WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

サークル、Arc創設バリデーターにブラックロックやSBIが参加

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • ブラックロック、BUIDLをArcに展開へ
  • 四半期決算も好調

創設バリデーター発表

米ナスダック上場のステーブルコイン発行大手サークル(Circle Internet Group)は5日、独自の金融市場向けブロックチェーンネットワーク『Arc』の創設バリデーターとして、ブラックロックやマスターカード、ビザなど11社が参加すると発表した。

Arcは9月16日に公開メインネットの稼働を予定している。

創設バリデーターにはサークルに加え、SBIグループ、米資産運用大手ブラックロック、米ポスト・トレード大手DTCC、米デジタル資産大手ギャラクシー、米決済大手グローバル・ペイメンツ、米取引所大手ICE、米決済大手マスターカード、米送金大手マネーグラム、英銀大手スタンダードチャータード、住友商事、米決済大手ビザが名を連ねる。

Arcは現在プライベートメインネットの段階にあり、100社を超えるエコシステム関連企業や金融機関が既に参加している。

この体制は、ネットワークを利用する金融機関自らが検証者として運営に関わる仕組みであり、信頼性やセキュリティ、コンプライアンスの水準を金融市場基盤としての要件にあわせた狙いがあるという。

関連記事:サークル、Arcトークン先行販売で約350億円調達 SBIやブラックロックなど出資

米ステーブルコイン大手サークルが新ブロックチェーンArcのトークン先行販売で2.22億ドルを調達。a16z cryptが主導し、SBIやブラックロックも参加。完全希薄化評価額は30億ドルに達した。

機関連携が加速

バリデーター参加にあわせ、複数の大手金融機関がArc上での具体的な統合を進めている。ブラックロックはArc上でBUIDL(米ドル機関投資家向けデジタル流動性ファンド)を展開する見通しで、USDCとの連携により機関投資家がファンドの申込みや償還をオンチェーンで一括して行えるようになるとしている。

ブラックロックのグローバル・デジタル資産責任者、ロバート・ミッチニック氏は、ステーブルコインとトークン化資産は金融市場基盤の将来において不可分な関係にあるとの見方を示した。

また、DTCCはサークルと連携し、2027年後半をめどに傘下DTCが保管する資産のトークン化をArc上で可能にする方針だ。

さらに、マスターカードのチーフプロダクトオフィサーを務めるヨルン・ランバート氏は、ステーブルコインが実際の決済や資金管理に組み込まれる中、多様な決済網をつなぐ相互運用可能な基盤の構築を重視していると述べた。

エコシステム拡大

Arcの公開メインネット稼働時には、複数の分野で初日から稼働するアプリケーションやサービスが予定されている。

DeFi分野ではアーベ、エアロドローム、FalconX、ギャラクシー、GSR、キーロック、モルフォ、ノンコ、ユニスワップ、XFXなどが借入や取引、オンチェーンでの資金運用を支える。

また、ステーブルコイン決済分野ではレイン、トゥーンズ、ワイレックスが実店舗決済や国境を越えた送金網へのステーブルコイン組み込みを進めている。

取引所・ウォレット分野ではバイナンス・ウォレット、チェーンリンク、ファイヤーブロックス、クラーケン、レジャー、メタマスク、ユニスワップ・ラブズ、アップビットがUSDCへのアクセスやクロスチェーン移動、カストディを支援するという。

サークルはArcの公開メインネット稼働に向け、プライバシー機能やエージェント向け決済スタック、実物資産(RWA)のトークン化対応を含む機能拡充を進めている。

決算も好調

サークルは同日、2026年第2四半期決算も発表した。売上高とリザーブ(準備金)収入は7.01億ドルで前年同期比7%増、四半期末時点のUSDC流通量は733億ドルで19%増加した。

決算内容

出典:サークル

オンチェーンでのUSDC取扱高は14.8兆ドルと前年同期比151%増加し、純利益は4,800万ドル、調整後EBITDAは1.43億ドルで前年同期比8%増となった。前年同期は新規株式公開に伴う株式報酬費用の影響で純損失となっていたという。

また、サークル・ペイメンツ・ネットワーク(CPN)の年換算取扱高は147億ドルで前四半期比76%増、Arc上の総取引件数は5億200万件で前四半期比106%増となった。

サークルは2026年通期のその他収益ガイダンスを3.10億〜3.30億ドルに上方修正しており、ARCトークンのプレセール収益を計上する方針だ。

Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
08/10 月曜日
13:27
「クラリティー法不成立でも仮想通貨業界は前進可能」グレースケール分析
グレースケールは、クラリティー法が不成立でも仮想通貨市場の発展は続くと分析している。一方で法制度が整わなければ投資や起業が海外に流出するリスクを指摘した。9月の上院採決が最初の関門となる。
12:59
ビットコインの新規ウォレット数が過去一年で最高水準
ビットコイン自己管理型ウォレット「コールドカード」からの資金盗難を受けて、ビットコインの新規ウォレット作成数やアクティブウォレット数が急増している。
11:24
米納税者の仮想通貨申告、32%から56%にとどまる=研究
仮想通貨を保有する米国内納税者の申告率は32%から56%にとどまるとの推定も。米IRSは仲介業者による申告様式「1099-DA」提出を2025年分から義務化し、業者報告との不整合が税務調査の焦点になるとみられる。米CNBCが報じた。
10:31
サムスン電子、今年中にウォレットへステーブルコイン導入=報道
サムスン電子は今年中、一部国でウォレットへステーブルコインの口座開設・海外送金・決済機能を導入すると表明。米サンドマークの取材に書面で回答し、7月のGalaxy Unpacked構想に初めて導入時期を示した。既存機能との違いも解説する。
09:37
ビットコインBIP-110分岐、セイラー氏「フォークに意味なし」
仮想通貨ビットコインは8日、「BIP-110」を支持するチェーンが少数派で分岐した。「BIP-110」への賛成はわずか2.5%にとどまり、大半の採掘者は既存ルールを支持している。
08:34
RWA取引高、無期限先物DEXで7月過去最高=CryptoRank
クリプトランクの調査によると、無期限先物DEXでの7月のRWA取引高が月間約1,410億ドルの過去最高を記録。前月比約19.5%増で、株式の比率が51.1%に上昇したという。年初来の伸びと注目材料を整理する。
07:50
キャシー・ウッドCEO、米雇用統計後も強気 ビットコインへ期待表明
アークインベストのキャシー・ウッドCEOが8月9日、雇用統計を受けても景気認識は強気と表明。デフレ懸念やドル指数、原油安を指摘し、ビットコインとステーブルコインをエージェント商取引の受益者に挙げた。
08/09 日曜日
11:30
ビットコイン1020万円台で上げ渋り、CPIと利上げ観測が焦点|bitbankアナリスト寄稿
ビットコイン(BTC)は対円で1020万円台に持ち直すも上げ渋りが続く。米CPIと利上げ観測、中東情勢を巡る原油動向が目先の相場の方向感を左右する。
09:25
週刊仮想通貨ニュース(8/7)|スペースX決算・相場分析・金融庁の規制対応のまとめ
今週は、スペースXの上場後初の四半期決算、アーサー・ヘイズ氏やクリプトクアントなどによる仮想通貨ビットコインなどの相場分析、金融庁の規制対応に関する記事が関心を集めた。
08/08 土曜日
14:00
ブラジル中銀、仮想通貨送金に最大24時間の遅延義務付け
ブラジル中銀は8月7日、詐欺対策として一部の仮想通貨送金を最大24時間遅延させる新規則を発表した。来年施行され、1万ドル超の海外仮想通貨企業や自己管理ウォレットへの送金が対象となる。
13:00
ロシア当局、ウクライナ発詐欺に関与した違法仮想通貨交換所を摘発 20人超拘束
ロシア当局がモスクワ・シティで違法な仮想通貨交換所9カ所を摘発し20人超を拘束した。ウクライナ拠点の詐欺で盗まれた資金の送金に利用されていた。
11:20
サークル、USDCとCCTPをXレイヤーに導入
ステーブルコイン発行企業サークルが、USDCと相互運用プロトコルCCTPをOKXのXレイヤーに導入したと発表した。仮想通貨取引所OKXの利用者はドル建て資産のクロスチェーン移動や分散型金融での活用が可能になる。
10:30
ビットコインのeCashフォーク、8月23日から3段階で開始
ビットコイン開発者ポール・シュトルク氏が、8月23日開始のeCashハードフォークを3段階に分けて実施すると発表。GMOコインはBTC関連サービスの一時停止を予告した。
09:55
クリーンスパーク26年4-6月期決算、売上高30%減 BTC評価損で純損失
仮想通貨採掘企業クリーンスパークが2026年4-6月期決算を発表。売上高は前年比30.5%減少した。一方で大手テック企業から約1兆円のデータセンター契約を獲得している。
09:35
トランプ・メディア、クリプトドットコムとの仮想通貨事業を縮小
トランプ・メディア・アンド・テクノロジー・グループが、クリプトドットコムおよびヨークビル・アクイジションと進めていたクロノス関連のトレジャリー企業設立計画を撤回した。予測市場統合計画も縮小し、核融合エネルギー企業TAEとの合併など本業に集中する方針だ。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧