eBay、仮想通貨サービス検討
eコマースのeBay社のJamie Iannone CEOは3日、暗号資産(仮想通貨)決済やNFT(非代替性トークン)の取引プラットフォームなどの提供を検討していると語った。米CNBCとのインタビューで事業内容について語る際に言及した。
eBayはインターネット黎明期から根強い人気を誇るECサイト。ナスダック上場企業でもあり、インターネットオークションサイトとしては世界最多のユーザー数を誇る。
導入済みのアップルペイやグーグルペイに加え、仮想通貨などの選択肢も引き続き検討していくと説明。既にビットコインなどの取引はeBay上で行われる事例もあるが、正式な決済手段としては導入されていない。
また、ECサイトとして予々コレクタブル領域にも携わっていることから、NFT取引の摩擦減少にも務める姿勢を示した。既に一部のNFT販売はeBayで行われているものの、実際の取引はサイト外で行われている事例もあるとIannone氏は指摘。
eBayのサイトだけで全てのトランザクションを可能にしたいと述べ、NFTについては以下の通りコメントした。
機会を探り、簡単な方法でebayでの販売を可能にしたい。
eBay社は過去にはLibra(リブラ)財団に加盟していたが、規制へのコンプライアンスを懸念して2019年10月に脱退を表明。また、2014年と仮想通貨黎明期にも仮想通貨決済を導入する可能性を示唆した経緯がある。