リップル社、XRPLのプログラム機能強化を発表 数カ月でEVM互換のサイドチェーンローンチへ
プログラム可能性を強化
米リップル社は2日、同社や暗号資産(仮想通貨)XRPのコミュニティが、スマートコントラクトなどの新しいプログラム可能性を2025年にXRPレジャー(XRPL)に導入できるように取り組んでいると報告した。
この開発の目的は、開発者や起業家、ユーザーのために、様々なユースケースに合わせるカスタマイズ性を強化すること。そうすることでイノベーションを加速させたり、XRPLを利用しようか考えている開発者を取り込んだりすることを目指している。
今回の計画は2つの開発によって進められる。1つは、数カ月後に正式稼働予定のサイドチェーン「XRPL EVM Sidechain」の導入だ。これはイーサリアムの仮想マシンと互換性のあるサイドチェーンである。
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もう1つは、XRPLにネイティブでスマートコントラクト機能を備えること。この開発は、現在リサーチを行っている段階だとした。
リップル社は「これら2つのソリューションは、様々なアプリを支える強固で汎用的なエコシステムを構築するために、お互いを補完し合う」と説明。そして、「機関のDeFi(分散型金融)ユーザーと開発者の共通のニーズを満たすことに取り組んでいく」と述べている。
その他の発表
リップル社は、今週は日本と韓国にいるとし、上述した内容を含め、複数の発表をXに投稿している。その中の1つがAI(人工知能)・メタバース技術企業Futureverseとのパートナーシップだ。
Futureverseは、Web3のアプリやゲーム、体験を提供する際、デジタル資産を安全に保有できるようにするために、リップル社のカストディソリューション「Ripple Custody」を導入する計画だという。
Ripple Custodyの採用について、Futureverseの最高顧客責任者は以下のようにコメントした。
Ripple Custodyを導入することによって、業界をリードするリップル社のセキュリティ機能を活用することができ、顧客資産の安全が強化される。
リップル社との長期に渡るパートナーシップと、同社のプロダクトの機能を評価し、Ripple CustodyをAI・メタバース分野における最適なソリューションとして採用した。
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