はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

米マイクロストラテジー、更なるビットコイン買い増しを検討中

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

購入プランは検討段階

米マイクロストラテジー社のマイケル・セイラーCEOは3日、ブルームバーグの番組で、同社が暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)の更なる買い増しを検討していることを明らかにした。

同社は、上場企業としては最多のビットコインを保有することで知られている。

20年8月に初めてビットコイン保有を表明した後も定期的にビットコインを買い増ししており、2月1日には、新たに660ビットコイン(28.6億円相当)を購入したことを発表。保有するビットコインは125,051BTCに達している。

関連:米マイクロストラテジー、28億円のビットコイン買い増し

マイクロストラテジー社は直近のビットコイン買い増しを、借金ではなく純現金収支(フリーキャッシュフロー)を使用して行った。

同社は2021年、9,000万ドル(約100億円)のキャッシュフローを生み出した。セイラーCEOは、このキャッシュフローは現在の債務返済に充てた後、残りをビットコイン購入に使用すると説明。

マイクロストラテジー社は、キャッシュフローの利用以外のビットコイン購入方法も検討している。セイラーCEOは、その計画について以下のようにコメントした。

最も説得力があり、そして興味深い方法は、現在自由に動かせる110,000ビットコインから、利回りを得ることだ。あるいは、この110,000ビットコインを担保に資金を借り入れ、その資金をビットコインに再投資することも考えられる。

セイラーCEOによると、どういった買い増し方法を採用するかについては、現段階では確定していないという。今後、リスクパラメーターを参照しつつプランの検証を行うそうだ。

自社株式の魅力を主張

セイラーCEOはインタビューで、マイクロストラテジー社の株式が、ビットコインへのエクスポージャーを持つその他のETVよりも価値があるとも語った。

ETVとは、商品または通貨に投資するグラントール信託。ETF(上場投資信託)とは異なり、1933年証券法に基づいて登録されているのが特徴だ。

また同社の株式は、現在の金融市場に存在するビットコイン先物ETFやグレースケールのような投資信託とは異なり、投資に手数料が必要ないのも利点であるという。

セイラーCEOは、マイクロストラテジー社の株式は、スポットETFと比較した場合でも、より魅力的であると説明。手数料を取らないだけでなく、保有株から更なる利回りを得ることも可能と主張した。

関連:マイクロストラテジー社CEO、ビットコイン下落も強気姿勢を継続

2020年から続く強気

セイラーCEOが率いるマイクロストラテジー社は、2020年8月に企業資産としてビットコインを購入してから、相場の状況に関係なく、一貫して強気の立場を維持している。現在に至るまで、たびたび買い増ししている反面、一度の売却も行っていないのが特筆すべき点だ。

なお、1日に公開された2021年4Q(10月〜12月)の決算によると、同期ではビットコイン保有の減損が3Qの約-75億円から-168億円に増加したという。しかし、保有するビットコイン全体としては1,044億円の含み益がある。

無形資産として扱われるビットコインなどの仮想通貨は、価値下落が減損として記録される。仮にその価値が回復しても、評価損を修正することはできない仕組みだ。

関連米マイクロストラテジー、ビットコインの減損を計上へ SECの指摘受け

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/12 金曜日
16:19
ソラナ公式が「XRP登場」を発表 wXRPが同日ローンチ
ソラナ公式が12日、XRP統合を発表。ヘックス・トラストもwXRPのソラナローンチを同日発表し、1億ドル超のTVLを確保。レイヤーゼロ技術を活用したクロスチェーン機能で、ソラナDeFiでのXRP利用が実現へ。
15:10
Animoca Brands Japan、ビットコイン分散型金融「Solv Protocol」とMOU締結
アニモカジャパンはSolv ProtocolとMOUを締結し、企業のビットコイン保有・運用を支援するDAT領域で協力を拡大。BTCFi活用による財務戦略の高度化を目指す。
14:57
米CFTC、ポリマーケットなど4社にデータ規制で柔軟対応
米CFTCが予測市場運営4社にノーアクションレターを発行し、特定の記録保管要件を免除。業界全体の取引高は2025年1-10月で279億ドル(約4兆2000億円)に達し、急成長が続いている。
13:55
コインベース、予測市場とトークン化株式ローンチ予定=ブルームバーグ
米最大手仮想通貨取引所コインベースが12月17日に予測市場とトークン化株式を発表予定。ジェミニのCFTCライセンス取得やDTCCのトークン化承認など、業界の競争激化と規制進展が加速している。
13:20
テラフォームラボのド・クォン創業者に懲役15年の判決 ステーブルコインUST崩壊背景に
テラフォームラボのド・クォン創業者に米国地裁で懲役15年の判決。2022年のアルゴリズム型ステーブルコインUST崩壊により数兆円の被害をもたらしていた。
13:10
YouTube、クリエイター報酬でペイパルのステーブルコイン支払いに対応
フォーチューン誌によると、ユーチューブが動画プラットフォームのクリエイターに対し、ペイパルのステーブルコインPYUSDでの報酬受け取りを選択できるようにした。現在は米国ユーザーのみに適用される。
11:53
ビットコイン9万ドル割れから反発、売り圧力後退も流入資金は半減
12日の暗号資産市場でビットコイン(BTC)はFOMC後に一時9万ドルを割り込んだが米国時間にかけて反発した。ただアナリストは売り圧力減少による反発と指摘し、ステーブルコイン流入が8月比50%減の760億ドルまで縮小した。新たな流動性回復まで上昇は限定的で、週足9万3000ドル確保が強気継続の条件に。
11:35
コインベース、ソラナ系トークンの直接取引を開始 上場審査不要で即時売買
米仮想通貨取引所大手コインベースが、アプリ内でソラナ系トークンをDEX経由で直接取引できる新機能を発表。従来の上場審査なしで数百万種類のトークンに即座にアクセス可能。1.2億ユーザーに順次展開予定。
11:04
国税庁が調査結果を発表、暗号資産取引の追徴税額46億円に
国税庁が令和6事務年度の調査結果を公表。暗号資産取引に対する追徴税額は46億円で前年比31%増、1件当たり745万円と全体平均の2.5倍に。政府は分離課税導入に向け調整を進めている。
10:02
米上院銀行委員会長、仮想通貨「クラリティ法案」で銀行幹部らと協議
米上院銀行委員長がビットコインなど仮想通貨の市場構造を定める法案で銀行業界と協議し、進展があったと報告した。ステーブルコイン利回りやDeFiが法案の争点となっている。
09:49
米CFTC、仮想通貨取引の引き渡し規則を撤廃 規制緩和へ
米CFTCが仮想通貨の「現物引き渡し」に関する2020年ガイダンスを撤回。ファム委員長代行は「時代遅れで過度に複雑」と指摘し、規制簡素化へ。12月には現物取引承認やパイロットプログラム開始など、トランプ政権下で仮想通貨規制の整備が加速。
09:35
コインベース、ラップドトークン向けにチェーンリンクのクロスチェーン技術を採用
仮想通貨取引所コインベースはチェーンリンクのクロスチェーン技術を採用。ビットコインのcbBTCやイーサリアムのcbETHなどラップドトークンの送金に活用する。
09:25
米決済機関DTCCがトークン化サービス開始へ、SECから許可
米預託信託決済機構DTCCの子会社DTCがSECから無措置書簡を取得し、DTC管理下の実世界資産をトークン化する新サービスの提供が承認された。2026年後半にサービス展開を開始する予定だ。
08:20
ビットコイン、年末サンタ・ラリーの可能性低下 FRB利下げ後=アナリスト分析
FRBが25ベーシスポイントの利下げを実施した後、ビットコインが約9万ドルまで下落した。アナリストは年末のサンタ・ラリーが起こりにくいと分析しており、強気の確信は2026年初頭に先送りされている。
07:35
ステート・ストリートとギャラクシー、トークン化キャッシュ運用ファンドをローンチへ
ステート・ストリートとギャラクシーは、トークン化したキャッシュ運用ファンドのローンチ計画を発表。まずは仮想通貨ソラナのブロックチェーンに対応し、将来的にはステラやイーサリアムなどにも拡大するとした。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧