- VersaBankが発行、ソラナ上で取引を処理
- 州内90超の銀行・信組が既存の法人画面で利用
ファイサーブのデジタル資産基盤が稼働
米決済・金融テクノロジー大手のファイサーブ(Fiserv)は1日、同社のデジタル資産プラットフォームが金融機関の顧客向けに稼働したと発表した。最初の実用事例は、州営のノースダコタ銀行(Bank of North Dakota)が展開する米ドル裏付けのステーブルコイン「Roughrider Coin」だ。
Roughrider Coinの発行体は北米のデジタル銀行VersaBankが務める。Fireblocksがデジタル資産インフラとトークン化技術を提供し、取引はソラナ(SOL)のブロックチェーン上で処理される。
ファイサーブで組み込み金融・デジタル資産部門を率いるスニル・サクデフ氏は「コンセプトから本番運用へ移ることで、顧客が期待する信頼性やセキュリティ、規制基準を保ちながら、銀行業務と決済の新たな効率化を支援している」と述べた。
参加する銀行や信用組合は、同社の法人向けオンラインバンキング「Commercial Center」を通じてRoughrider Coinを利用する。各金融機関が従来の銀行間送金ですでに使っている業務画面だ。
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米ファイサーブがソラナチェーンを利用し独自ステーブルコイン「FIUSD」を年内開始と発表。パクソス・サークルと提携しソラナで運用。1万金融機関・600万加盟店ネットワークで展開予定。
州内90超の金融機関が銀行間送金に利用
ノースダコタ銀行は、ファイサーブの基盤が備える発行・準備金管理・カストディ・決済の機能を使い、州内の銀行業務と決済の流れにRoughrider Coinを組み込む。州内90超の銀行と信用組合が、銀行間取引をより効率的に行えるようになる。デジタルマネーの追加用途に向けた土台づくりも兼ねる。
ノースダコタ銀行のドン・モーガンCEOは「ファイサーブとともに立ち上げることで、パートナーであるコミュニティバンクや信用組合に、州の銀行間ネットワークでより効率的に資金を動かす新たな手段を提供する」とコメントした。
VersaBankはRoughrider Coinの発行に加え、ミント(新規発行)やバーン(償却)、カストディ、準備資産の管理を担う。いずれも金融機関が国の規制の枠組みの中でステーブルコインを運用するうえで中核となる機能だ。同行のデビッド・テイラー社長は「ファイサーブの規模と当行の規制下のデジタル資産機能を組み合わせることで、ステーブルコインを既存の銀行・決済システムに取り込むための信頼できる基盤を業界に提供する」と語った。
ファイサーブのプラットフォームは金融機関のほか、事業会社やマーケットプレイス、フィンテック企業を対象とする。ステーブルコイン連動カードの発行や国際送金、プログラマブルな商取引、財務業務の自動化に対応する。トークン化預金や、世界の金融機関向けの米ドル口座を含む多通貨口座サービスにも対応している。



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