加マイニング企業Bitfarms、49億円相当のビットコインを買い増し
上場企業の仮想通貨購入事例
ナスダックに上場する暗号資産(仮想通貨)マイニング企業Bitfarmsは10日、4,320万ドル(約49億円)相当のビットコイン(BTC)を買い増ししたことを発表した。
2022年1月の第1週に1,000BTCを購入したと説明。同社のビットコイン保有量は、200億円相当の4,300BTCを突破した。
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Bitfarmsはカナダを拠点する、ビットコインのマイニング企業。2017年に創設され、トロント証券取引所(TSX)へ上場した後、2021年6月にナスダックに上場した。環境への影響を配慮し、施設の電力の99%以上に水力発電を利用していることが大きな特徴だ。
1月3日時点では、同社は2021年には、3,301BTCを保有。今回購入した分で4,300BTCになり、保有量が30%増加した格好だ。
Bitfarmsの最高経営責任者は今回のBTC買い増しについて以下のようにコメントした。
我々の戦略は、株主のために、低いコストで迅速にビットコインの保有量を増やすことだ。そのために、常に資本を効率的に配分している。
マイニング機器の値段は現在も高いままだが、ビットコイン価格が下落したことで、現金をビットコインに替える機会を得た。我々はこれからも成長戦略を遂行し、2022年末までにハッシュレートを8Exahash/sに到達する目標を達成していく。
ハッシュレートとは
マイニングの採掘速度のこと。「1秒間に何回計算ができるか(Hash/s)」を表しており、マイニング機器の処理能力を表したり、仮想通貨のマイニングがどれくらいのスピードで行われるかを示したりする際の指標として用いられる。
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します