ビットコイン続伸で18000ドル台回復、アバランチ(AVAX)は前日比26%高
マクロ経済と金融市場
11日の米NY株式市場では、ダウは前日比268ドル(0.8%)高で取引を終えた。
金融政策に影響を及ぼすCPI(米消費者物価指数)は本日22時半発表であるが、米国債利回りの低下も相まって、米株式相場はインフレ鈍化を織り込む形で続伸しするなど思惑先行が顕著である。
CPIの数値が市場予想を下回ればリスクオンムードに拍車がかかる可能性もあるが、市場予想を上回った場合は株やビットコイン(BTC)などリスク資産が急反落するおそれもある。
米ボストン連銀のコリンズ総裁は12日、経済指標のデータ次第だと前置きしつつ、次回の米連邦公開市場委員会(FOMC)で「0.25ポイント」の利上げ支持に傾きつつあることを明かした。
CPIにおける食品とエネルギーを除いたコア指数は前年同月比5.7%上昇予想であり、本日22時半の発表内容が注目される。
仮想通貨市況
暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコインは前日比4.7%高の18,213ドル。
米株指数の続伸もあり18000ドル台を回復。年初来10%高を超えた。
一目均衡表の雲上やトレンドラインなどレジスタンスライン(上値抵抗線)の重なる18,400ドル付近まで上値を伸ばしており、ブレイクすれば200MAの19,500ドルや心理的節目の20,000ドルも視野に入る。
一方、CPI結果次第で反落するおそれもあることから懐疑的な見方も強い。
弱気派のCapo氏は悲観シナリオを崩しておらず、1BTC=12,000ドル台までの下落を想定する。
暗号資産取引所Geminiなどに約20億ドルの負債を抱えるGenesisの破綻リスクが親会社デジタルカレンシーグループ(DCG)に飛び火するなど、FTX破綻の余波は依然燻っており、今後の見通しについては慎重な見立ても少なくない。
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DCGはビットコイン投資信託ビットコイントラスト(GBTC)を運用するグレースケールの親会社でもあり、債務超過に陥った場合GenesisおよびDCGが保有するGBTC関連資産の清算リスクにつながるとの指摘もある。
アルトコイン相場
売られ過ぎ水準にあったアルトコインも年初から堅調な値動きで推移する。前日比ではイーサリアム(ETH)が5.1%高、XRPが8.5%高と続伸した。
時価総額18位のアバランチ(AVAX)はAva Labsとアマゾンウェブサービス(AWS)の提携が材料視され、前日比26.4%高と高騰した。
世界展開するAWS マーケットプレイスを通じて企業や機関、政府によるブロックチェーン採用を加速するための戦略的パートナーシップという位置付けだ。
これによりAva Labsは、150ヵ国10,000以上のパートナー・グローバルコミュニティである「Amazon Partner Network(APN)」のメンバーに加入、アバランチのインフラストラクチャおよび分散型アプリケーション(dApps)のエコシステムをサポートする。
今後は、Avalanche SummitやAvalanche Createsなど、起業家や開発者向けのイベントの促進にも取り組む。
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GMラヂオのアーカイブ公開
今回の特別ゲストは、Web3(分散型ウェブ)大手企業アニモカ・ブランズの会長を務めるYat Siu氏と、Darewise EntertainmentのBenjamine Charbit氏が参加。Web3ゲーム・NFTの今の課題やDarewiseの自社タイトル第一弾「Life Beyond(ライフ・ビヨンド)」、そして業界の展望について語っている。
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