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今年はどうなるのか:『コンセンサス2018』の注目スピーチを紹介

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

コンセンサス2018:重要スピーチを選別
今年のコンセンサスで予定されている発表で仮想通貨市場に影響を与える可能性のあるイベントをピックアップしました。
コンセンサスとは
2015年9月の第1回開催以来、毎年ニューヨークで開催されるコンセンサスは世界最大手の仮想通貨メディア「CoinDesk」が主催する、最大級のカンファレンスです。今年で4回目となり、毎年価格にも大きく影響するアナウンスメントが出ることでも有名です。

新情報が毎日更新されているコンセンサスの開催が近くに連れて仮想通貨市場全体への期待が高まっています。

昨年もコンセンサスでの発表を受けて主要通貨は大きく上昇の動きを見せました。

コンセンサス2017でどのような動きがあったか知りたい方は下記のリンクからどうぞ。

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重要スピーチのピックアップ

3日間に渡るこのカンファレンスのスピーチや発表を日毎にみていきます。

またニューヨークは日本と13時間の時差がありますので日本時間も記載してます。

参考までにご覧ください。

目次
  1. 1日目・14日(月)
  2. 2日目・15日(火)
  3. 3日目・16日(水)
  4. まとめ

1日目・14日(月)

パネルディスカッション 午後10:10-10:40

FedEX社CEOとBlockchain Research Instituteの会長が登壇し、このカンファレンスの初めを盛り上げてくれそうです。

サムソン等の大手企業が物流(俗に言うSupply Chain Management)でブロックチェーン技術導入を検討している中、物流業界のトップに君臨するFedExがどのようにブロックチェーン技術の活用方法を模索しているかが注目ポイントです。

パネルディスカッション 午後10:40-11:20

FRB St. Louis地区総裁とMIT Media Lab・CoinDesk諮問委員会の会長が登壇予定のパネルディスカッション。

米国の連邦準備銀行は12の地区に分かれており地区の代表間でも意見が分かれていますが、第8地区の総裁であるBullard氏の仮想通貨に対する姿勢が見所です。

ブロックチェーンに対する規制:立法者の視点 15日午前1:00-1:30

同じく米国の下院議員と欧州議会のギリシャ代表議員がブロックチェーン技術がもたらすプライバシーとガバナンス(政府の管理・統治)のバランスについて、立法者の視点から議論します。

世界経済の軸を担うアメリカとEUの代表者はそれぞれ新しい技術にどう取り組んでいくのか、注目されています。

相互運用性実現への競争 午前2:30-3:10

Litecoin創設者兼Litecoin財団代表チャーリー・リー氏と以前CoinPostも取材させていただいたAION財団代表のマシュー・スポーク氏が登壇。

パブリックブロックチェーンとプライベートブロックチェーン間の相互運用性(インターオペラビリティ)により可能となる資産の運用や個人情報の保管などの新たなアプリケーションについて対話する予定です。

また急遽日本時間10日にリップル社のChief Cryptographerであるデイビッド・シュワルツ氏の登壇も明らかになりました。

時価総額ランキング上位に位置する3通貨の代表者の会話は見逃せません。

世界的な管轄権 午前3:30-4:10

国を超える性質を持つブロックチェーン技術に対する政府の規制の方針が問われている中、各国政府は様々な対応を見せています。

こういった現状で自主規制団体がどう政府のニーズと民間ユーザーのプライバシーをバランスできるかが焦点となっています。

bitFlyer社長の加納裕三氏と米国の商品先物取引委員会のコミッショナーが登壇する予定です。

『2017年仮想通貨業界で最も影響力のある人物TOP10』の方から発表 午前5:30-5:40

昨年CoinDesk社の発表した仮想通貨業界で最も影響力のある人物TOP10に選ばれたAmber Baldet氏は今年の4月までJPモーガンでブロックチェーン部門のディレクターでしたが先月退社を発表したばかりです。

新規事業の展開の発表を期待する投資家も多いです。

2日目・15日(火)

法の執行 16日午前0:50-1:30

アメリカ政府の法規制に携わる3つの主要機関である司法省、証券取引委員会と商品先物取引委員会の代表者が登壇予定。

各機関の代表者が市場での政府の役割をどう考えているかが題目となります。

仮想通貨市場への期待が高まるきっかけとなるコンセンサスの中で米国政府関係者の発言がいかに仮想通貨への期待に影響を及ぼすかが注目されています。

仮想通貨の前後で変わったもの 午前3:10-3:50

eToro, KikとIndiegogo三社の社長が登壇するパネルディスカッション。

投資ファンドの仮想通貨に対する態度の変化が急変して仮想通貨の投資に走る投資ファンドが激増していますが、その過程で異なる段階にいる3つの企業のトップを呼び、話をお聞きします。

いつ月へ? 午前6:00-6:30

パネルにはウォール街から仮想通貨に早期に参入した企業の代表者がいます。

どういった物を作り、ウォール街がどう追いつこうと努力しているか、そして今後のビットコインの動きなどを話します。

また、このパネルのタイトルは昨年200万円まで近づいたビットコインの価格の上昇を月まで発射されるロケットに比喩した英語の表現に由来しています。

BitMEXやGrayscale, LedgerXなどの取引所や投資のプロが語る視点が注目ポイントです。

サークル(Circle) 特別発表 午前6:30-6:45

P2Pの決済・ペイメントwebサイトのサークル社から特別発表があるそうです。

またサークルはニューヨーク州からBitLicenseを取得した数少ない取引所の1つでもあります。

直後にはeToroからグローバル展開についての発表もあります。

3日目・16日(水)

EEA 発表 16日午後10:00-10:10

日本時間9日になってEnterprise Ethereum Allianceの発表がアジェンダに新たに掲載されました。

昨年コンセンサス2017では、EEAがトヨタやサムスンと提携を結び、ETHの価格上昇につながりました。

SONM 午後11:00-11:10

分散型コンピュータープラットフォームのSONMは今回のコンセンサスの主要スポンサーとして名を連ねています。

またCEO、CTO、Marketing Directorを含む16名の方々が訪れ、ブースも出展予定です。

Monaco 午後11:15-11:25

仮想通貨デビットカードの予約受付中のMonacoですが、最終日の朝にデモが行われます。

Waves Platform Demo 17日午前0:00-0:10

また時価総額ランキングTOP50に入っているウェーブスもデモを行う予定です。

パネルディスカッション 17日午前0:40-1:25

Twitter社とSquare社のCEOであるJack Dorsey氏が登壇予定。

Squareはペイメント・決済・POSのソリューションを提供する企業で、昨年11月からSquare上でビットコインの売買が可能となり、最初の4ヶ月で約37億円相当のビットコインが購入されています。

Dorsey氏はさらに民主化されたグローバルな金融システムのメリットについて興味深い見解を共有するそうです。

まとめ

来週開催のコンセンサス2018も3日目(日本時間で水曜日深夜)の最後まで見逃せません。

また仕事が忙しくてコンセンサスに行けない、情報が読めないという方はご安心ください。

CoinPost編集長が日本ブロックチェーン協会事務局長の樋田桂一氏とALIS社のCEOである安昌浩氏と共に5月23日(水)夜10時から『世界最大級の仮想通貨サミット「Consensus」帰りの3人が日本の未来を生討論』と題して講座をSchooで生公開で配信します。

事前に会員登録すれば全編無料で視聴できるのでぜひご参加ください!

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