WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコインに過熱の兆候、強気相場は維持=クリプトクアント分析

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • 依然として「強気市場の初期段階」と分析
  • 3つのサポート水準を指摘

強気相場初期の過熱感の兆候

暗号資産(仮想通貨)分析企業のクリプトクアントは29日、週間市場レポートを発表。ビットコイン(BTC)は新たな強気相場の初期段階にあるものの、過熱感や疲弊の兆候が見られると分析した。

ビットコインは一時的に87,400ドルという過去8か月ぶりの高値をつけたが、複数のシグナルが上昇の勢いの減速と、それに続く調整の可能性を示唆していると述べる。

出典:クリプトクアント

クリプトクアントはまず、トレーダーの利益率が拡大していると指摘。トレーダーのオンチェーン未実現利益(含み益)率は33%と、2024年12月以来の高水準に達している。過去のデータを見ると、利益率の大幅拡大は、売り圧や価格の下落に先行する傾向があった。

次に、すでに利益確定の動きが見られる。9月22日に、ビットコイン保有者は25,700BTC分の利益を確定させたが、これは2026年における一日あたり最大量だ。過去データからは、こうした動きは価格急騰後の「局所的な天井」が形成される前兆となるケースがあった。

クリプトクアントは以上二点について、健全な強気相場であっても相場上昇局面の終盤によく見られる注意サインだとしている。一方、10種類の指標を統合したクリプトクアント独自のビットコイン「ブル(強気)スコア」は100点中90点と依然として極めて強気なゾーンにある。

また、取引所へのアルトコイン流入が急増している。7日間の合計で取引数は7万6,000件、預け入れ(入金)を行ったアドレス数は5万1,000に達した。これは、2025年10月以来の高水準だ。取引所へのトークン預け入れの急増は、一般的に売却の兆候とされる。

関連記事:Bitcoin Japan、初のビットコイン購入完了 約12BTC

Bitcoin Japan(旧堀田丸正)は29日、100%子会社BTC JPN Ltd.によるビットコインの初回購入が完了したと発表した。取得額は約100万ドル。投資資金総額6.62億円の上限内で、引き続き購入を進める方針だ。

需要の鈍化とサポート水準

出典:クリプトクアント

さらに、現物需要(推定値)は過去30日間でマイナス17万BTCと縮小傾向が続いているところだ。また、直近の価格変動の原動力となっていた投機的な先物需要も9月14日時点のプラス16万4,000BTCからプラス1万6,000BTCへと急激に鈍化している。

クリプトクアントは、新たな需要がなければ価格上昇の勢いを維持するのは困難だと指摘。現物需要が低迷し先物市場の伸びも鈍化しているため、短期的にはさらなる上昇を維持するのが難しくなっていると見解を述べた。

関連記事:ビットコイン需要、17.1万BTCのマイナス 価格上昇と乖離=アナリスト

CryptoQuantのアナリスト、ダークフォスト氏は28日、ビットコインの総需要推計が30日間の合計でマイナス17.1万BTCまで悪化したと指摘した。価格が15日間で8.4万ドルまで上昇するなか、先物需要は3,000BTCに縮小した。

クリプトクアントは、調整局面に入った場合の短期的なサポート水準を三つ挙げた。まず、365日移動平均線の8万ドルで、これは先週の強気相場入りを確認した水準でもある。第2の水準は200日移動平均線の7万1,000ドル、第3の水準はトレーダーの実現価格(平均取得価格)である6万7,000ドルだ。

クリプトクアントは、これらの水準が維持される限り、調整局面はトレンドの反転ではなく、強気相場の初期段階における健全な価格固めの局面となると予想している。

Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/08 木曜日
15:27
大手銀行の牙城レバレッジETF融資にリップル社が進出=WSJ
米WSJは7日、リップル社のプライムブローカレッジ部門が、大手銀行の領域だったレバレッジETF向けのスワップ融資で存在感を高めていると報じた。同部門は8月に株式スワップ事業を始め、5月以降に融資枠と社債で最大4.75億ドルを確保した。
14:34
米ゲーム広告企業、メタプラネット傘下入りへ ゲーマーにビットコイン浸透狙う
米スーパーリーグは6日、メタプラネットが2,100BTCを拠出して同社を子会社化する取引への賛成を求める株主宛て書簡を公表した。ゲーム広告事業は続け、ゲーマー層へのBTC浸透も視野に入れる。16日の株主総会で採決する。
13:56
「数学的超知能」による秘密鍵復元リスクへの備え呼びかけ イーサリアム財団ドレイク氏
イーサリアム財団のドレイク氏が、AIの数学的進展でECDSA暗号が破られる事態に備えることを提言した。特に大口保有者には新アドレスへの冷静な移行を推奨している。
11:52
米大手銀ウェルズ・ファーゴ、クラーケン親会社と仮想通貨流動性で協議か=報道
この記事のポイント ソーファイ、SGBに続き米大手銀と流動性供給で協議 BNYとも協議中、ナスダックは9月に1億ドル出資を発表 銀行の仮想通貨取引を支える仕組み 米銀大手ウェル…
10:49
サムスン、米国で8000万台超の対応Galaxyスマホにステーブルコイン海外送金機能
サムスン電子の米国法人は7日、Samsung Walletで米ドル建てステーブルコインUSDCの海外送金機能を10月最終週に始めると発表した。60カ国超の銀行口座へ現地通貨で着金でき、ブロックチェーン基盤はソラナとSuiが担う。
10:25
XRPトレジャリー企業エバーノース、ナスダック上場は12日の見込み
仮想通貨XRPの財務企業エバーノースは、事務手続きの遅延によりナスダック上場が10月12日になる予定だと発表。事業統合に影響を与える見込みのある遅延ではないと述べている。
10:18
ヴィタリック氏「慌てて資金を移すのは勧めない」 AIの暗号解読リスクで
イーサリアム共同創設者のヴィタリック・ブテリン氏が、AIによる数学研究の加速で格子暗号やML-DSAの安全性が想定より早く損なわれる恐れがあると指摘。ハッシュ型署名の優先や未使用アドレスでの保管を勧めつつ、資金移行時のミスにも注意を促した。
09:40
「ビットコインはデジタル・ゴールドに向かう軌道に」ビットワイズCIO見解
米ビットワイズのCIOがWSJへの寄稿で、仮想通貨ビットコインがデジタル・ゴールドに向かう軌道にあるとの独自見解を示した。ボラティリティ低下などを背景に論じている。
09:15
金融大手FirstRand傘下のFNB、仮想通貨取引サービスを開始
大手FirstRand傘下で南アフリカの銀行サービス企業のFNBは、仮想通貨取引サービスの提供を開始。十分に銘柄を調査した上でビットコインやイーサリアムなどを取り扱う。
10/07 水曜日
18:40
金融庁、無登録の暗号資産交換業者一覧を専用ページで公開
金融庁は7日、警告書を発出した無登録の暗号資産交換業者を一覧にした専用ページを公表した。最新掲載は9月に追加された「IZAKA-YA」運営会社。大手海外取引所バイビットは2021年以降3度掲載されている。
17:52
ロビンフッド、ビットコイン約39.5億円分を自社保有 慎重姿勢から転換か=報道
米ロビンフッドが2,500万ドル相当のビットコイン(BTC)を自社のバランスシートに組み入れた。仮想通貨部門トップがThe Blockの独自取材で明らかにした。2025年には財務戦略としてのBTC保有に慎重な姿勢を示していた。
16:52
含み益のビットコインは約6割、休眠分除外で 中長期的に過熱遠い=アナリスト
クリプトクアントのアナリストDarkfost氏は7日、10年以上動いていないビットコインを除くと、含み益にある供給の割合は8月以降約60%で推移していると指摘。中長期的には過熱から遠く、現水準でのもみ合いは不合理ではないとの見方を示した。
16:14
ビットコイン、取引所から1日で2.4万BTC純流出 7ヶ月ぶり規模=サンティメント
サンティメントによると、5日にビットコインの取引所からの純流出が2万4,073BTCに達し、3月1日以来約7ヶ月ぶりの規模となった。取引所のBTC残高は総供給量の約6.50%まで低下。強気材料とする同社の見方と、その留保を伝える。
15:28
米政府関連アドレス、約834BTCと約4万BNBを送金
米政府関連アドレスが7日、833.6BTCをコインベース・プライムへ、40,285BNBを別アドレスへ送金したとアナリストが指摘した。計約1億300万ドル相当。戦略的ビットコイン準備金との関係も整理する。
14:49
コインベース、Coinbase Pro年末復活へ デリビット統合を完了
コインベースがデリビットの統合を完了し「Coinbase Global Exchange」を発足。米国と海外の仮想通貨デリバティブ市場を単一の流動性でつなぐ。2022年に終了した「Coinbase Pro」も年末に再始動する。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧