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ソラナとGoogle CloudがAI決済「Pay.sh」発表、x402でAPI利用を自律化

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • ソラナ決済でAIエージェントのGoogle API利用を自律化
  • アカウント作成不要のAPI従量課金サービスPay.shが始動

x402採用のAI決済「Pay.sh」でAPI利用を自律化

ソラナ財団(Solana Foundation)は5月6日、Google Cloudと提携し、AIエージェントがAPIを直接発見・利用・決済できるゲートウェイサービス「Pay.sh」を発表した。この新サービスにより、開発者はアカウント作成やサブスクリプションの契約を介さず、ソラナ(SOL)基盤のステーブルコインを用いてリクエストごとに決済を行うことが可能になる。

Pay.shを通じて、AIエージェントはGoogle Cloudの提供する「Gemini(ジェミニ)」や「BigQuery(ビッグクエリ)」、「Vertex AI(バーテックスAI)」などの主要APIに即座にアクセスできる。さらに、50を超えるコミュニティAPIプロバイダーとも連携しており、仮想通貨エコシステム内の広範なインフラやデータへのアクセスも一元化されている。

利用の仕組みはシンプルで、ソラナウォレットを特定のAIインターフェースにリンクさせ、ステーブルコインなどで資金をチャージするだけでエージェントの準備が整う。

従来の複雑な請求アカウントの作成やAPIキーの管理は不要となり、支払いそのものが認証情報として機能する革新的な設計が採用されている。

Pay.shの裏側では、Google Cloud上に構築されたAPIプロキシが動作し、x402やMPPといったマシンネイティブな決済プロトコルに基づいて動作している。これにより、エンタープライズレベルのセキュリティやアクセス制御を維持しながら、高速かつ透明性の高いマイクロペイメントの決済がソラナのネットワーク上で完結する。

x402とは

HTTPステータスコード「402(Payment Required:支払いが必要)」を拡張し、AIエージェントとAPIプロバイダー間の自動決済を可能にするプロトコル。従来のように人間が介在してクレジットカード登録やサブスクリプション契約を行う必要がなく、AIがリクエストごとに仮想通貨などで直接支払いを行い、サービスへの即時アクセス権を自律的に取得できる仕組みを指す。

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企業データのリソース化とオープンスタンダードの推進

企業ユーザーにとって、Pay.shは自社のプライベートなデータセットやアプリケーションを、AIエージェントがステーブルコインで支払えるAPIへと変換する強力なツールとなる。データの機密性を保ちながら、x402プロトコルを介して安全に外部エージェントへリソースを開放できるため、新たなビジネスモデルの構築が期待されている。

ソラナ財団はPay.shを完全なオープンソースとして公開しており、世界中の開発者がこの決済レールを自由に拡張・構築できる環境を整えている。決済はソラナ上でステーブルコインを用いて数秒で処理され、プロバイダー側は法定通貨で受け取れる仕組みとなっており、運用の柔軟性も確保されている。

この取り組みはAI(人工知能)の進化に伴うソフトウェア消費の変化に対応するものであり、人間による手動の登録プロセスを排除してAI自律型の経済活動を支援する。ソラナエコシステム内の既存インフラとも連動しており、今後AIエージェントが主流となる時代における決済標準としての普及を目指しているという。

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