ventures合同会社」を設立し、Web3領域における投資・連携の取り組みを強化しています。単なるキャピタルゲインの追求にとどまらず、新技術のリサーチや将来的な事業シナジーの創出を重視しており、特にライトニングネットワークやAIなどを重点分野と位置づけています。
こうした取り組みを通じて、ビットバンクは暗号資産のユースケース拡大に向け、暗号資産・ブロックチェーン領域における様々な取り組みを推進してまいります。
WebX 2025への期待と想い
なぜWebXのスポンサーを決めたのか?
2023年から3年連続でWebXのタイトルスポンサーとして協賛しています。WebXはアジア最大級のクリプトカンファレンスであり、国内外の有識者や企業・事業者が集い、最新の技術や規制動向について活発に議論できる貴重な場だと考えています。
ビットバンクは、Web3や暗号資産の未来を見据え、今後も業界のさらなる発展を後押ししていきたいと考えています。
魅力的なブース展開で暗号資産をより身近に
WebX出展ブースのコンセプトや見所は?
国内外からお越しの皆さまに、Web3や暗号資産をより身近に感じていただくため、暗号資産取引所「bitbank」の魅力を体験できる特設ブースを設置いたします。
ブースでは、ここでしか味わえないコンテンツを多数ご用意しております。最新情報は、随時公式X(@bitbank_inc)で発信いたしますので、ぜひご確認ください。皆さまのご来場を心よりお待ちしております。
日本のWeb3政策への期待
日本政府のWeb3政策に期待することは?
2020年頃から政官民が一体となりWeb3政策への取り組みが本格化し、日本では先進的な法制度の整備が着実に進められてきました。現在、暗号資産を「国民経済や国民の資産形成に資する新たなアセットクラス」と位置づけ、金融商品取引法の枠組み適用や、日本版ビットコインETFの実現、分離課税の導入、レバレッジ規制の見直しなど、さまざまな議論と検討が進んでいます。
こうした環境整備は、暗号資産市場の健全な発展を支えるだけでなく、業界全体の成長可能性を広げる土台となるものと考えています。
今後も新たなサービスやビジネスモデルが次々と登場する中で、日本が国際的なルール形成において引き続き積極的な役割を果たすことで、Web3領域における日本の存在感が高まっていくことを期待しています。
ビットバンクで始める資産形成
その他のポイント
ビットバンクが運営する暗号資産取引所「bitbank」は、オリコン顧客満足度®調査「暗号資産取引所 現物取引」で2年連続No.1※1 を獲得するなど、多くのお客様から高い評価をいただいています。
「bitbank」では、ビットコインやイーサリアムなど人気の暗号資産の現物取引に加え、信用取引や簡単に売買できる販売所もご利用いただけます。取り扱う暗号資産はすべてオーダーブック(板取引)※2 に対応しており、国内アルトコイン取引量No.1※3という実績も誇ります。
創業以来、ハッキング被害ゼロを実現する信頼性の高いセキュリティと豊富な取扱銘柄を提供する「bitbank」で、一歩先の暗号資産トレードをぜひご体感ください。
※1 2025年 オリコン顧客満足度®調査「暗号資産取引所 現物取引」で 2 年連続総合 1 位を獲得(https://life.oricon.co.jp/rank-cryptocurrency/cash-transaction/))※2いわゆる板取引で、顧客同士のマッチング取引。顧客同士のマッチングであるため、基本的には最も価格透明性が高く、顧客にとって有利な条件で取引が可能。
※3 2023年1月〜2024年10月のJVCEA統計情報自社調べ
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SBIホールディングス 会長兼社長
その他の注目スピーカー

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台湾の元デジタル大臣

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マネックスグループ会長

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