FIFAワールドカップ、NFTコレクション「FIFA+ Collect」リリースへ 9月後半に初期コレクションが展開開始
限定コレクションも展開予定
FIFA(国際サッカー連盟)は2日、新NFT(非代替性トークン)コレクション「FIFA+ Collect」を発表。9月後半にリリースを予定していることを明かした。
今回発表された「FIFA+ Collect」には、試合のハイライトのほか、FIFAワールドカップやFIFA女子ワールドカップ関連のアートやイメージ画像がNFTとして含まれる。近日中には今後の「限定コレクション」の情報も公開される予定。
NFTとは
NFTとは、「Non-Fungible Token」の略称で、代替不可能で固有の価値を持つデジタルトークンのこと。ゲームや音楽、アート作品、各種証明書など幅広く技術が活用されている。
▶️仮想通貨用語集
FIFAのロミー・ガイCBO(最高ビジネス責任者)は、「FIFA+ Collect」の展開について以下のようにコメントしている。
今回のエキサイティングな発表により、FIFAのコレクタブルグッズはあらゆるサッカーファンに提供され、またFIFAワールドカップの一部の所有を提供する。記念品やステッカーのように、これは世界中のファンにとって、新しいプラットフォームでお気に入りの選手や試合の瞬間などにエンゲージできる身近な機会となる。
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同コレクションは、ブロックチェーンにアルゴランド(ALGO)を使用する。アルゴランドは2017年に米MIT(マサチューセッツ工科大学)の教授であるミカリ氏が創設したブロックチェーン・プロジェクトだ。DeFi(分散型金融)と既存金融を統一した未来型金融(FutureFi)を実現すべく、相互運用性と取引処理能力に特化しているのが特徴で、21年10月にはコミュニティ主導の分散化が始動した。
また22年5月には、FIFAのロックチェーンパートナーに就任したことが発表され、ウォレットソリューションの提供やブロックチェーン戦略をサポートすることを公表していた。
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Crypto.comもスポンサーとして参加
FIFAのワールドカップはサッカー界で最も注目度の高い大会。4年に一度開催される「祭典」とも呼ばれており、22回目のFIFAワールドカップは、今年の11月20日から12月18日にかけて中東カタール(カタール国)で開催される予定だ。FIFAの資料によると、中東で初めてワールドカップを開催するための投資額は2,300億円に相当するという。
暗号資産(仮想通貨)企業としては、仮想通貨取引所や決済サービスなどを運営するCrypto.comも、同大会のスポンサーに就任している。
同社はスポンサー契約によって、スタジアムの内外で広告などを通して世界に向けて同社の認知度を高める機会を得ている。またユーザーにワールドカップを観戦する機会や限定グッズを提供したりすることも可能となっている。
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