マイクロストラテジーの子会社、ビットコイン担保で250億円調達
ビットコイン買い増しに利用へ
米マイクロストラテジー社の子会社「MacroStrategy」は29日、暗号資産(仮想通貨)ビットコインを担保として250億円(2.05億ドル)を調達したことを発表した。
マイクロストラテジーは上場企業としては最多のビットコインを保有することで知られており、MacroStrategy(マクロストラテジー)はビットコインの保管などを担当する子会社だ。
融資を行なったのは米Silvergate銀で、マイクロストラテジーが1,000億円に相当するビットコイン(BTC)を両社に認可されたカストディアンに預けている。Silvergate銀はビットコイン担保のローンを提供している。
マクロストラテジーは新たに借りた250億円の資金について、今後ビットコインの更なる買い増しやローンの利息、企業の一般的利用などで使用していくとした。
マイクロストラテジー社は今回のローンを組むまでは125,051BTCのビットコイン(約7,300億円)を保有。これまでの購入コストが約4,700億円で含み益は2,600億円と試算されている。
前回行なった買い増しは2月1日に発表されたもので、その後マイケル・セイラーCEOはブルームバーグの番組で、同社が更なる買い増しを検討していることを明らかにしていた。
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