GMTの買い方|STEPNやGasHeroで使われる仮想通貨の将来性、GSTとの違いを解説

GMTの買い方

歩いて稼ぐ「Move to Earn(M2E)」のブロックチェーンゲームアプリとして開発され、2022年に一世を風靡したSTEPN(ステップン)

その後、バブル崩壊と言われるトークンおよびNFT価格の大幅下落を経て、2024年以降になってから注目度が再び高まっています。トークンやNFT価格が底値から大きく上昇しているからです。

「Dune」のデータによれば、2024年3月の月間アクティブユーザー数は、前月の1万6,979人から4万5,928人まで急増。Googleトレンドのデータからも3月にかけて各国で関心が再燃していることがわかります。

出典:Dune

STEPNでは、「グリーン・メタバース・トークン(GMT)」と「グリーン・サトシ・トークン(GST)」の2種類の暗号資産(仮想通貨)が使用されており、Googleトレンドのデータは、各銘柄への注目度が高まっていることを示しています。

そこで本記事では、GMTの特徴や買い方、将来性、GSTとの違いを解説していきます。

GMTは2022年3月、バイナンスのIEO(イニシャル・エクスチェンジ・オファリング)のローンチパッドで「1GMT=0.01ドル(現レートで約1.5円)」で販売されました。その後、バイナンスのイノベーションゾーンに上場されると、わずか1カ月で31,000%もの急成長を遂げました。

目次

1. 基本情報とSTEPNでの役割

1-1. STEPNについて

STEPNは、アプリを起動して、歩いたり走ったりすることで報酬を得ることができるフィットネスアプリです。利用するためには最初にNFT(非代替性トークン)として発行される「デジタル靴(sneaker)」を購入する必要があります。靴の種類は目的に応じて、以下の通り4種類に分かれています。

  • Walker(適正速度:1-6 km/h、報酬:4GST/エネルギー)
  • Jogger(適正速度:4-10 km/h、報酬:5GST/エネルギー)
  • Runner(適正速度:8-20 km/h、報酬:6GST/エネルギー)
  • Trainer(適正速度:1-20 km/h、報酬:4~6.25 GST/エネルギー)

上記のように、靴には「適正速度」が設定されています。適正速度より速かったり遅かったりすると獲得できる報酬が減少するので、自分に合った靴を選ぶことが重要です。

そして、靴を入手したら目的に合わせて運動をします。運動すれば、消費エネルギーに応じて報酬を得ることができます。

靴はそれぞれ、以下の初期値(個体値)がランダムに決定されて発行されます。こういった靴のレベルは、GSTやGMTを使って向上させることが可能です。

  • 効率性(Efficiency):GST報酬の得やすさに影響
  • 運(Luck):ミステリーボックス(宝箱)のドロップ率と質に影響
  • 快適性(Comfort):靴のコンディションとGMT報酬に影響
  • 回復力(Resilience):靴の劣化に影響

1-2. GMTの概要

GMTは、STEPNでは主にガバナンストークンとして使用されています。

ほかにも、STEPNとマルチチェーンの分散型取引所(DEX)「DOOAR」、NFT(非代替性トークン)電子市場「MOOAR」、Web3 MMOゲーム「Gas Hero」の開発を手掛ける「Find Satoshi Lab(FSL)」のエコシステムにおけるネイティブトークンとしても幅広く使われています。

供給量の上限は60億GMTに設定され、発行自体は22年3月のトークン生成イベント(TGE)で全て完了しており、その後は徐々にリリースされています。

GMTは、全ユーザーの報酬に応じて毎日一定数がリリースされています。また、GMTがバーン(償却・消費)される仕組みも導入しています。

GMTは全供給量の30%が、ガバナンスや運動を行うユーザーに配分され、現在、以下の4つのブロックチェーンで発行・流通しています。

  • ソラナ(SOL:sGMT)
  • BNBチェーン(BNB:bGMT)
  • イーサリアム(ETH:eGMT)
  • ポリゴン(MATIC:pGMT)

一方、GSTはドラゴンクエストシリーズのゴールドのように、ゲーム内のみで使えるゲーム内通貨(トークン)という位置付けです。発行上限はなく、ユーティリティトークンとして複数の用途に使われています。

  • 靴のレベルアップ
  • 靴のリペア(修復)
  • 新しいスニーカーのMint(配合・鋳造)
  • ミステリーボックスの開封

1-3. STEPNでのユースケース

GMTは上述した通り、主にSTEPNのガバナンストークンとして使用されていますが、実際には他にも様々な用途があります。GMTの用途が多ければ多いほど仮想通貨としての価値が向上する可能性が高まるため、ユースケースを把握しておくことは重要です。

ここからはSTEPNにおけるガバナンス以外の主なユースケースを紹介します。

靴のレベルアップ

STEPNで使用する靴はGSTをバーンすることでレベルを上げることができますが、以下のレベルに上がるタイミングでGMTも必要になります。

  • レベル5
  • レベル10
  • レベル20
  • レベル29
  • レベル30

レベルアップすると靴に応じて4〜12ポイントを受け取ることができます。獲得したポイントは、自身でそれぞれの個体値に割り振ることが可能です。

なお、スニーカーのレベルアップには、事前に決められた時間が経過することも必要です。この時間はレベルが上がるごとに長くなります。レベル30になれば、報酬としてGMTを稼ぐことができるようになります。

GSTの獲得上限アップ

STEPNでは1日に獲得できるGSTの数量に上限があります。この数量は靴のレベルを上げていくことで増加しますが、それでも原則として300GST以上に増やすことはできません。

しかし、この300GST/日の獲得上限は、GMTをバーンすることでさらに上げることができます。過去にはイーサリアム(ETH)チェーンのレルムなど、GSTの価値が高まった時ほど上限開放はその効果を発揮します。

靴のMint

STEPNはレベル5以上の靴を2足以上保有している場合、違う靴同士をMintすることで、新しい靴を誕生させることができます。

Mintすることでどのような靴が誕生するかは事前に把握はできないですが、靴のクオリティを上げることができる可能性もあります。STEPNでは、靴のクオリティがレア度に応じて以下のように5つに分類されています。

  • Common
  • Uncommon
  • Rare
  • Epic
  • Legendary(24年4月時点では未実装)

各クオリティは靴の個体値が異なります。以下の画像の通り下に行くほど、ランダムに設定される個体値が高くなっていきます。

出典:STEPN

なお、Mint代は、過去のMint回数が多い靴ほど増える仕様になっています。Mintの回数上限は1つの靴につき7回までです。

ジェムの合成

STEPNには、靴に装着することでGMT・GSTの採掘能力などのステータスを上げることができる「ジェム(Gem)」というアイテムがあります。ジェムはミステリーボックスから入手することができ、合成する際はレベル4→レベル5からGSTに加えてGMT消費も必要となります。

ジェムのレベルアップに失敗してしまうと、ジェムを失う可能性があるので注意が必要です。

ポイントのリセット

上記でポイントを靴のステータスに割り振ることができると書きましたが、GMTをバーンすることでポイントの割り振りをリセットすることもできます。

リセットに必要なGMTの数量は靴のクオリティに応じて増えていく仕組みです。

1-4. FSLの動向

続いて、本節の最後にSTEPNの開発企業Find Satoshi Lab(FSL)について解説します。GMTは同社のエコシステムでネイティブトークンとして使用されるため、FSLの動向についても理解しておく必要があります。

FSLは上述した通り、現在はSTEPN以外にもDOOAR、MOOAR、Gas Heroと合計4つのプロダクトを開発・提供しています。これらのエコシステムでGMTが利用されています。

Find Satoshi Lab(FSL)は、過去にセコイアキャピタルやソラナ・ベンチャーズ、バイナンスラボなどの大手ベンチャーキャピタルから出資を受けたほか、日本のスポーツブランドである「アシックス」や大手通信会社の「NTT docomo」と提携するなど、web3企業としての存在感を強めています。

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DOOARについて

ソラナ(SOL)基盤の分散型取引所(DEX)最大手のDOOARは、GSTとGMTの流動性を高め、手数料収益を有効活用する目的で開発され、ローンチされました。現在はソラナ以外にも、BNB、イーサリアム、ポリゴンといったマルチブロックチェーンに対応しています。

例えばソラナのブロックチェーンでは、取り扱っている銘柄はGST、GMT、ソラナ、米ドルステーブルコイン「USDC」のみです。

他にDOOARでは、仮想通貨2種類を組み合わせてプールに預け入れ、流動性を提供することで報酬を受け取ることができます。例えばイーサリアムのブロックチェーンでは以下の3通りのペアで流動性を提供することが可能。ロックされた仮想通貨の総価値「TVL(Total Value Locked)」が1番大きいプールは「USDC/GMT」のプールです。

出典:DOOAR

ソラナへの投資におすすめの取引所

MOOARについて

MOOARは、FSLのエコシステムに最適化したNFT電子市場です。プライマリー(一次)とセカンダリー(二次)の両方の市場を提供し、望まないサードパーティの取引手数料からユーザーを保護する役割を果たしています。

MOOARではプラットフォームトークンとしてGMTを活用しています。NFTを取引したり、NFTコレクションをローンチしたりする場合にGMTを使用するようになっており、バーンする仕組みも導入しています。

また、MOOARでは頻繁にスペシャルイベントを実施しており、大量のGMTをロックアップして参加可能なラッフル(抽選)では、当選すると希少価値の高いNFT(非代替性トークン)を低価格で手に入れることができます。

過去には、劇場版「攻殻機動隊」コラボの靴がMOOARで抽選販売され、大きな反響を集めました。

出典:ツイート

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Gas Heroについて

FSLグループの最も新しいプロダクトがWeb3 MMOゲームの「Gas Hero(ガスヒーロー)」です。Gas Heroには、GMTを活用したソーシャルな要素が組み込まれています。また、電子市場としてMOOARを使用します。

ユーザーはGas Heroで使用する資産を「ゲーム内マーケット」や「オークションハウス」で購入・売買することができますが、この時にpGMTが必要になります。

他にも、ワールドエルダー選出時の多額の寄付金や、2体のキャラクターを配合(ブリード)して新しいキャラクターを生成する時など、さまざまなケースでGMTが使われています。

なお、Gas Heroは2024年4月現在、クローズドベータテストを行い利用を制限しています。

このようにGMTはSTEPN以外でも広範囲に使用されています。GMTの価格が今後どのように推移するかは、プロダクトの普及やGMTの用途の数に大きく左右されるとみられています。

2. GMTの価格と将来性

2-1. 価格動向

「CoinGecko」のデータによると、本記事執筆時点のGMTの価格は0.29ドル台(約43円)です。以下の画像は、GMTの取引が開始された22年3月から現在までのチャートです。

出典:CoinGecko

最高値を記録したのは、取引開始後の22年4月で、3.83ドル(約580円)まで上昇しました。ロシアがウクライナへの侵攻を開始したのは同年2月24日で、地政学的なリスクが発生して金融市場に影響を与えていましたが、4月末まで上昇基調が続いています。

この時期の価格高騰は、sGSTやNFT(非代替性トークン)のデジタル靴の価格高騰に伴う上昇を含め、STEPNのプロジェクトが短期間でファンダメンタルズを強化したことが大きく影響したとみられています。

特にバイナンスを含む大手仮想通貨企業や、日本の大手スポーツブランド「アシックス(ASICS)」とのコラボレーションは大きな注目を集めました。

また、22年1月には、セコイアキャピタルやソラナ・ベンチャーズなどの大手投資企業から6億円相当の資金調達を完了したことを発表。同年3月6日には、当時はバイナンスのVC部門だったバイナンス・ラボもSTEPNへの戦略的投資を発表しており、大手企業の出資も価格上昇の追い風になりました。

ほかにも同年3月から4月にかけて、STEPNにBNBで決済できる機能やアプリ内取引・スワップができる機能が追加されたことも材料視されました。

一方で22年5月以降は、仮想通貨相場の低迷に合わせてGMTの価格も急反落。中国での暗号資産(仮想通貨)規制強化の影響で同国ユーザー向けのサービスを停止を発表したこともGSTやGMT、デジタル靴の下落に拍車をかけました。

2-2. 将来性の分析

ロードマップ

コロナ禍で運動不足に陥りがちな社会人や個人投資家の健康促進につながるとしてSTEPNが普及したり、今年に新プロダクトGas Heroがローンチしたりするなど、GMTの需要も高まってきているとみられます。一方、GMTを買うかを判断するためには、今後の見通しについて理解することも重要です。

Gas Heroは開発に慎重を期すため、再度クローズドベータテスト段階に戻し、Xアカウントで週ごとの計画を公表している状況です。GMTの投資を効率的に行うには、FSLのプロダクト全体の開発状況を注視することも必要です。

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有識者の見方

Gas Heroが利用を制限している一方で、Web3ゲームについてポジティブな見方が上がっています。

例えば、昨年末には仮想通貨リサーチ企業Delphi Digitalが、Web3ゲーム業界に関する24年の予測レポートを発表。その中で、ゲーム大手によるWeb3市場への関心の高まりや活発なインフラの開発などを踏まえ、今年はゲーム業界にとって大きな期待の持てる1年となる可能性が高いとの見解を示しました。

また、ゲーム業界への期待は資金調達にも表れています。例えば4月には、ベンチャーキャピタル大手a16zが新たに3,000万ドル(約45億円)を出資すると表明。「AI/インフラ、3Dツール、VR/AR、Web3ゲーム、ゲーム化された消費者向けアプリなど、テックとゲームの交差点に投資する」と説明しています。

STEPNを提供する企業が開発したゲームということで、MMOゲームの「Gas Hero(ガスヒーロー)」にも注目は集まっています。Gas HeroのNFTの取引高は今年1月、9,000万ドル(約136億円)の水準に達しました。

この時、Gas Heroのブロックチェーン「ポリゴン」を開発するPolygon LabsのSandeep Nailwal共同創設者は、Gas Heroが好調なことについて「この人気は、Web3ゲームに対する現在の需要を示しています。こうした初めの段階での成功が示すように、Gas Heroは幅広い層にアピールするものです」とコメント。

また、「私たちは、新しいタイプのゲーマーがWeb3に参入するのを目の当たりにしています」とも述べていました。

3. GMTの買い方・購入手順

本ガイドでは、DOOARを利用してソラナ(SOL)を使ったGMTの購入方法について説明します。

DOOARは、STEPNのゲーム内報酬である暗号資産GMTおよびGSTを取り扱うために特化した分散型取引所(DEX)です。2024年4月9日時点で、ソラナ・ブロックチェーンだけでなく、イーサリアム(ETH)、BNBチェーン(BNB)など、マルチチェーンで展開しています。

出典:DOOAR

特に、DOOARのソラナ版では「SOL/USDC」、「GST/USDC」、「GMT/USDC」といった流動性プールを提供しており、他のブロックチェーンと比較して仮想通貨の総残高(TVL)が最高です。SOLからGMTへの交換を最も効率的に行うことができます。

出典:DOOAR

3-1.Phantomウォレットを用意

Phantomは人気のある仮想通貨ウォレットで、ユーザーはソラナネットワーク等の資産を管理したり、分散型アプリケーション(dApps)とやり取りできます。

Phantomウォレットのセットアップは、メールアドレスを作成するのと同じくらい簡単です。

出典:Phantom

1. Phantom Wallet アプリをダウンロードする

PhantomはiOSおよびAndroidデバイスで利用可能なモバイルアプリを提供しています。デバイスのアプリストアにてPhantomを検索し、アプリをダウンロードしてください。アプリをダウンロード後、直ちにセットアップを開始できます。

2. 新規ウォレットの作成

Phantomウォレットアプリケーションを開き、「新しいウォレットを作成」を選択してください。ウォレットにより生成される秘密のリカバリーフレーズを記録し、安全な場所に保管してください。このフレーズは、将来パスワードを忘れたり、ウォレットへのアクセスが困難になった際に、資産へのアクセスを回復するために必要となります。

リカバリーフレーズを記録した後、デバイスでのウォレットアクセスにログインする際はFACE IDを使用できますが、パスワードを設定することもできます。

3. ウォレットへの資金の追加

Phantomウォレットの利用を開始するには、まずソラナ(SOL)をウォレットに追加する必要があります。SOLはSBI VCトレードやGMOコインなどの国内仮想通貨取引所で購入し、その後、Phantomウォレットのアドレスに送金することが可能です。

ウォレットアドレスを確認するには、Phantomウォレットインターフェース上でウォレット名または「受信」ボタンをクリックしてください。表示されるアドレスを使用して、SOLや他のトークンをソラナブロックチェーン上で受け取ることができます。

出典:Phantom

自分のウォレットアドレスを見つけるには、Phantomウォレットのインターフェイスで自分のウォレット名か「受信」ボタンをクリックします。自身のPhantomウォレットのアドレスが表示され、SOLや他のトークンを受け取るために使用することができます。

4. DOOARへの接続・スワップの実行

SOLをウォレットに保有していれば、ソラナ・ブロックチェーン上のDOOARとのやり取りが可能となります。Phantomウォレットのウェブアイコンをタップし、検索機能を使用してDOOARにアクセスしてください。

出典:Phantom

DOOARに接続し、「ソラナ」ネットワークを選択後、SOLと交換したいトークンリストから「GMT」を選択します。レートを確認し、ウォレットに十分なSOL残高がある場合、トランザクションを実行できます。

出典:Phantom

これらのステップに従うことで、Phantomウォレットを使用してソラナ・ブロックチェーン上でGMTを管理することができます。

5. ウォレットのセキュリティ強化

  • 秘密のリカバリーフレーズは、安全な場所にオフラインで保管してください。不正アクセスを避けるため、デジタルメディアに保存しないことをお勧めします。
  • 重要な資産を保管する際は、ハードウェアウォレットの使用など、追加のセキュリティ対策を講じることを検討してください。

また、フィッシング詐欺やその他の詐欺には十分注意し、秘密のリカバリーフレーズを他人に教えたり、怪しいウェブサイトに入力しないでください。

3-2.SBI VCトレードからソラナを送付する

出典:SBI VCトレード

    スマートフォン(アプリを使用)

  1. ログイン: SBI VCトレードのアプリにログインします。
  2. 資産管理へ移動: 画面右下のメニューから「資産/入出金」を選択します。
  3. 暗号資産の選択: 送付したい暗号資産の銘柄を選びます。ここではSOLを選択してください。
  4. 送付手続き: 「SOLを送る」をタップします。
  5. 送信先情報の入力: 送信先のウォレットアドレスと送りたい数量を正確に入力します。
  6. 送付確認: 入力情報を確認し、「SOLを送る」を押します。
  7. 二要素認証: SMS通知で届く2要素認証コードを入力し、「送る」をタップします。
  8. 出庫予約の確認: 出庫予約確認メールがメインのメールアドレスに送信されます。メール内のURLを30分以内にクリックして、出庫予約を完了させてください。URLをクリックしないと、出庫予約は完了しませんので注意が必要です。
  9. 出庫予約完了: メール内のURLをクリックすると、出庫予約が完了します。

3-3.SBI VCトレードで、ウォレットアドレスを登録する

出庫手続きを進める際は、事前に送付先となる、自身のPhantomウォレットのソラナアドレスを登録しておく必要があります。

出典:SBI VCトレード

    スマートフォン(アプリ)での出庫アドレスの登録方法

  1. ログイン: まず、アプリにログインします。
  2. 総資産・入出金: メニューから「総資産・入出金」を選択します。
  3. 暗号資産の選択: 送りたい暗号資産の銘柄を選択します。今回はソラナ(SOL)に合わせて選択してください。
  4. 送付操作: 左下の「SOLを送る」(対象の暗号資産に応じて変わります)を押下します。
  5. アドレス登録: 「アドレスを登録する」をタップし、以下の項目を入力します。
    ・宛先ラベル: 分かりやすいラベル名。任意で設定可能。
    ・ウォレットアドレス: 直接入力、QRコードの読み取り、またはPhantom上のコピーボタンから、アドレスを入力。 ・受取人情報: 「ご本人様」または「ご本人様以外」を選択し、必要な情報(氏名、場合によっては住所も)を入力。
    ・受取先: 「暗号資産交換業者等」または「その他」を選択し、必要に応じて詳細を入力。
    ・移転の目的: プルダウンから目的を選択。該当しない場合は「その他」を選択し、詳細をフリー入力。
  6. 登録確認: 「登録する」を押し、SMSで通知される2要素認証コードを入力します。
  7. 登録完了: 出庫アドレスの登録が完了します。

    出庫時の確認事項

  1. 出庫手続きを進める際は、セキュリティ確保のため、出庫予約時に確認メールが送信されます。このメール内のURLをクリックすることで、出庫予約が確定します。
  2. 出庫アドレスが正しいことを再確認してください。誤ったアドレスへの出庫や、異なる暗号資産を指定しての出庫を行うと、資産を失う恐れがあります。一度失われた資産の返還はできませんので、十分にご注意ください。
  3. 異なる暗号資産を出庫したり、誤ったアドレスや異なるネットワークに送付した場合、資産の喪失リスクがあり、一度送付された暗号資産は返還できないことが多いです。このため、出庫操作を行う際は細心の注意を払い、もし不明点があれば事前にカスタマーサポートに問い合わせることが推奨されます。
  4. これらの手順に従って、SBI VCトレードからソラナを安全に他のウォレットへ送付することができます。操作中に不明点があれば、SBI VCトレードのサポートセンターにお問い合わせください。

    4. GMT投資時の注意点

    4-1. 初期投資家のアンロック

    本記事の最後に、GMT投資時の注意点について解説します。まず1点目は、初期投資家にGMTを販売していることです。

    公式ウェブサイトによると、GMTの供給量のうち16.3%(9.78億GMT)をプライベートセールで販売しています。この分のGMTがリリースされていくと市場の売り圧になる可能性があること。また、破綻したFTXの姉妹企業で元投資会社のAlameda ResearchがGMTを保有していることが判明しており、注意が必要です。

    出典:STEPN

    もちろん初期投資家に販売されたGMTは、すぐに全て利用できるようにはなっていません。STEPNの公式ウェブサイトのデータによれば、26年1月に向けて毎月0.6%(3600万GMT)ぐらいずつロックが解除されていくようになっています。

    4-2. 日本では未上場

    注意点の2つ目は、現時点で国内の交換業者がGMTを取り扱っていない点です。日本の交換業者(暗号資産取引所)では直接購入できないため、GMTを入手するためには、海外の暗号資産(仮想通貨)取引所やDEX(分散型取引所)、メタマスクやファントムなどのデジタルウォレットのスワップ機能を利用する必要があります。

    例えば、STEPNの「sGMT」に交換するためには、ステーブルコイン「USDC」や「ソラナ(SOL)」が必要となりますが、ソラナ(SOL)であればSBIVCやGMOコインなどの国内でも売買可能です。

    GasHeroではポリゴンチェーン上の「pGMT」を利用しており、pGMTに交換するためにはポリゴン(MATIC)が必要となります。bitbankなどの取引所でMATICを購入してからメタマスクなどに送金し、「pGMT」にスワップする必要があります。

    関連:ソラナ(SOL)おすすめ取引所、手数料・ステーキング・出庫機能を徹底比較

    日本で仮想通貨取引サービスを提供する企業は、金融庁に登録しなくてはいけません。これらの企業は「中央集権型取引所(CEX)」であり、金融庁の規制の下に置かれ、コンプライアンス(法令遵守)や保険制度、サポートの充実まで幅広い要件を満たしています。

    一方、DEXはルール・法整備が追いついておらず、自己責任で使用しなくてはなりません。他にも「ハッキングやバグによる資産喪失の可能性」や「流動性・スケーラビリティの低さ」といったリスクもあります。GMTの購入にはこういったリスクが伴うことを覚えておきましょう。

    もちろんDEXには、CEXの破綻リスクを回避できたり、本人確認不要で利用できたりするというメリットもあるので、利用する際は総合的な判断を行ってください。

    5. まとめ

    以上がGMTの買い方、GSTとの違い、将来性などの解説です。

    GMTはSTEPNのガバナンストークンという位置付けですが、GSTと同様に様々な用途があり、ユーティリティトークンの側面も持ち合わせています。さらに、FSLのエコシステムのネイティブトークンであるため、GSTよりも幅広く活用されています。

    一方で、多くの注目と期待を集めている特定の仮想通貨については、2024年4月現在、日本の交換業者では取り扱いがない場合もありますので注意が必要です。購入や送金を行う際は、「少額から始める」「余剰資金を用いる」「テスト送金を実施する」といった、投資における基本的な注意点を踏まえることが大切です。GMTのように価格変動が激しい銘柄では、ドルコスト平均法など、適切な投資戦略を選択して進めることをお勧めします。

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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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