Web3ハッカソンを開催
株式会社博報堂は5日、アスターネットワーク(ASTR)の開発を手がけるStake Technologies社の渡辺創太CEOと合弁会社「博報堂キースリー」の設立を発表した。
Web3.0のハッカソンの企画と運営を通じて、新たなサービス開発を推進していく。
ご報告🎉日本進出加速させるため博報堂さんとの合弁会社 博報堂キースリーを設立しました。広告大手の博報堂とともに日本企業のハッカソンなどの企画・運営を「初手」として行います。
— 渡辺創太 Astar Network (@Sota_Web3) December 5, 2022
諸々仕込んでるので乞うご期待。
ステイク、「Web3」サービスの新会社:日本経済新聞https://t.co/UmYzvcgXBv
キースリー社はWeb3関連のサービス開発をテーマにしたハッカソンを開発する過程で、国内の広告大手である博報堂のネットワークを活用してスポンサー企業を募集する。「日本から世界を代表するWEB3.0サービスを生み出すこと」を目指していく。
国内ではブロックチェーン主体の開発やハッカソンが少ない現状を打破し、スポンサー企業の強みや実需的なニーズを考慮した実践的なWeb3サービスの開発を促す事が狙いだ。
ハッカソンとは
ハック(Hack)とマラソン(Marathon)を組み合わせた造語。エンジニアなどが、短期間に集中して開発作業を行うイベント。あるテーマについてアプリケーションなどの開発を競い合うことが行われる場合もある。
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両社のWeb3動向
博報堂および親会社の博報堂DYホールディングスはこれまでにも、NFT(非代替性トークン)やメタバース(仮想現実)を活用した取り組みを行ってきた。
3月にはブロックチェーンなどを活用した「Hakuhodo DY Play Asset」プロジェクトを発足。また、独自のジェネレーティブNFTや模倣品対策サービスなどを開発してきた。
また、22年6月には業界団体のジャパン・コンテンツ・ブロックチェーン・イニシアティブ(JCBI)にも加入。最先端技術を活用してDX(デジタル・トランスフォーメーション)の加速を促す同企業連合にはNTTドコモや電通、凸版、三井住友海上、富士通、ソフトバンクなども加盟企業に名を連ねる。
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Web3.0とは
ウェブ3.0(Web3.0)は、Web1.0およびWeb2.0に続く、ウェブサイトおよびインターネットの潮流、特徴および構造を表している概念。代表的な特徴は、仮想通貨ウォレットを利用したdAppsへのアクセスなど、ブロックチェーンをはじめとする分散型ネットワークのユースケースがある。
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一方、Stake Technologiesは「日本発」のブロックチェーンであるアスターネットワーク(Astar Network)の開発を行う企業。シンガポールに拠点を置き、日本人の渡辺創太がCEOを務める。
また、同社は10月末にもNTTドコモとWeb3普及に向けた基本合意を締結したばかりだった。
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