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LINEがNFTマーケットプレイスを提供へ、BITMAXウォレット内で売買可能に

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

LINEのNFTマーケットプレイス

チャットアプリ大手LINEの暗号資産(仮想通貨)事業およびブロックチェーン関連事業を展開するLVC株式会社は9日、LINEのデジタルアセットウォレット「LINE BITMAX Wallet」内で、独自ブロックチェーン「LINE Blockchain」を基盤としたNFT(非代替性トークン)マーケットプレイス「NFTマーケット」を提供予定であると発表した。

なお、提供開始時期はまだ明かされておらず、追って発表するという。

関連:非代替性トークンNFTとは|主な特徴と将来性を解説

NFTの「価値の最大化を目指す」

提供を予定しているNFTマーケットについて、LINEは次のように説明している。

「LINE Blockchain」上で発行されたNFTの二次流通市場を構築することで、ユーザー間での取引の中でNFTの付加価値が高まっていく場を提供し、エコシステム内で流通する価値の最大化を目指します。

LINE Blockchainは20年8月にブロックチェーンサービス開発プラットフォームである「LINE Blockchain Developers」を発表。専門知識がなくても簡単にLINE Blockchain上でNFTなどのトークンを発行しサービスを構築できるサービスであると説明している。

また、LINE BITMAX Walletでは、ユーザーは、LINE Blockchain上で発行されたNFTを含むデジタル資産をLINEアカウントだけで秘密鍵を持つことなく管理することができ、手軽にLINEの友だちと送りあうこともできるという。

このように、LINE Blockchainは以前からNFT関連のサービスを提供してきたが、今回新たにNFTマーケットプレイスをリリースすることで、関連サービスとの相乗効果によるエコシステム拡大を図っていくと見られる。

LINE BlockchainとLINK

LINE Blockchainは4月、「LINE Blockchain 2021 Plans」と題して、2021年のプロジェクト計画を発表。「独自トークンLINK(LN)の新規取引所追加上場」「NFT関連サービスの拡張」や「dApps(分散型アプリケーション)拡大」など5つのプロジェクトを掲げている。いずれもLINKの普及に後押しすることを狙うものであった。

LINKは、LINE Token Economy構想において、インセンティブ設計としての利用を目的とした独自トークンだ。LINE Blockchainで構築するdAppsなどの様々なサービスで利用できるなど、LINEが構想するトークンエコノミーのインセンティブ設計を支える。

LINKのユースケースとしては、NFTの発行やNFTゲーム等の開発で、イーサリアム(ETH)等の他チェーンからLINE Blockchainへと乗り換える事例も散見される。

また、LINE Pay株式会社は20年11月、「LINKリワード」還元対象となっているUber Eatsや出前館などの加盟店で決済を行うことで、9%相当の還元をLINKに交換できる特典クーポンの配信を開始。LINEポイントクラブの特典に仮想通貨を追加したクーポンを配信するのは初めての事例となった。

その他の事例では、4月に発表された動画ストリーミングに特化するTheta Networkの日本ユーザー向けコンテンツサービス配信を開始したことが注目された。MGM、LionsgateやNASAなどのコンテンツが視聴できる「THETA.tv」がLINE Blockchain上のdAppsとして構築され、日本ユーザーからもダウンロード可能となった。

「NFT関連サービスの拡張」については、「LINE Blockchain基盤のNFTが活用できる新規サービスを拡張する」「ユーザーにブロックチェーン基盤の新しい取引経験を提供し、LINKの循環を促進しようと考えている」と説明していた。

今回発表されたNFTマーケットは、このプロジェクト計画の一環であると思われる。

関連:LINEブロックチェーン、21年のプロジェクト計画を発表

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