EC大手eBay、NFT取引プラットフォーム設立へ

eBayがNFTの販売を許可

世界最大級のオンラインマーケットプレイスを運営するeBayは11日、自社のポリシーを変更し、NFT(非代替性トークン)の販売を行えるようにすると発表した。

ブロックチェーンという新たな技術で誕生した収集品の人気の高まりで、コレクターの動向が変化してきていると説明。トレーディングカードや音楽、エンターテインメント、アートなどのNFTを取り扱い、eBayの高い基準を満たす売り手が近くNFTを出品する。

具体的な販売開始時期については言及していない。

関連:非代替性トークンNFTとは|主な特徴と将来性を解説

eBayについては今月、NFT取引のプラットフォームの提供を検討していることが明らかになっていた。Jamie Iannone最高経営責任者(CEO)は米CNBCのインタビューで、「機会を探り、簡単な方法でeBayでの販売を可能にしたい」と語っている。

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eBayはインターネット黎明期の1995年、プログラマーのPierre Omidyar氏が、個人的なオークションサイトとして同社の前身である「AuctionWeb」を立ち上げて事業を開始。現在はナスダックに上場している世界有数のeコマースサイトだ。公式ホームページによると、190カ国でオンラインマーケットプレイスを展開している。

NFTの売買を開始した後、eBayはコミュニティにとって何が重要なのかを判断していくと説明。将来的には、「幅広いカテゴリで容易に安心してNFTを売買できるようなプラットフォームにしたい」との姿勢を示した。

また「数カ月後にはブロックチェーン基盤の収集品をeBayのプラットフォームで取り扱う予定。デジタルも含めた全収集品のマーケットプレイスとしてトップの地位に立ち、新たな世代のコレクターも取り込んでいきたい」と今後のサービス展開を示唆した。

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
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