はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

XRP:BinanceのUSDTペア追加で高騰|今USDTペア追加が重要視される理由とは?

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

BinanceにXRP/USDTが追加
5月4日17時過ぎ、Binance公式より発表があり、同日よりXRP/USDTペアのトレードが開始されることがわかりました。今回、取引高1位の取引所がUSDT建をXRPの取引を追加したことで、よりXRPの真の価値に近く一歩になり、なぜ現在USDTペアが重要かを解説しました。

BinanceにXRP/USDTペアが追加

5月4日17時過ぎ、Binance公式より発表があり、同日よりXRP/USDTペアのトレードが開始されることがわかりました。

Binance公式ではXRP/USDTペアの取引規則について以下のような表が掲載されています。

XRP/USDT
Pair Min Amount Unit Min Price Unit Min Order Value Unit
XRP/USDT 0.01 XRP 0.00001 USDT 10 USDT

発表後のXRP値動き

Binanceからの発表は17時15分頃でした。

XRP価格は94円台半ばから始まり、17時55分に高値の98.10円を記録し、短時間で約3.8%の上昇となりました。

出典:bitbank

USDT建取引の追加がなぜ重要か

Binanceに新たに上場したわけではなく、USDT建の取引ペアが追加されただけで、なぜXRPにとっての大ニュースとなるのか?と疑問に思う人も多いかもしれません。

重要な理由を3つピックアップして解説します。

Binanceの立ち位置

まず今回大きなニュースとして取り上げられた理由として挙げることができるのは、Binanceが現在仮想通貨市場でどのような立ち位置にいるかという点です。

現在Binanceは日によるものの、本日のように価格が高騰し、活発に取引が行われて取引量や取引高が高い水準を維持する状況の中で、取引高世界1位となっています。

CoinMarketCapのデータによると、執筆時時点(18時半)で本日1位がBinanceであり取引高は3564億円で、2位のOKexの2897億円と差をつけています。

それだけ資金が動く流動性が世界で一番大きい取引所という仮想通貨市場で重要な立ち位置を獲得しています。

USDT取引が大きなシェアを占める状況

現在仮想通貨市場の中でUSDT取引ペアの取引高が大きなシェアを占めている現状があります。

これが執筆時のビットコインとイーサリアムの取引高を取引所と取引ペアで記録したものになります。

出典:coinmarketcap(BTC)

出典:coinmarketcap(ETH)

ビットコインとイーサリアムは時価総額も1位と2位であり世界的に最も上場している取引所が多い通貨2種となるため、上位5通貨ペアをこのようにピックアップしても大きな偏りは見受けられません。

しかしビットコインの取引高ランキングでは2位、3位、4位にUSDTペアがランクイン。

イーサリアムでは3位、4位、5位にUSDT取引ペアが入り込んでいます。

ビットコインはBTC建がないのはもちろんですが、イーサリアムではBTC建と近い取引高が今回XRPの通貨ペア追加を発表したBinanceで行われています。

これら通貨の次に当たる時価総額3位に位置するXRPにとって、すでに流動性が高い中で、新たに大きな流動性を有する通貨ペアを獲得したことはとても重要になります。

BTC価格の影響

昨年まではBTCの取引ペアがかなり大きなシェアを占めていたことも一つの要因として影響し、BTCの価格変動に主要アルトも含め影響する状況が多々ありました。

最近ではビットコインのドミナンスも低下傾向にあり、アルトコインの台頭が著しく現れる状況になり、ビットコインとアルトコインの差が縮まりつつあります。

しかし依然としてビットコイン建の取引量は多くあり、USDT建や他の通貨の取引ペアがその通貨で大きなシェアを占める状況になるになるにつれて、BTCの価格変動がその通貨の価格変動へ大きく影響する状況から少しずつ変わる可能性があります。

今回取引高1位の取引所がUSDT建をXRPの取引を追加したことで、よりXRPの真の価値に近く一歩になることになるでしょう。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/06 土曜日
11:15
メタマスク、予測市場取引機能を導入 ポリマーケットと連携しウォレット内で完結
メタマスクが12月4日、トラストウォレットが12月2日に予測市場機能を相次いで発表した。ユーザーは自己管理型ウォレット内で実世界のイベント結果を予測し仮想通貨で取引できるようになる。
10:45
SBI VCトレードとサッポロビール、黒ラベルTHE BARリニューアル記念でNFT配布キャンペーン開始
仮想通貨取引所SBI VCトレードとサッポロビールがWeb3技術を活用した実証実験を12月5日に開始した。黒ラベルTHE BARのリニューアルを記念し、応募者全員にNFTを配布。保有者は店舗で特別なビール体験が受けられる。
10:10
ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」、5週連続で資金流出 4200億円規模に
ブラックロックの仮想通貨ビットコイン現物ETF「IBIT」から5週連続で約4200億円が流出した。上場以来最長の流出超過を記録。同社の事業開発ディレクターは「正常な動き」と述べた。
09:30
米SEC、仮想通貨プライバシー円卓会議を来週開催 ジーキャッシュ創設者も参加
米証券取引委員会が金融監視とプライバシーをテーマにした円卓会議を12月15日に開催予定。ジーキャッシュ創設者ゾーコ・ウィルコックス氏を含む専門家がパネリストとして参加し、仮想通貨の匿名技術と監視措置について議論を行う。
08:35
トム・リーのビットマイン、今週約9.8万ETHを追加購入 総保有額1.8兆円相当
ビットマインは今週もETHの押し目買いを実施し9万7650イーサリアムを追加購入した。アーカムのデータによると、同社の総保有額は1.8兆円に達しETH総供給量の3.16%を占めている。
08:00
KLab、ビットコインと金を組み合わせた財務戦略を発表
KLabは、仮想通貨ビットコインと金を財務資産に組み込むデュアル・ゴールド・トレジャリー戦略を実施すると発表。同日発表した資金調達で得る約51億円のうち36億円を充当する。
07:35
ウィズダムツリー、欧州初の完全ステーキング型イーサリアムETPを上場
ウィズダムツリーが4日、Lidoプロトコル経由でミントされたstETHのみを保有する欧州初の完全ステーキング型イーサリアムETPを上場した。運用資産約5000万ドルでドイツ、スイス、フランス、オランダの取引所で取引が開始された。
06:30
ビットコイン保有企業の指数除外方針に反対、ストライブ社がMSCIに書簡
米ナスダック上場企業ストライブがMSCIに対し、ビットコイン保有企業を株式指数から除外する提案に反対する書簡を送付した。同社は7500BTC以上を保有する企業として、50%基準は不公平で実行不可能だと主張。
05:55
仮想通貨評価損不計上でフィスコとクシムに課徴金勧告 金融庁監視委が虚偽報告を指摘
証券取引等監視委員会が5日、フィスコとクシムに対し、仮想通貨の評価損を適切に計上せず有価証券報告書に虚偽記載を行ったとして、それぞれ1500万円と1200万円の課徴金納付を勧告した。
12/05 金曜日
19:26
テザー投資家が英政党に史上最高額寄付 改革党に18億円相当
ステーブルコイン発行会社テザーの投資家クリストファー・ハーボーン氏が英国改革党に900万ポンド(約18億円)を寄付し、存命個人からの政党寄付として史上最高額を記録。米国でもトランプ大統領が選挙期間中に仮想通貨業界から2600万ドル超を集めるなど、仮想通貨資金が英米両国の政治に影響力を持ち始めている。
18:40
Cloudflare障害でコインベースなど取引所が一時アクセス不能 11月に続き再発
12月5日夕方、Cloudflareの障害により、コインベースやクラーケンなど複数の仮想通貨取引所とDeFiプロトコルのユーザーインターフェースが一時的にアクセス不能に。11月18日に続く障害で、インフラ依存のリスクが再び浮き彫りとなった。
17:24
米上場AlphaTON Capital、約630億円調達へ TONトークン取得とAI投資
ナスダック上場のデジタル資産運用企業AlphaTON Capitalが、米SECに4億2069万ドル(約630億円)の資金調達枠を申請。TONトークンの追加取得とテレグラムのCocoon AIネットワークへの投資を計画。TONエコシステムへの機関投資加速が見込まれる。
14:30
チェーンリンク現物ETF、初日に64億円の流入で好調 ソラナETFからは最大流出
仮想通貨チェーンリンク現物ETFの取引初日に64億円が流入し好調な滑り出しとなった。一方ソラナ現物ETFからは過去最大の資金流出があった。
14:00
国際通貨基金(IMF)、ステーブルコインの規制断片化に警鐘 
国際通貨基金が今週、ステーブルコイン市場の評価報告書を公開し、各国の規制枠組みの断片化が金融安定性を脅かし監視を弱体化させ、国境を越えた決済の発展を遅らせていると警告した。
13:30
CZとピーター・シフが激論交わす、ビットコインvs金「どちらが真の価値保存手段か」
バイナンス創設者CZ氏と金支持派エコノミストのシフ氏が4日、ドバイでビットコイン対トークン化金の討論を実施。金塊の真贋確認場面が話題となり、検証可能性や価値保存機能をめぐり対照的な見解を示した。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧