Bakkt、ビットコイン決済を試験導入へ 米レストランチェーンとの提携で

ビットコイン決済を試験導入

インターコンチネンタル取引所傘下のデジタル資産関連企業Bakktは3日、米レストランチェーン「Quiznos」とパートナーシップを締結したことを発表した。

利用客の多い空港内の店舗など、一部のQuiznosに暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)による決済を試験導入することが目的。Quiznosの本社がある米コロラド州デンバーで、8月中旬からサービスを開始する予定だとしている。

Bakktとは

Bakktは、ビットコインの先物取引やオプション取引も提供する仮想通貨関連企業。 ビットコインや現金、ギフトカードなどのデジタル資産を利用・管理できるアプリ「Bakkt App」も提供し、幅広く事業を展開している。

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Quiznosは1981年に創設されたサンドイッチチェーン。現代の忙しい消費者に向け、従来のファストフードに代わる新鮮で高品質な食事を提供している。プレスリリースによると、米国以外でも32カ国で事業を展開しているという。

今回発表されたビットコイン決済には、消費者向けアプリ「Bakkt App」を利用。Bakkt Appを使ってビットコインで支払いをした顧客は、15ドル相当(約1600円)のビットコインを報酬として受け取れるようにもする。

Quiznosを所有するREGO Restaurant Groupのトップは、今回の発表に際し、以下のようにコメントを寄せた。

 

Bakktのような革新的な企業とのパートナーシップが、我々にとって魅力的な理由は数多くある。特に、速くてシームレスな取引として、ビットコインを販売時点管理(POSシステム)に直接導入できる点が大きなメリットだ。

 

デジタル化を進め、モバイル端末を使う若い世代の、仮想通貨などの代替手段を決済に使いたいという需要に応えていく中で、Bakktのサービスを導入できることを嬉しく思う。

Bakktの最高収益責任者(CRO)は、今回の試験的なサービスを行いながら、米国内にある他のQuiznosの店舗にもビットコイン決済を導入すべきかを検討していくと述べている。

Bakktは今回のプレスリリースの中で、これからもパートナー企業のネットワークを強化し、法定通貨と同様にデジタル資産を決済に利用できるようにしていくと説明。日常生活の一般的な支払い手段として仮想通貨が使われるような方法も探っていくとした。

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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