はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

リップル社が投資ファンドに約26.5億円分のXRPを出資|今後も出資先増加か

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

リップル社のVCファンドへの投資
リップル社は、仮想通貨業界では古参のBlockchain Capital が提供する ”Blockchain Capital Parallel IV LP Fund” に対し、2500万(約26.5億円)もの出資を自身の仮想通貨であるXRPを使用して行うことを発表しました。
増えゆくリップル社の投資
リップル社は、以前にも、教育関連の非営利団体であるDonorsChooseに$2900万(約30.7億円)を出資しており、35000個ものクラウドファンディングプロジェクトを実現させました。さらに、リップル社の重役を務めるGriffin氏は、今回のファンドへの投資が最後ではないことを示唆しています。

XRPを利用して約26.5億を投資ファンドに出資

リップル社は、仮想通貨業界で最古の投資ファンドであるBlockchain Capitalに対し、自身の仮想通貨であるXRPを使用して$2500万(約26.5億円)の出資を行うことを発表しました。

リップル社は、Blockchain Capitalの第4号ファンドであり、仮想通貨での出資のみを受け付けている”Blockchain Capital Parallel IV LP Fund”への参加を表明しました。

Fortune にて、Blockchain Capitalの代表は、以下のように説明しました。

「私達は、リップル社からのXRPでの出資を受け入れたことによる価値の変動リスクから他の出資者達を保護するため、パラレルファンドを作成しました」

リップル社により「出資をデジタル資産で受け付ける最初のファンド」と説明されたこのパラレルファンド方式の金融商品は、$1.25億(約132.5億円)を自力で調達した Blockchain Capital IV LP fund と統合され、サンフランシスコ基盤のベンチャーキャピタル企業であるBlockchain Capitalは4回の資金調達で合計で$1.5億(約159億円)を調達しました。

その最大の資金調達を経て、Blockchain Capitalは、現時点で$2.5億(約265億円)もの資産を有し、そのポートフォリオには、Coinbaseや、Kraken、Circle、そして、リップル社が含まれています

その$1.5億(約159億円)のファンドは、ブロックチェーン技術を様々な用途に活用するスタートアップや起業家チームへの出資に当てられます。

リップル社はオープンソースプラットフォームによる決済という枠組みを超えた用途について以下のように指摘しています。

「この出資は、XRPレジャー及び、インターレジャープロトコルの新しい用途を模索する良い機会になるでしょう

また、Blockchain Capitalの共同創業者であるStephens氏はこのように発言しました。

「ブロックチェーン技術や分散型台帳技術は、医療や、身分証明の分野を始め、様々な分野において恩恵をもたらすでしょう」

さらに、以下のように続けました。

「XRPやビットコイン、またはその根底にあるブロックチェーン技術しか使用されなかったとしても、私達の目標は、最高のプロジェクトを探し出し、彼らが長期的にみて、顧客に価値を与えられる企業となるように資源を提供することなのです」

Blockchain Capitalは、2015年に23ものビットコイン、または、ブロックチェーン企業に投資を行い、2016年初期に行われた第2回目の資金調達では$1300万(約13.8億円)を調達したと当時報告されています。

さらに、同VC企業は、第3回目の資金調達において$1000万(約10.6億円)をICOにて調達しました。

Blockchain Capitalの運営パートナーであるBrock Pierce氏は当時CCNの取材に対し以下のように回答しています。

「私達は、金融分野に焦点を当てている仮想通貨及び、ブロックチェーン企業を始め、医療からメディアまで様々な分野においてブロックチェーン技術を活用しようと考えている企業など、ブロックチェーン技術にとって大きなチャンスであるものを対象に投資を行ってきました

さらに、リップル社は、ブロックチェーン関連のスタートアップや、ビジネスを支援していくため、他のベンチャーキャピタルファンドにも出資していく方針を示唆しています。

リップル社の戦略発展のシニア・バイスプレジデントを務めるPatrick Griffin氏は以下のように述べています。

「私達にとって、このファンドは、初めて出資したものですが、これが出資する最後のファンドという訳ではありません

「私達は、次世代のブロックチェーン及び、仮想通貨企業の形成を担う主要企業を目指しています」

リップル社の$2500万(約26.5億円)もの投資額は、教育に焦点を当てた非営利団体のDonorsChooseに対する、自身の$2900万(約30.7億円)への出資額よりは少ないと言えます。

この団体への寄付は、35000個ものクラウドファンディングプロジェクトの出資に当てられました。

Ripple Invests $25 Million in XRP in Blockchain Capital’s $150 Million VC Fund

Apr 11, 2018 by Samburaj Das

参考記事はこちらから
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/02 水曜日
13:45
トランプ大統領、イーロン・マスクに対する批判を再び展開、 『大きく美しい法案』巡る対立が再燃
「大きく美しい法案」をめぐり、トランプ大統領とイーロン・マスク氏の対立が再燃している。マスク氏の痛烈な法案批判に対し、トランプ氏は、マスク氏が率いる企業の政府補助金受給について政府効率化局(DOGE)で調査すべきと発言し、かつて盟友だった両氏の関係は緊迫感を増している。
13:20
アリゾナ州知事、押収仮想通貨の準備基金法案『HB2324』を拒否権行使
アリゾナのホブズ知事が犯罪捜査で押収した仮想通貨管理法案を拒否。地方自治体の協力阻害を懸念と声明。
11:45
パクソス、ステーブルコインUSDGを欧州全域でローンチ サークルとの競争激化
パクソスが米ドル建てステーブルコインUSDGをEU全域で発行開始した。MiCA規制に準拠している。合計30か国に展開しており、ステーブルコイン時価総額ランキングでは15位だ。
11:10
ナスダック上場DeFi Development Corp、1億ドル転換社債発行 ソラナ蓄積戦略を拡大
米初のソラナ準備金戦略企業DeFi Development Corpが1億ドル転換社債の私募発行を発表。調達資金でSOL購入継続、バリデータ運営による複利成長を目指す。
10:50
上場企業のビットコイン購入量24万BTC超えも、価格には反映されず その理由は?
2025年上半期に世界の上場企業が仮想通貨ビットコインを24万5510BTC購入しETF保有数の2倍超。前年同期比約5倍増でマイクロストラテジー戦略が拡散、企業準備金としての位置づけが確立された。
10:30
米SEC、仮想通貨ETFの上場基準を策定か 審査迅速化に期待
米証券取引委員会が、ビットコインなど仮想通貨ETF向けの汎用上場基準策定を検討していると伝えられる。19b-4様式省略により審査迅速化が期待される。
10:20
ETH1万ドル到達は『義務』と表明、イーサリアムに新組織誕生
仮想通貨イーサリアムに、イーサリアムコミュニティ財団という新たな組織が誕生。公式サイトで、イーサリアムの価格に特化した組織であると説明している。
07:55
NYSE上場DDCが760億円調達完了、ビットコイン準備金戦略を本格始動
アジア食品ブランド運営のDDC EnterpriseがNYSE上場企業として最大規模の仮想通貨専用資金調達を実施。Anson Fundsらから総額5億2800万ドルでビットコイン準備金構築へ。
07:25
XRP戦略推進へ、ナスダック上場のWebusが1億ドル調達合意
ナスダック上場のWebusがリップル・ストラテジー・ホールディングスと1億ドルの資金調達契約を締結。仮想通貨XRPを活用した事業戦略推進により株価が日中130%上昇も最終的には8%反落。
07:15
「ビットコインが25年に20万ドルへ到達するとの予測は維持」Bitwise
仮想通貨運用企業Bitwiseは、2025年の10の予測に対する中間評価を公開。ビットコインが20万ドルに到達するとの予測は維持することなどを記載した。
06:50
ストラテジーのビットコイン循環戦略、NAV超プレミアムを正当化か=TD Cowen分析
ストラテジーの株価は純資産価値(NAV)を大きく上回って推移。継続的な株式発行が1株あたりのBTC保有を押し上げる構造が、投資家の注目を集めている。アナリストはその持続性とリスクに着目している。
06:12
ビットコイン利確が加速 第3四半期は過去最弱の季節性=アナリスト分析
仮想通貨ビットコインの利確が進む一方、市場は方向感に欠ける展開。第3四半期は過去最弱の季節性もあり、アナリストは地政学リスクや米金融政策の不透明感に警戒を示している。
05:50
トランプ大統領の「大きく美しい法案」上院可決も、仮想通貨少額免税案は見送り
トランプ政権が推進する大型予算法案に、仮想通貨の少額免税や報酬課税見直しの修正案は含まれず。ルミス上院議員は今後の再提出を示唆し、業界団体もロビー活動を継続する構え。
05:37
米SEC、ビットコインやXRPに投資するグレースケールの仮想通貨ファンドETF化を承認
米証券取引委員会(SEC)は、グレースケールのバスケット型ファンドのETF転換を加速承認。構成資産の約8割をビットコインが占めており、今後の仮想通貨ETF全体に追い風となる可能性も。
07/01 火曜日
18:07
仮想通貨ビットコインの長期投資【初心者向け】ドルコスト平均法でかんたん積立
「投資でどのタイミングで購入すれば良いか分からない」という疑問は多い。ビットコインなど仮想通貨投資初心者でも、リスク回避をしつつリターンを見込めるドルコスト平均法とは。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧