adidas Originals、NFTの初期ロードマップを公開
「Into The Metaverse」のロードマップ
「adidas Originals」は20日、初のNFTコレクション「Into The Metaverse」の最初のロードマップを公開した。
Into The Metaverse(ITM)はadidas Originalsが昨年12月に発行し、発売した同ブランド初のNFT。人気NFTの「Bored Ape Yacht Club(BAYC)」と「PUNKS comics」、そしてNFTのインフルエンサーgmoney氏とコラボレーションして実現したものだ。
このNFTはいわゆる「NFTパス」であり、さまざまなデジタルと現実のプロダクトを入手できる権利が付与されている。ロードマップは今後のプロダクトリリースなどに関連している。
まず、最初の現物プロダクトを償還する時期は3月で、保有者は「http://adidas.com/into_the_metaverse」でウォレットを接続してプロダクト(商品)を無料で注文することが可能になる。なお、どのプロダクトかは現時点では明かされていない。
次に、保有者が注文すれば、所有するNFT(ERC-1155規格)は一度バーンされて、「第二段階」となるERC-1155規格NFTを受け取ることになる。受け取るためにはETHガス代を支払う必要はあるが、一定の期限が設けられるという。
adidas Originalsは通常のNFT規格「ERC-721」ではなく、ERC-1155規格を採用した。トークンに様々な情報を付け加えるで唯一無二の価値を持ったトークンを発行するためのERC-721に対し、ERC-1155はERC20とERC721のハイブリット型とも言われるもので、1つのコントラクトで複数のトークンを扱える。OpenSeaなどで「Into The Metaverse」のNFTが「1アイテム」として表示されているのは、ERC-1155を利用していることが理由で、実際は29,620枚のNFTが存在している。
また、それ以降のロードマップは今後発表する予定だという。
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