WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

トランプ政権のビットコイン戦略準備金、省庁の権限争いと法的問題で難航=報道

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • 財務省と商務省が準備金管轄をめぐり対立
  • 司法省法律顧問室が法的枠組みの検討を主導

省庁対立で難航

ブルームバーグは7日、トランプ政権が推進するビットコイン戦略準備金の構築計画が、財務省と商務省の主導権争いおよび法律上の問題によって停滞していると報じた。

トランプ大統領は政権発足当初の行政命令で、連邦政府各機関が押収した仮想通貨を集約し、新たな購入も視野に入れたビットコイン戦略準備金を財務省内に設置するよう指示した。しかし、財務省がビットコインを法的に管理できるかどうかについて疑義が生じている。

こうした状況を受け、政権内の複数部門が法的に実行可能な準備金の枠組み策定に関与している。関係者によれば、管轄先として商務省への移管も選択肢の一つに浮上したという。

仮想通貨の価格変動が激しい性質も踏まえ、行政命令が意図する「無期限保有」が法的に認められるかどうかが包括的な論点となっている。

関連記事:ベッセント財務長官、ビットコイン準備金「着実に前進」

米財務長官のスコット・ベッセント氏は3日、2027年度予算をテーマとした上院財政委員会の公聴会に出席し、仮想通貨市場構造法案について、議員らが夏季議会休会前に成立させるよう強く求めた。

司法省が両省と連携

米司法省は先日の声明で、同省の法律顧問室が「ビットコイン戦略準備金設立という大統領の政策目標を達成するための法的選択肢を検討するため、財務省・商務省と緊密に連携している」と明らかにした。なお、トランプ大統領は両省に対し、予算中立的な方法でビットコインを追加取得する戦略の共同策定を命じていた。

また、ホワイトハウス報道官リズ・ハストン氏は声明で、「トランプ大統領は仮想通貨および先端技術分野で米国を世界の主導国とするビジョンを掲げて選挙戦を戦った。そのビジョン実現に向け、トランプ政権はビットコイン戦略準備金と米国デジタル資産備蓄庫の最適な構造を引き続き検討している」と語ったという。

トランプ大統領は2025年3月の行政命令に関連する資料で「米国はこの分野でリーダーにならなければならない」とした方針を改めて示しており、準備金を親仮想通貨政策の主要な柱に位置づけた経緯がある。

BTC保有状況、新法案も

仮想通貨データ企業のアーカム・インテリジェンスによると、米国政府は連邦各機関の保有分を合計すると現在価値で200億ドル超のビットコインを保有しており、世界最大規模の保有者の一つとなっている。ホワイトハウスはこれまで、過去の時期尚早なビットコイン売却が納税者に約170億ドルの損失をもたらしたと主張しており、準備金による無期限保有は米国に戦略的優位をもたらすとしている。

さらに立法面では、ビットコイン戦略準備金の根拠法「アメリカン・リザーブ・モダナイゼーション法(ARMA)」を5月に共同提出した共和党のニック・ベギッチ下院議員が、供給量の約5%相当のビットコイン確保を目標として掲げている。財源については、財務省がイランへの制裁措置を通じて押収した仮想通貨資産をそのまま計上する手法を提案しており、納税者負担を生じさせない方針を示している。

関連記事:米財務省、イラン関連仮想通貨の押収累計額が1600億円相当に

米財務省ベッセント長官は、イラン政権に関連する仮想通貨の押収総額が約10億ドルに達したと明らかにした。4月末時点の約5億ドルから倍増しており、ウォレットを直接差し押さえた事例もある。

関連: ビットコイン(BTC)の今後・将来性【2026年6月】有識者7名の価格予測と2030年シナリオ

Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/05 月曜日
21:35
メタプラネットが資本配分方針再改定、ビットコイン85〜90%・戦略投資10〜15%が目安
メタプラネットは5日、資本配分方針を再改定し、総資産の85〜90%程度をビットコイン、10〜15%程度を戦略投資枠に充てる目安を定めた。9月30日時点の保有量は44,000BTCのビットコインに達した。
21:25
ストラテジー、3週連続でビットコイン追加取得 848000BTCに到達
ビットコイン保有最大手ストラテジーは5日、10月1日から4日に334BTCのビットコインを取得したと明らかにした。購入は3週連続で、資金は普通株の売却純額1,570万ドルとUSD現金1,300万ドルだった。
18:20
ステーブルコインだけで暮らせるか 業界3氏が○×で回答
ステーブルコインだけで暮らせるか。AI・オンチェーン金融サミットで、SMBC・JPYC・Startaleの3氏が国際送金やトークン化預金、納税、日本円ステーブルコインの必要性を○×形式で議論した。
16:41
国内暗号資産の現物取引高、8月は7644億円 2カ月ぶり増加
日本暗号資産等取引業協会(JVCEA)が8月の取引統計を公表。国内の暗号資産(仮想通貨)現物取引高は7,644億円で前月比13.4%増、証拠金取引も19.0%増えた。銘柄別ではビットコインが6割を占め、利用者預託金は3.5兆円まで増えた。
16:10
金融審、成長資金と保険でWG設置 委員がオンチェーン金融に言及
金融庁は8月31日の金融審議会総会の議事録を公開した。成長企業への資金供給と保険制度の2テーマでWGを設置。委員からはブロックチェーンを基盤とするオンチェーン金融の制度整備を中長期で検討すべきとの意見が出た。
15:45
NOT A HOTEL、住宅事業に参入 NAC発行元グループが新会社設立
NOT A HOTELを展開するNOTAが新会社「NOT A HOUSE」を設立し、住宅「POD」の予約を始めた。価格は1棟6980万円から。グループは暗号資産NACを発行し、2024年にGMOコインでIEOを実施している。
14:58
平将明氏が語るオンチェーン金融、次の提言はアセットとウォレット
AIエージェントが自ら決済する時代に向け、日本はどう備えるのか。AI・オンチェーン金融サミットのクロージングで、平将明衆議院議員が自民党PT提言の狙いと国家戦略化の道筋、次の提言で扱うアセットとウォレットの論点を語った。
14:49
OKXとICEの合弁、SECに通知 トークン化米国株を24時間取引へ=報道
OKXとNYSE親会社ICEの合弁OKXICEが、トークン化した米国株を24時間取引する施設の開設をSECに通知した。9月導入のSECの「イノベーション免除」を活用し、60銘柄超から始める計画。保有者には配当や議決権も付与される。
14:00
英大手金融機関の幹部71%、トークン化が金融サービスを変革と予想 ロイズ調査
ロイズの第10回「金融機関センチメント調査」で、英国の大手金融機関幹部の71%がトークン化による金融サービスの変革を予想した。期待するメリットなどについても回答している。
13:46
AI関連の仮想通貨が9月に54%上昇、グレースケールが分析
グレースケールは、AI関連の仮想通貨が9月に54%上昇し、市場全体の24%を上回ったと報告した。AI関連市場を代表する銘柄としてNEAR、TAO、WLD、VVVを取り上げた。
13:20
金融大手UBS、トークン化やステーブルコインで求人
UBSがニューヨークにおけるデジタル資産分野の求人2件を公開した。ステーブルコインやトークン化商品のプロダクトマネージャーと流通担当を募集している。
13:10
DCPとPacific Meta、トークン化預金の事業化支援で連携
トークン化預金の事業化に向け、DCPとPacific Metaが連携する。金融機関の発行支援からブロックチェーン開発、事業会社のユースケース企画までを一体で担い、PoCから商用化に向けた案件を順次立ち上げる。
11:29
日立、暗号資産・ステーブルコイン向けAML監視サービス開始
日立製作所が暗号資産(仮想通貨)やステーブルコインの取引を対象とするAMLモニタリングサービスの提供を10月1日に開始した。取引前・取引後・トークン流通の3機能を備え、金融庁FinTech実証実験ハブの支援を受けた実証の成果を生かす。
10:30
S&P、DeFi融資ボールトのリスク評価手法を発表 市場規模は2年で6.7倍
S&Pグローバル・レーティングは4日、オンチェーン融資ボールトのリスク評価手法「ボールト・リスク評価(VRA)」を発表した。キュレーターやプロトコルなど6項目でリスクを分析し、個別評価は後日公表する。預かり資産は約100億ドルに拡大した。
09:50
日本政府、対露追加制裁 仮想通貨取引所ガランテックスなどが対象
日本はロシアへの追加制裁で、仮想通貨取引所ガランテックスなど33団体・9個人を資産凍結等の対象に指定した。「影の船団」への規制や、第三国4団体への輸出禁止も実施する。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧