米SEC、3つの仮想通貨・ブロックチェーン関連ETFを承認

新たな3つの業界関連ETF

米SEC(証券取引委員会)は新たに3つの暗号資産(仮想通貨)業界関連のETF(上場投資信託)を承認したことがわかった。

2つのETFは、米大手資産管理会社Invescoが仮想通貨投資企業Galaxy Digital および指数プロバイダーAlerianと提携し提供するもので、「Invesco Alerian Galaxy Crypto Economy ETF」と、「Invesco Alerian Galaxy Blockchain Users and Decentralized Commerce ETF」となる。

これらのETFは2つの「Alerian Galaxy Global」指数を追うものとして、前者はブロックチェーン企業とマイニング企業がポートフォリオに組まれており、後者はブロックチェーンのリサーチおよび開発に関わる企業のパフォーマンスをトラッキング。2つのETFはともにポートフォリオの15%をビットコイン投資信託GBTCで運用するという。

また、デリバティブ取引所Cboeに上場している。

3つ目のETFは、資産管理会社Volt Equityが提供する「Volt Bitcoin Revolution ETF」で、ビットコインを保有する企業の株式のパフォーマンスを追う。

このETFは最大で25%のポートフォリオをビットコイン(BTC)を最も保有しているMicroStrategyに分配し、ほかに、PayPalやテスラ、スクエア、コインベースも組成銘柄となる。一方、ツイッター社やビットコインマイニング企業Marathonはポートフォリオに組み入れられていない。

Voltの創設者Tad Park氏はDecryptの取材でETFの承認について、「このETFの承認は大きな躍進だ。一年前では承認されることはほぼ不可能だった」とコメントした。SECは未だビットコインETFなどの単一銘柄の上場投資信託を承認したケースはない。

ETFとは

「Exchange Traded Fund (上場投資信託)」の略。投資信託の中でもETFは証券取引所に上場しているため、株式と同様に売買ができる。ビットコインやイーサリアムのETFがローンチされている国もあるが、米国では申請が承認された事例はない。

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画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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