11月開催のファンイベントへ向けて解説、『仮想通貨XRP』とリップル社が目指す未来 2019/07/16 17:30 09/19 15:56 XRP Meetup Japan 皆様初めまして。 今回記事を寄稿させていただくことになった、「仮想通貨リップルの衝撃~Rippleが実現する”価値のインターネット”」著者の四條寿彦です。 今回の記事ではRipple及びXRPについて、その基礎的な部分の概要をご紹介できればと思います。 四條 寿彦 ゼロから学べる入門書「仮想通貨リップルの衝撃~Rippleが実現する”価値のインターネット”」の著者。 仮想通貨との出会いは2017年5月1日。以降、Twitterのリップルコミュニティに積極的に参加。東京生まれ。 元ヴィジュアル系バンドマンでもある。現在は家業である小さな町工場で働きながら、FLOCブロックチェーン大学校の講師を務める。 好きな食べ物はスリランカカレー。 世界へ展開するリップル 2019年7月現在、時価総額3位の暗号資産がXRPです。 毎秒1500 tx(トランザクション)を処理し、発行数は1000億XRPで、全て発行済みです。取引の承認はバリデーターと呼ばれる承認者が全員で確認し行われています。 そしてRipple社所有のXRPのうち、2017年12月に550億XRPをロックアップしました。このロックアップされたXRPは、2018年1月から一か月ごとに10億XRPが解放される仕組みになっており、解放されたXRPは、OTC取引で売却制限をかけて販売したり、流動性を高めた機関への配布、XRPを活用したサービスを展開してる企業へ資金的援助、学校やNPOに寄付などに使われています。 解放した10億XRPの内、使われずに残ったXRPは翌月に再度ロックアップされ、このロックアップのスケジュールをすべてこなした後に再度解放される予定です。 Ripple社は、XRPを主導的に活用し、金融機関向けにエンタープライズ製品を販売しているアメリカの会社です。現在は200人を超える技術者に加え、ロンドン、ムンバイ、ルクセンブルク、シンガポール、シドニーなど世界のあらゆる場所に支社を設立しています。 日本にも、SBIグループとRipple社が共同出資して設立した「SBI Ripple Asia」という法人があります。SBI Ripple Asiaは、日本の多くの銀行をまとめ上げ「内外為替一元化コンソーシアム」という連合を作りました。内外為替一元化コンソーシアムでは、Ripple社製品を利用して独自の送金網を展開しています。R.C.クラウドと呼ばれるその送金網は、後述するRipple社製品のxCurrentをクラウド上で運用することで、即時送金を可能にしたMoneyTapの礎になっています。 Ripple社が提供する商品 ここまで簡単にXRPとRipple社についての概要をお話しました。 Ripple社が提供している実際エンタープライズ製品は、以下の3つのソフトウェアです。 xCurrent xRapid xVia xCurrent Interledger Protocol(ILP)という共通規格を提唱し、それに準じた金融機関は台帳の垣根を超えて即時送金する事が可能になります。このILPを適応し、また自動で最安手数料のルート検索を行ってくれるソフトウェアがxCurrentです。 xRapid 主軸となるxCurrentは、通貨の種類を選びません。どんな通貨でもxCurrentを導入していれば、即時送金ができます。その補助として、より早く、より安く送金を実現する為にあるのがxRapidというソフトウェアです。 Ripple Net・xVia xRapidは、XRPを使った送金が前提となるもので、ペア数や流動性の問題を解消します。そしてxCurrent、xRapidで構成される送金ネットワークを「Ripple Net」と呼びます。 xViaは、送金ネットワークの外側からRipple Netにアクセスするためのソフトウェアです。 リップル社が目指す「価値のインターネット」とは 現在は金融機関向けのエンタープライズ製品がメインですが、Ripple社が目指している「Internet of Value」というものがあります。 直訳すると「価値のインターネット」となりますが、これがどのようなものを指しているのか、IoTの概念に則して考えるとイメージがつきやすいと思います。 IoTはInternet of Thingsの略で、あらゆるものをインターネットに接続することで新しい付加価値を創造することを指します。 例えば電気ポット。独居老人が、普段の生活の中でお湯を使うだけでご子息やヘルパーさんなどにメールが届き、「問題なく日常が送れている」という事を伝えることができます。 同じようにIoVを考えると、あらゆる価値移転に対する摩擦を最小限に抑え、瞬時に価値を送れるようにすると新しい付加価値が生まれてくるという概念と考える事が出来ます。 これから新しい経済流通の形が形成されていった先に、世界がどのように発展していくのか楽しみになってきますね。 リップルのファンイベント「XRP Meetup Japan」を開催予定 さて、今回改めてRipple社およびXRPについて簡単にご紹介させていただきましたのは、「XRP Meetup Japan」というファンイベントを有志の皆様が計画されていて、そのための予備知識として寄稿を依頼されたからです。 XRP Meetup Japanについて、少しご紹介させてください。 2019年11月10日の日曜日、都内某所にて開催する予定です。具体的な会場や開催時間など、追ってまたお知らせ致します。 ファンミーティングとして開催されるものですが、来ていただいた皆様に楽しんで頂こうと思い、催しやサプライズなども計画しています。 今はまだお話しできないことが沢山あるのですが、皆さんにお伝えしたいことはコミュニティ主催のファンミーティングの中ではものすごい規模になりそうということです。 随時情報解禁されていくと思いますので、それまで今しばらくお待ちいただければと思います。 リアルタイムで情報を追いたい方は、ツイッターの公式アカウント(@xrpmeetupJA)をチェックしてみてくださいね。 次回のコラムニストは、Twitter界隈ではXRP質問箱でお馴染みの【てにったー(@tenitoshi )】さんも、特別参戦が決定! また今回は、XRP MEETUP JAPAN開催記念ということで、新規での質問募集も受け付けてくださるとのこと! 更に・・・【もう一度じっくり知りたい人気質問リクエスト投票】も出来るようです。 尚、質問の受付期間は【7月23日(火)19時迄】とのことなので、ぜひ下記フォームから奮ってご参加ください。 質問募集はこちら それでは、次回のXRP Meetup Japanの記事も是非お楽しみに! 四條寿彦でした。
11月開催のファンイベントへ向けて解説、『仮想通貨XRP』とリップル社が目指す未来
09/19 15:56 XRP Meetup Japan
皆様初めまして。
今回記事を寄稿させていただくことになった、「仮想通貨リップルの衝撃~Rippleが実現する”価値のインターネット”」著者の四條寿彦です。
今回の記事ではRipple及びXRPについて、その基礎的な部分の概要をご紹介できればと思います。
四條 寿彦
世界へ展開するリップル
2019年7月現在、時価総額3位の暗号資産がXRPです。
毎秒1500 tx(トランザクション)を処理し、発行数は1000億XRPで、全て発行済みです。取引の承認はバリデーターと呼ばれる承認者が全員で確認し行われています。
そしてRipple社所有のXRPのうち、2017年12月に550億XRPをロックアップしました。このロックアップされたXRPは、2018年1月から一か月ごとに10億XRPが解放される仕組みになっており、解放されたXRPは、OTC取引で売却制限をかけて販売したり、流動性を高めた機関への配布、XRPを活用したサービスを展開してる企業へ資金的援助、学校やNPOに寄付などに使われています。
解放した10億XRPの内、使われずに残ったXRPは翌月に再度ロックアップされ、このロックアップのスケジュールをすべてこなした後に再度解放される予定です。
Ripple社は、XRPを主導的に活用し、金融機関向けにエンタープライズ製品を販売しているアメリカの会社です。現在は200人を超える技術者に加え、ロンドン、ムンバイ、ルクセンブルク、シンガポール、シドニーなど世界のあらゆる場所に支社を設立しています。
日本にも、SBIグループとRipple社が共同出資して設立した「SBI Ripple Asia」という法人があります。SBI Ripple Asiaは、日本の多くの銀行をまとめ上げ「内外為替一元化コンソーシアム」という連合を作りました。内外為替一元化コンソーシアムでは、Ripple社製品を利用して独自の送金網を展開しています。R.C.クラウドと呼ばれるその送金網は、後述するRipple社製品のxCurrentをクラウド上で運用することで、即時送金を可能にしたMoneyTapの礎になっています。
Ripple社が提供する商品
ここまで簡単にXRPとRipple社についての概要をお話しました。
Ripple社が提供している実際エンタープライズ製品は、以下の3つのソフトウェアです。
xCurrent
Interledger Protocol(ILP)という共通規格を提唱し、それに準じた金融機関は台帳の垣根を超えて即時送金する事が可能になります。このILPを適応し、また自動で最安手数料のルート検索を行ってくれるソフトウェアがxCurrentです。
xRapid
主軸となるxCurrentは、通貨の種類を選びません。どんな通貨でもxCurrentを導入していれば、即時送金ができます。その補助として、より早く、より安く送金を実現する為にあるのがxRapidというソフトウェアです。
Ripple Net・xVia
xRapidは、XRPを使った送金が前提となるもので、ペア数や流動性の問題を解消します。そしてxCurrent、xRapidで構成される送金ネットワークを「Ripple Net」と呼びます。 xViaは、送金ネットワークの外側からRipple Netにアクセスするためのソフトウェアです。
リップル社が目指す「価値のインターネット」とは
現在は金融機関向けのエンタープライズ製品がメインですが、Ripple社が目指している「Internet of Value」というものがあります。 直訳すると「価値のインターネット」となりますが、これがどのようなものを指しているのか、IoTの概念に則して考えるとイメージがつきやすいと思います。
IoTはInternet of Thingsの略で、あらゆるものをインターネットに接続することで新しい付加価値を創造することを指します。 例えば電気ポット。独居老人が、普段の生活の中でお湯を使うだけでご子息やヘルパーさんなどにメールが届き、「問題なく日常が送れている」という事を伝えることができます。
同じようにIoVを考えると、あらゆる価値移転に対する摩擦を最小限に抑え、瞬時に価値を送れるようにすると新しい付加価値が生まれてくるという概念と考える事が出来ます。 これから新しい経済流通の形が形成されていった先に、世界がどのように発展していくのか楽しみになってきますね。
リップルのファンイベント「XRP Meetup Japan」を開催予定
さて、今回改めてRipple社およびXRPについて簡単にご紹介させていただきましたのは、「XRP Meetup Japan」というファンイベントを有志の皆様が計画されていて、そのための予備知識として寄稿を依頼されたからです。
XRP Meetup Japanについて、少しご紹介させてください。
2019年11月10日の日曜日、都内某所にて開催する予定です。具体的な会場や開催時間など、追ってまたお知らせ致します。
ファンミーティングとして開催されるものですが、来ていただいた皆様に楽しんで頂こうと思い、催しやサプライズなども計画しています。
今はまだお話しできないことが沢山あるのですが、皆さんにお伝えしたいことはコミュニティ主催のファンミーティングの中ではものすごい規模になりそうということです。
随時情報解禁されていくと思いますので、それまで今しばらくお待ちいただければと思います。 リアルタイムで情報を追いたい方は、ツイッターの公式アカウント(@xrpmeetupJA)をチェックしてみてくださいね。
次回のコラムニストは、Twitter界隈ではXRP質問箱でお馴染みの【てにったー(@tenitoshi )】さんも、特別参戦が決定!
また今回は、XRP MEETUP JAPAN開催記念ということで、新規での質問募集も受け付けてくださるとのこと!
更に・・・【もう一度じっくり知りたい人気質問リクエスト投票】も出来るようです。
尚、質問の受付期間は【7月23日(火)19時迄】とのことなので、ぜひ下記フォームから奮ってご参加ください。
質問募集はこちらそれでは、次回のXRP Meetup Japanの記事も是非お楽しみに!
四條寿彦でした。