ビットコイン続落で23000ドル割り込む、ドル指数は1ヶ月ぶり高値
仮想通貨市況
18日の米株式市場では、ダウ平均は前日比18ドル(0.1%)高。
市場関係者からは弱気相場のリバウンドと見る向きも強く、9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に、利上げ及び金融引き締めに対する警戒感が再び強まるとが懸念される。
暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコインは前日比1.88%安の22,812ドルと続落した。
15日に25,000ドル台で上値を重くして以来、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録発表を前に反落すると、上昇ウェッジを割り込み下げ足を強めた。7月下旬以降の短期的な過熱感の反動もあり、調整色を強めている。
先月のレンジ上限21,500〜22,500ドル辺りまでに下げ止まれるかどうかが目先の焦点か。
為替市場で主要通貨に対するドルインデックス(ドル指数)が1ヶ月ぶりの高値を付けたことも、株や暗号資産(仮想通貨)などのリスク資産を厳しい状況に追い込んでいる。
セントルイス地区連銀のブラード総裁らが、「9月のFOMCでは0.75bpの利上げ支持に傾いている」と米ウォール・ストリート・ジャーナルのインタビューで明かしたことなどが背景にある。
アナリストのJustin Bennett(@JustinBennettFX)氏は、「ドル指数の強さは、リスク資産の下落を意味する」と指摘した。
暗号資産デリバティブ(金融派生商品)市場では、先週に引き続きビットコインのFundingRate(資金調達率)がマイナス乖離で推移するなど、弱気傾向にある。
アルト市場
アルトコイン市場では、直近高騰していた犬系コインからの資金抜けが目立った。ドージコイン(DOGE)が前日比9.3%安、シバイヌ(SHIB)が前日比11.9%安に。
その他の主要アルトでは、ソラナ(SOL)が前週比16.2%安、アバランチ(AVAX)が21.1%安と厳しい。
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