ZARA、メタバースファッション「Y2Kクリーチャーズ」をリリース
メタバース向けのファッション
ファッションブランド「ZARA(ザラ)」は22日、メタバース(仮想現実)向けの新コレクション「Y2Kクリーチャーズ」をリリースした。
コレクションは、メタバースプラットフォーム「ZEPETO(ゼペット)」での利用を想定したもので、「フィジカルコレクション」も展開される。
「ZEPETO」は、世界中で2.5億人以上のユーザーに利用されている。顔写真を取り込むことにより、自分そっくりの3Dアバターを作成。LINE、Twitter、インスタなどのアプリと連携可能で、LINEのスタンプとして使用したり、Twitterやインスタなどのアプリで投稿して楽しむことが可能。
今回のコレクション展開は、ZARAにとって3回目の「ZEPETO」とのコラボレーションだ。
「Y2Kクリーチャーズ」は10種類のアイテムで構成され、ベストやセーター、スカート、バッグ、ブーツなどが含まれる。ビビットカラーの採用がコレクション特徴になっており、ZARAは、デザインの多くは、「ZEPETO」内で誕生し、ドラゴンの姿をしたクリーチャーが、デザインのヒントになったと説明している。
また、「ZEPETO」内ではコレクションに関連した壁紙やフォトブース、ヘアスタイルやネイルなども展開される予定だ。
AR試着コンテンツを展開
「Y2Kクリーチャーズ」の発売に合わせて、ZARAはSNS「スナップチャット」上に公式チャンネルを設置した。
このチャンネルでは、AR(拡張現実)関連のコンテンツが展開され、4つのARレンズのほか、「Y2Kクリーチャーズ」を試着できるARフィルターを体験することができる。
フィルターは「クリーチャー」にインスパイアされた内容で、デジタル体験と実世界を融合させた拡張現実でY2Kコレクションを楽しむことが可能だ。
メタ社などもVRファッションに参入
アバター向けのバーチャルファッションは、メタバースの流行に伴う形で、各企業が展開を進めつつある。
メタバースを積極的に推進する米メタ社もこの分野に取り組んでおり、バレンシアガやプラダなどの高級ブランドとの提携を進めているほか、22年6月にはアバター向けのマーケットプレイスを設立。7月には、デジタルファッション企業DressXと提携した。
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国内でもメタバースとファッションを結び付ける動きは進行中で、22年9月には、国内暗号資産(仮想通貨)取引所コインチェックが、同社が取り組むメタバース都市「Oasis(オアシス)」と、ファッションブランド「TOMO KOIZUMI」(トモ コイズミ)」とのコラボレーションが決定している。
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します