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ストラテジーの先週のBTC売却は収益化枠を消費せず、実際の上限はより大きいか ヴァンエック分析

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • 1.35億ドルの売却が収益化上限に非計上
  • 配当直接支払い分は12.5億ドル枠から除外

売却枠は全額残存

資産運用大手ヴァンエックのデジタル資産調査責任者、マシュー・シーゲル氏は7日、ストラテジーが先週実施したビットコイン売却のうち約1億3,500万ドル相当の部分について、同社が発表した12億5,000万ドルの「BTC収益化プログラム」の上限に計上されていないとXへの投稿で分析した。

シーゲル氏によると、BTC収益化プログラムの上限は売却益を米ドル準備金に充当する場合にのみ適用される。約1億3,500万ドルの部分は優先株配当の直接支払いに充てられており、同プログラムの枠外の取引と位置づけられる。

7月5日付のSEC提出書類によると、12億5,000万ドルの上限は同日時点で全額未使用のまま残っているという。

ストラテジーは7月6日のSEC提出書類で、6月29日から7月5日にかけて計3,588BTCのビットコインを約2億1,600万ドル(350億円相当)で売却したと明らかにしていた。内訳は6月29〜30日に1,363BTCを約8,080万ドル、7月1〜5日に2,225BTCを約1億3,520万ドルでそれぞれ売却した。シーゲル氏が言及した約1億3,500万ドルはこのうち後半の7月1〜5日分に相当するものだ。

関連記事:ストラテジー、350億円相当BTCを売却 ビットコイン急落

ビットコイントレジャリー企業最大手のストラテジーが6月29日〜7月5日の期間に3,588BTCを計350億円で売却した。先週承認したBTC収益化プログラムに基づく措置で、優先株配当の支払いに充当した。仮想通貨ビットコインはこの動きを受けて急落。

収益化プログラムと配当支払いの区分

ストラテジーが6月29日に発表した「デジタルクレジット資本フレームワーク」では、取締役会が最大12億5,000万ドル相当のビットコイン売却を承認するBTC収益化プログラムを設けた。同プログラムは米ドル準備金を積み増す目的の売却にのみ上限が課される仕組みで、優先株配当への直接支払いは別枠として扱われる。

市場はBTC収益化プログラムの上限額をそのままストラテジーの売却余地と捉えてきた。シーゲル氏は配当の直接支払い分がこの上限の外に位置づけられるため、実際の売却余地はその水準を上回る可能性があるとの見方を示した。

同氏は「ストラテジーのビットコイン売却余地は、12億5,000万ドルというヘッドラインが示す以上に大きいかもしれない」と話した。

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