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VanEckが強気予測、「ビットコインが5年以内に100万ドルに」 根拠は?

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • 「ビデオゲームのように普及」とデモグラフィック変化を根拠に
  • チェコ中銀のBTC購入開始も強気予測を裏付ける材料に

BTC100万ドルを5年以内と予測

米資産運用会社VanEckのデジタル資産調査責任者マシュー・シーゲル氏は5月6日、CNBCのインタビューで、仮想通貨ビットコイン(BTC)が5年以内に100万ドルに達する可能性があると述べた。同日のビットコイン価格は約8.1万ドルで推移しており、現水準からの約12倍の上昇を示唆する予測だ。

シーゲル氏は予測の根拠として、若い投資家のビットコインへの配分意向を示すデモグラフィック(人口統計学的な属性)の動向と、チェコ国立銀行が準備金としてビットコインを購入した初の中央銀行となった事実を挙げた。

「ビデオゲームが30年前は子どもだけのものだったが今はあらゆる世代に広がったように、人々はビットコインをやめない」と述べ、長期的な普及トレンドの継続を強調した。ただし「途中で非常に高いボラティリティを伴う」とも付け加えている。

100万ドル予測は今回が初めてではない。ビットワイズの最高投資責任者マット・ホーガン氏も先月、地政学的リスクに対するヘッジ手段としてのビットコインの価値が高まれば100万ドル到達は価格上昇の始まりに過ぎなくなる可能性があると指摘した。

また、コインベースのブライアン・アームストロングCEOも昨年8月、規制の明確化や機関投資家の参入を理由に2030年末までの100万ドル到達を予測した。

関連記事:「ビットコインは2027年に25万ドル到達」、2026年は市場の成熟が進む=ギャラクシー予測

ギャラクシー・デジタルは2026年仮想通貨市場予測で、2027年末までにビットコインが25万ドルに到達すると予測した。2026年は市場成熟が進み、機関投資家の採用拡大、現物ETFの成長、ステーブルコインの普及が見込まれるとしている。

強気予測の根拠と利害関係の存在

各社の100万ドル予測が相次ぐ背景には、チェコ国立銀行によるBTC準備金購入、米ビットコイン現物ETFへの機関投資家資金流入の継続、そして仮想通貨をデジタルゴールドとして位置づける投資家層の拡大がある。

ARKインベストは2030年の基本シナリオを71万ドル、スタンダードチャータード銀行は2028年末に50万ドルと予測しており、強気な見方が業界全体に広がっている。

関連記事:チェコ中銀総裁、ビットコイン1%保有の有用性を分析 準備金多様化を主張

チェコ国立銀行のアレシュ・ミフル総裁がビットコイン2026で講演し、準備金の1%をBTCに充当するとリターンが向上しリスクはほぼ不変との内部分析を公表した。同行は2025年11月からBTC試験ポートフォリオを運用中だ。

今後の注視点は2点だ。チェコ国立銀行に続く他の中央銀行がビットコインを準備金として採用するかどうかという制度的需要の広がりと、シーゲル氏が言及するデモグラフィック変化が実際の資産配分行動にどう反映されるかという需要の実証だ。

ビットコインが過去最高値の約12万6,000ドルを大幅に超えて100万ドルに近づくには、機関投資家の継続的参入と規制の安定化という2つの条件が整う必要がある。

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