UbisoftのOasys採用などを発表 世界遺産「京都二条城」でBCGイベント開催
BCG業界の発展へ
ゲーム特化型ブロックチェーンのOasysは28日、世界遺産「二条城」で、「IVS Crypto 2023」の公式かつ最大規模のサイドイベントとして「Oasys Special Event」を開催した。
このイベントではMIXIやUbisoftなど合計13社から、12のプロジェクトおよび5つのVerseについて発表が行われた。Oasysは強力なパートナーと連携し、いち早くユーザーに情報を届け、ブロックチェーンゲーム(BCG)業界の発展に貢献していくと述べている。
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今回のイベントで初公開となった情報は2つ。まず1つはCom2uS/XPLAに関する情報である。同社はこれから、日本のブロックチェーンゲーマーや開発者をサポートするためのエコシステムを展開する取り組みの一環として、アクションRPG「Summoners War: Chronicles」のIPを活用したブロックチェーンゲームで、Oasysを採用することを決定した。
2つ目はUbisoft。Ubisoftは、同社初となるブロックチェーンゲーム「Champions Tactics: Grimoria Chronicles」で、Oasysを採用することを発表している。
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その他の発表
上記以外には、公開済みのタイトルや提携情報について、追加情報や詳細情報が発表された。
double jump.tokyoについては、セガより「三国志大戦」のIPライセンス許諾を受けて開発される新作ブロックチェーンゲームのタイトルが「Battle of Three Kingdoms」に決定。「三国志大戦」の人気イラストレーターが手がけたアートワークのNFT(非代替性トークン)が公開されている。
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また、DMM.com/DM2C Studioは、独自L2「DM2 Verse」にて1作目となる「コインムスメ」のリリースが決定したことを発表。ほかにも、制作中のタイトル「かんぱに☆ガールズ RE:BLOOM」のムービー公開に加え、新タイトル「神櫓-KAMIYAGURA-」の情報が初公開された。
さらに、Digital Entertainment Asset Pte. Ltd.が、独自Verse上で展開する予定の社会課題解決型GameFiコンテンツを紹介。このコンテンツは、トークンインセンティブとゲーミフィケーションを活用した「稼ぎながら世界にインパクトを与える」コンテンツだという。
具体的なゲームに関する情報以外でも、MIXIが、4月のOasysバリデータとしての参画に加え、デジタルエンターテイメント領域でのコンテンツでの協業に向け協議を進める方針を公表した。
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ほかには、BLOCKSMITH&Co.が、独自の「BLQS Verse」上で展開予定の縦型ショート動画アプリ「QAQA(カカ)」を紹介。また、NFTプロジェクトのOASYX第二弾については、「AI生命体×NFT」をコンセプトに、バンダイナムコ研究所との共同プロジェクトとして始動したことが発表されている。
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