リップル社、XRPのマーケットメイク計画の可能性=報道
XRPの流動性拡充を計画か
米リップル社がロンドンとシンガポールで暗号資産(仮想通貨)XRPのマーケットメイクプラットフォームの立ち上げを計画していることを、CoinDeskが情報筋の内容として報じた。しかし、リップル社の代表はCoinDeskに対して、そのような計画はないと答えた。
当初の報道によると、リップル社はそれぞれの国で、裁定取引の経験を持つトレーダーと、マーケットメイク及びセールスの担当者を募集。最大で計10名のスタッフを採用する予定だという。
マーケットメイクとは
マーケットメイクは、金融市場における取引方法の1つで、取引所から指定された値付け業者(マーケットメイカー)が、常時「売り」と「買い」の気配値(指値)を提示し、投資家の売買を成立させる方法。(SMBC日興証券参照)
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昨年12月に米SEC(証券取引委員会)がリップル社を訴えた直後、欧米一部のマーケットメイカーが相次いでXRPの取扱を停止すると発表したことから、リップル社が自らXRPの流動性を確保する必要性があるとの指摘がみられた。
「和解の計画はない」
現在進行中のリップル裁判について、リップル社側のリーガルチームは米FoxBusinessに対して、SECと和解する計画はないとコメントしたようだ。
FoxBusinessの報道員Charles Gasparino氏によると、リップル社側のリーガルチームは「Gensler委員長に、リップル社の裁判で業界の勝者と敗者を選ぶことはイノベーションの阻害になると証明することに自信がある」と話したという。
和解に関しては、今年の2月にリップル社とSECが提出した共同文書でも、「両当事者の弁護士が面会して協議したものの、現時点では、和解の見通しはないと考えている」と記されており、また、現在の裁判進捗からも和解の可能性は極めて低いと、リップル社の代表弁護士をつとめるJames K.Filan氏が先日述べていた。
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