FRB注目のインフレ指標が鈍化 仮想通貨関連株大幅反発、ビットコイン42000ドル復帰を受け|27日金融短観
1/27(土)朝の相場動向(前日比)
伝統金融
- NYダウ:38,109 +0.16%
- ナスダック:15,455 -0.36%
- 日経平均:35,751 -1.34%
- 米ドル/円:148.1 +0.39%
- 金先物:2,018.2 +0.02%
- マイクロソフト:403.9ドル +0.23%
- エヌビディア:610.3ドル -0.95%
本日のNYダウは続伸し、ナスダックはAI・半導体銘柄の買い一服で小幅に下落した。また、S&P500は6日間の続伸を終えてやや落ちた。
昨夜発表の米12月個人消費支出は+0.7%で予想の+0.5%を上回った。給与が堅調に伸びたことが消費を後押ししたようだ。
一方、FRBが重要視するインフレ指標であるコアPCEコア価格指数は前月比+0.2%となり、市場予想の+0.3%を下回り鈍化を続けた。また住宅とエネルギーを除くサービス業の価格指数も前年比+3.3として去年11月の3.5%から縮小した。なお、個人所得は前月比+0.3%で市場予想通りだった。
ハト派的なデータを受け来週の連邦公開市場委員会(FOMC)会合では政策金利を20年ぶりの高水準に据え置くと予測されている。また、3月からの利下げシナリオへの期待は依然として高い模様だ。
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本日の主な市場材料は以下数点。
- インテルが昨日の弱い決算で本日-11.9%。
- 来週、アップルやマイクロソフト、アルファベットなどが決算発表を予定。
- 1月の東京都区部の消費者物価指数(速報値)は1.6%増で日銀の目標である「2%」を切った。(都区部の物価指数は全国の数値の先行指標とされる)
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今週以降の重要経済指標・イベント
- 1/31(水)0時00分 米1月消費者信頼感指数
- 1/31(水)22時15分 米1月ADP雇用統計
- 2/1(木)4時00分 FOMC終了後政策金利発表
- 2/2(金)22時30分 米1月失業率
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仮想通貨関連銘柄 大幅反発
- コインベース|125.2ドル(+3.4%)
- マイクロストラテジー|494.5ドル(+8%)
- マラソン・デジタル・ホールディングス|17.8ドル(+9.7%)
本日の仮想通貨関連株はビットコインが42000ドル台へ復帰を受けて大幅に反発した。ビットコインETF「GBTC」の売圧後退への期待が追い風となった。
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仮想通貨相場 上昇
- ビットコイン:41,867ドル +4.9%
- イーサリアム:2,267ドル +2.3%
今週の注目銘柄
- Wen:0.0001068ドル +584.4%
- AltLayer:0.35ドル +11.2%
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