CoinPostで今最も読まれています

世界最大規模の金融運用会社、仮想通貨市場へ参画|主流ヘッジファンド3社に仮想通貨追加が明らかに

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

世界最大規模の金融運用会社Northern Trustが仮想通貨に参入
Fortune500に入る金融サービス大手Northern Trustが、仮想通貨業界へ進出。同社の広報の言及により、前から三つの主流ヘッジファンドと連携し、仮想通貨投資をポートフォリオへ追加していた事が判明した。
Northern Trustとは
Northern Trustは、1889年にシカゴで設立された企業で、 現在では世界最大規模の資産マネージャーとして、1兆ドル近い資産を抱えるまでに成長。世界84都市に拠点を持ち、各種企業や機関、世界トップクラスの富裕層を顧客に抱えている。

▶️CoinPost:仮想通貨用語集

Fortune500社にも入る米国金融サービス大手Northern Trustはついに、仮想通貨業界へ進出しました。

Northern Trustは、仮想通貨のカストディサービスを直接行わず、同投資商品へ興味のあるヘッジファンドや機関投資家へ資産管理サービスを提供行います。

仮想通貨へ興味のあるヘッジファンドにサービス提供

Forbes紙によれば、129年の歴史を誇る、機関投資家や高額個人投資家に特化した金融サービスを提供するNorthern Trust 社は、仮想通貨ヘッジファンドへサービスの提供を行いつつ、ブロックチェーン技術を自社業務に統合するとのことです。

また同社の広報の言及により、前から三つの主流ヘッジファンドと連携し、仮想通貨投資をポートフォリオへ追加していたことが明らかになりました。

1000兆円規模のアセットを保管・管理しているNorthern Trustは現時点で、仮想通貨のカストディサービスを直接行うのでなく、同投資商品へ興味のあるヘッジファンドや機関投資家へ、アンチ・マネーロンダリングのアドバイスや投資価値の割り当て、第三者によるカストディの認証などの資産管理サービスを優先しています。

金融大手は仮想通貨技術を歓迎

今回のNorthern Trustによる市場参入や、最近判明された「ビッグ4」の会計事務所PwCがTezos財団の監査を担当する報道から、巨大金融企業はすでに仮想通貨業界を軽く見ることが出来なくなっていると考えられます。

Northern Trustの社長Pete Cherecwich氏は、Forbesのインタビューで、米国政府は、ブロックチェーン技術に慎重な態度を取りつつも、法定仮想通貨の発行を視野に、備え始めていると語りました。

「政府が最終的に米ドルをトークン化し、仮想通貨のように取引することを検討すると、私は信じている。当然、米ドルはどこかの金庫に保管されるか、もしくは政府が金融政策でトークンの価値を調整する。」と話しました。

更に、Cherecwich氏は、Hyperledger Fabricの企業向けブロックチェーン上でサービス商品を構築するブロックチェーン技術と個人資産専門家からなるチームを組織したことを明かしました。

Northern Trustの責任者の一人は法的規制と自主ルールが欠如していることで、この新興技術をより慎重に規定するべきだと昨年、指摘していましたが、進展の速いこの業界に同社も歩幅を合わせざるを得なかったと考えられます。

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
04/27 土曜日
10:30
米国で仮想通貨発行の推奨事項5ヶ条、a16z明かす
大手ベンチャーキャピタルa16zは、米国で仮想通貨トークンを発行する際の推奨事項を挙げた。特に証券性など米SECをめぐる対処を中心としている。
09:30
Runesデビュー1週間、ビットコインネットワークで200億円以上の手数料生み出す
手数料については、ミーム仮想通貨取引への高い需要が原因で、4月初めの5ドルから平均40ドルまで高騰している。ビットコインのマイニング報酬が半減し、収益が大幅に減少する見通しとなっていた採掘業者にとっては朗報だ。
08:00
半減期後のBTCのリターン、Nansen主席アナリストが分析
半減期後の仮想通貨ビットコインのリターンを、ブロックチェーン分析企業Nansenの主席リサーチアナリストが分析。半減期後250日までが最もリターンが高いという。
07:30
円安158円台に、米ハイテク株高 来週FOMC金利発表|金融短観
本日の米国株指数は反発。エヌビディアやアルファベットなど大手IT株がけん引役となった。前日発表の米1-3月期GDPは予想を下回って悪材料となっていたが、昨夜発表の米3月PCEデフレーターはほぼ予想通りだった。
05:55
パンテラ、FTXの仮想通貨ソラナを追加取得
FTX破産財団はこれまですでにロックアップされた仮想通貨SOLの約3分の2を手放した。その多くは4年後に完全にアンロックされる見込みだ。
04/26 金曜日
14:22
「ミームコインは危険なカジノのよう」米アンドリーセン・ホロウィッツCTOが警鐘鳴らす
米大手VCアンドリーセン・ホロウィッツの エディ・ラザリン最高技術責任者は、ミームコインを「危険なカジノ」に例え、仮想通貨エコシステムから「本物の起業家」を遠ざける可能性があると主張した。
14:00
米FBI、マネロン防止ルール非遵守の仮想通貨サービスに注意喚起
米連邦捜査局は、マネーロンダリング防止基準を遵守していない仮想通貨送金サービスを利用しないよう、アメリカ国民に対して呼びかけた。
12:55
BTC半減期後に最初に採掘されたSatoshi、3億円超で落札
仮想通貨ビットコインの半減期後に最初に採掘されたSatoshiがオークションで3億円超で落札。Ordinalsの誕生によって、今はレア度の高いSatoshiに需要が生まれている。
12:32
ビットコインの反騰失速、ブラックロックのETF(IBIT)への資金流入が初めて途絶える
暗号資産(仮想通貨)市場では、自律反発のビットコインが日足50SMAを抜けられず再反落。ブラックロックのビットコインETF「IBIT」への資金流入は、ローンチ後71日間で初めて途絶えた。
10:15
著名な「Buy Bitcoin」のサイン、1.6億円で落札
「Buy Bitcoin」と書かれた著名な法律用箋が、オークションで1.6億円で落札された。仮想通貨ビットコインで入札され、正確な落札価格は16BTCである。
09:40
フランクリン・テンプルトンの600億円規模「BENJI」トークン、P2P送信可能に
米大手資産運用企業フランクリン・テンプルトンは、米国政府マネーのトークン化ファンドFOBXXで資産のピアツーピア送信を可能にしたと発表した。
08:30
強気相場継続の兆しか? パンテラが新たな仮想通貨ファンドで1500億円以上調達計画
2024年の仮想通貨相場感が2023年から好転しておりVCの調達案件も着実に増えている状況だ。昨日、野村グループのLaser Digitalが主導するラウンドで、zkSync Era基盤のWeb3ゲーム開発会社Tevaeraは500万ドルを調達した。
07:35
ETHの証券性巡りConsensysがSECを提訴
仮想通貨イーサリアムは証券ではないとの判断などを裁判所に要請するため、 Consensysが米SECを提訴。同社は事前にウェルズ通知を受け取っていた。
07:15
米SEC、イーサリアム現物ETF申請を非承認する可能性高まる
イーサリアム現物ETFの米国での承認は不透明。SECとの一方的な会合や訴訟の影響で、2024年後半までの承認延期が予想されETH今後の価格に下落圧力がかかっている状況だ。
06:50
米Stripe、ソラナやイーサリアムでUSDC決済を導入予定
Stripeは2014年に初めて仮想通貨ビットコインの決済を導入した経緯がある。しかしその4年後の2018年にビットコインのバブル崩壊を受け同社はその取り組みを中止した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア