CryptoGames、Astar Network特化のWeb3新会社設立

AstarGames株式会社を設立

ブロックチェーンゲームやNFT(非代替性トークン)サービスの開発を手掛けるCryptoGames株式会社は28日、日本発パブリックブロックチェーン「Astar Network(ASTR)」に特化したWeb3(分散型ウェブ)サービス開発会社の設立を発表した。

新会社「AstarGames株式会社」はCryptoGamesが培ってきたブロックチェーンゲームの開発運用実績を活かし、主に日本の事業会社を対象にAstarチェーンでのWeb3サービス・ゲームの企画・開発・運用をサポートする。また、GameFi「AstarFarm」など、Astarチェーンでの開発運用業務を分社化した格好だ。

AstarFarmは、ASTRトークンを組み込んだゲーム。ASTSRをステーキング(ロックアップ)することで種を獲得し、育てた作物を売却してASTRを獲得できる。

22年7月には、株式会社博報堂やカルビー株式会社とのコラボレーションを発表。AstarFarm上でバーチャルなじゃがいもを収穫したユーザーに抽選で、カルビーのリアルなじゃがいもの商品が届くキャンペーンを実施した。

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CryptoGamesとは

CryptoGamesは2018年に設立した会社で、ウォレットなしで遊べるブロックチェーンゲーム『クリプトスペルズ』やクリエイターのNFT販売プラットフォーム「NFTStudio」などの提供サービスで知られている。同社は22年3月にAstar Networkとのパートナーシップを締結していた。

CryptoGamesは「ブロックチェーンでゲームをもっと面白くし続ける」組織実現に向けて加速すべく、AstarGamesの他にも多くの事業分社化を検討していく方針だ。

Astar Networkは、時価総額ランキング上位のブロックチェーンであるポルカドット(DOT)に史上3番目に接続されたパラチェーン。渡辺 創太氏が代表取締役CEOを務めるステイクテクノロジーズが開発を主導している。

Astarの大きな特徴は、マルチチェーン対応ができるように設計されていること。また、スマートコントラクト機能を備えているため、アスターネットワーク上にはNFT(非代替性トークン)やDeFi(分散型金融)など様々なサービスを構築できる。

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Astar Network、及びステイクテクノロジーズは日本国内での展開に注力しており、様々な企業との提携を行っている。10月には、株式会社NTTドコモとWeb3普及を目的とした基本合意契約を締結したことを発表した。

合意に伴い両社は、分散型自律組織(DAO)を活用した社会課題解決プロジェクトを始動。Web3技術を活用した、地方創生や環境問題への対応策の立案などに取り組む。

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12月初旬には、株式会社博報堂とステイクテクノロジーズの合弁会社「博報堂キースリー」が設立。Web3.0のハッカソンの企画と運営を通じて、新たなサービス開発を推進していく。

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Web3とは

現状の中央集権体制のウェブをWeb2.0と定義し、ブロックチェーン等を用いて非中央集権型のネットワークを実現する試みを指す。代表的な特徴は、仮想通貨ウォレットを利用したdAppsへのアクセスなど、ブロックチェーンをはじめとする分散型ネットワークのユースケースがある。

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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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